早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

知られざる歴史・・・

2017年09月25日 04時43分14秒 | 読書




 私たちが学んでいる日本史だって、

勝者の歴史に他なりません。

日本史はなぜか平城京や平安京など

近畿地方についての記述ばかりです。

当時だって、東北地方や九州地方に

人びとの営みはあったはずです。


でもそうした人びとの歴史は

ほとんど残っていません。

江戸時代に水戸藩で「大日本史」

という歴史書が作られました。

これは、江戸時代までの天皇の歴史が

いかに正統であるかという視点から

日本史を書き直したものです。


こう見ると勝ったものが記録を残し、

負けた者の記録は残っていないからです。

過去のさまざまな歴史というのは

勝者が残した記録を

構成の学者が分析をして作り上げたものです。


一方で敗者の歴史というのは、

この世界から抹殺されています。

ですから私たちが学んだ歴史は言ってみれば氷山の一角で、

実はそれ以外にも

知られざる歴史がたくさんあるということを

常に頭の片隅にとどめて置いて欲しいのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 知られざる歴史・・・

それは自分の爺さんや婆さんから

伝え聞く話ではないだろうか...!

子供の頃、田舎に帰って、爺さんや婆さんから

いろいろ聞いた面白い話が懐かしい

僕のご先祖様など敗者も敗者

争うどころか争いごとに蹴散らされたような立場

歴史などあろうはずはない

でも年寄りから伝え聞く話は

先祖代々の話だろうと思う

我々、庶民には民話とか昔話という伝え方を知っている

これが庶民にとっての庶民の歴史

と言えるのでないだろうか・・・


時代によって書き換えられることのない法則が

その昔ばなしには脈々といきている

まんが日本むかしばなしが僕は大好き・・・

このまんがこそが僕の大切な日本史である

そしてお年寄りの伝え聞く話が

子供たちが心の中にとどめておくべき歴史観・・・

そういう意味で

僕自身が若い人にどんな話を残していくかということは

とんでもなく、重要であることを

この池上さんの本を読んで感じた次第


       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




南京大虐殺・・・

2017年09月24日 04時31分55秒 | 読書




 南京大虐殺についても

日本では大きな論争になりました。

日本軍が南京で30万人以上に及ぶ大虐殺を

行ったという見解が中国側から出ました。

これも勝者の歴史です。

勝者がそういうふうに描いてきたので、

日本でもそれを鵜呑みにしていた時期がありました。


でも実際にその後の研究により、

南京で何らかの虐殺は明らかにあっただろうが、

30万人という数字はあり得ないだろう

ということもわかってきています。

昔だったら勝者の歴史しか残っていませんが、

現代ではさまざまな証言や史料を

科学的・実証的に分析することによって

歴史の見直しも行われているということです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 南京大虐殺と言われれば、

日本人の一人として本当に心が痛む出来事

本当にそのようなとんでもない過ちを

日本軍は犯してきたのだろうか?

原爆による長崎・広島の被害者数は,

広島40万、長崎20万人
(現在まで年々原爆被災で死んでいく原爆被災者を含む。)

この原爆被害者数に匹敵する大虐殺を

当時の南京で日本軍が行ったという勝者の論理

それは敗者にとっては

恐ろしいほどの仕打ちである


被爆したわが国はただひたすら過去の過ちを背負い

未だに原爆被害地域の人びとは孫末代まで

被爆の苦しみから解き放たれてはいない

平和で争いのない世の中を全世界の人が望むならば、

戦勝国が勝者の論理を取り払い、

原爆被害地域において

戦勝国の元首が心から謝罪の意を述べるような

政治的アクションがあれば

核兵器などという恐ろしい道具が

この世の中から消え去る一歩になるような気がする


歴史というものと自分は

どのようにつきあっていっていくのか

とても難しくて・・・

少なくとも鵜呑みにはできないとそう思う


       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




東京裁判史観

2017年09月23日 05時13分14秒 | 読書




 日本の現代史にも、

勝者の歴史というものが強く反映されています。

戦後の日本には

「東京裁判史観」という言い方があります。


1946年から48年にかけて

行われた東京裁判では、

勝者である連合国が敗者の日本を裁きました。

この裁判によって、

戦争中の日本軍による

残虐行為が次々に明らかにされます。

そのことによって国民は

大きな衝撃を受けたと同時に、それ以後、

日本は侵略行為を深く反省しなければならない

という歴史観を持つことになりました。

こうした歴史観を揶揄した言葉が

「東京裁判史観」です。


つまり、戦後の歴史観は

日本の負の部分ばかりが強調されていると

批判する人びとが「東京裁判史観」

という言葉を使い出したわけです。


東京裁判をどう評価するかという点については、

今なお意見が分かれています。

ここではその詳細に立ち入りませんが、

戦後の日本の歴史観に、勝者の側からの

歴史観が反映されていることは確かでしょう。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 この日本で、今を生きる人びとが

この過去の過ちを二度と繰り返してはいけないと

そう思っているが、日本人がこんなにも

苦しくて辛い経験をしてきたということは説明できても

本当にどんな過ちをどのように侵してきたのか

僕は他の国の人に説明できない


この戦争中の日本軍の残虐行為が

本当にあったのかどうか

などということは口にもできない

そんな風潮さえあったように思う

でもこれから先に

明らからにされていくことを願っている

そして東京裁判をあらゆる国から

評価願いたいものである


ともかくどんな状況であれ

戦争という殺し合いによる

解決の選択肢は選んではいけない

もっと進んで言えば、相手を憎しむことさえ

慎まねばと思う


とは言え、歴史というものが

勝者からだけの論理だけで

語られているということだけは

頭の片隅に置いて、

もっとたくさんの本を読んで

いろんな人びとの生きてきた姿を見つめていきたい・・・




       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




政治的意図による歴史(中国)

2017年09月22日 04時42分22秒 | 読書




 戦争中、「国共合作」と行って

国民党と共産党が一緒になって

日本の侵略と戦うことになりましたが、

その実態は国民党が主体の戦争でした。

共産党は、国民党と日本軍を戦わせ

両方を弱体化させ、

自分たちが漁夫の利を占めよう

という戦略をとっていたのです。


中華人民共和国というのは、

共産党が国民党に勝って築き上げた国です。

国民の選挙で選ばれたという

政治的正当性はありません。

ではどうするか。日本軍と戦い、

人びとを「解放した」ことに

政治的正当性を求めました。

なぜ共産党に政治的正当性があるのか。

それは日本軍の侵略と戦って勝ち、

中国の人びとを圧制から救ったからだという

歴史をつくり、それを教え込むわけです。


日中関係は実は

中国の国内問題だとよく言われます。

実際中国では共産党の支配が揺らぐと、

その度に反日キャンペーンが行われます。

「日本は酷かっただろう。その日本と戦って、

人びとを解放したのは共産党だ

ということを忘れてはいけない」

というアピールに躍起になるわけです。


歴史とは勝者が描いたものであると同時に

その時々の政治の事情や都合によって、

見直され書き換えられるものなのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 今日は中国の話、

今日も池上先生の鋭い大人の教養・・・

とても分かり易く

こどもニュースのノリで読ませてもらった

学生時代に、こういう風に教えてもらったら

どれだけためになっていたことか・・・


今までの僕の知識では恥ずかしいけど

中国共産党しか存在していなかった

国民党と日本軍が戦っていたなどというさえ、

お粗末ながら認識していなかった

なぜ中国と仲が悪いのか・・・

いや中国とだけでなく、

韓国にしろ、北朝鮮にせよ

我々日本人には近くて遠い国・・・


でもそれは時の権力者によって

歴史が捻じ曲げられ、

その結果私たち日本の

戦争を知らない人たちに映る

中国などの隣国に対する感情も

複雑に絡み合っているのだろう・・・


僕だけかも知らないが、

こうした隣国との関係について

十分勉強してこなかった現実

今はネットで調べれば

いとも簡単に調べることができる時代

近い国のこと、そして

日本がどういう関わりをしてきたのか

勉強せねばという想いが以前にも増して高まってきている・・・



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




韓国の歴史

2017年09月21日 04時39分03秒 | 読書




 韓国は、日本の敗戦後に

国連の主導で総選挙が実施され、その結果、

李承晩政権ができたと私たちは習いました。

でも実は、日本が

朝鮮半島を支配しているころから、

上海に韓国臨時政府

というものができていました。

いわば亡命政権ですが、

名前だけで実態は全くないものでした。

この臨時政府の初代大統領に

就任したことがあったのが李承晩です。


しかし、李承晩は

「臨時政府」の大統領を罷免され、

戦争が終わるまで、

朝鮮半島に入っていません。

アメリカで盛んにロビー活動をしていたのです。

戦争が終わった直後、

朝鮮半島に戻り、

ロビー活動の甲斐あって

大統領に座に収まるのです。



   おとなの教養  池上 彰 著



     








 昨日の北朝鮮にしろ、韓国にせよ

アメリカやソ連という大国の描いた

イメージ通りにコントロールされており

大国の密偵のような元首が

さも自分が建国の立役者であるように

歴史を作ってきたとは・・・


戦争終結時に自国にいなかった

などということが後年、

明らかになるのだから、

歴史とは本当に興味深いものである


歴史は権力によって書き換えられる

まさに朝鮮半島の現実・・・

その書き換えられた内容は

その地域を支配していた日本のことを

悪く書く以外にないだろう

悪に立ち向かった我らの英雄・・・


日本は朝鮮半島を支配していたわけだから、

それなりの振る舞いもあっただろうが

さも誇張して反日感情をあおるような

考え方にもそっと静かな日本

本当の悪は・・・などということも考えるまい!


でも正しい歴史は一つしかないわけで、

今を生きている自分のしてきたこと、

していることが日本の歴史であることは言うまでもない




       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。