早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

言語という穏やかな武器…!

2012年09月30日 06時12分36秒 | 読書







読書には非常な
自由が与えられています。
同じものを読んでも、
人によって全く
別の受け取り方ができるのでしょう。
イマジネーションを広げるという
極めて人間的な操作ができる。

抽象的な文字から、
月の光や湖水の輝き、
素晴らしい人やひどい奴を
想像することが可能なわけです。

 読書の習慣があれば、
表現も自然と豊かになりますし、
基礎的な知識だけではなく
教養も身につきます。

なにより人間関係を恐れなくなります。
言語と穏やかな武器がありますからね。
 
 「老いの才覚」 著 曽野 綾子


     
     









読書の習慣
それは素晴らしい財産
本さえあれば全然退屈しないし
楽しくて時間を忘れるし
待ち合わせの時間
相手の人にどうぞ遅れてほしい

遅くして読書の楽しみに
触れた自分としては
もっと若い時からと
悔やまれるけれど

そんな後悔よりも
得られる楽しみが勝っている

世の中の人は
みんなスマートホンを手にして
スマートホンを介して
読書をしている人もいる

そんな中で表紙のくたびれた
文庫本を読んでいる人をみると
なんと素敵な人だろうと思う

これだけデジタルな世の中
本を手にしている人が
気になってしかたがない

そして自分はもちろん
スマートホンもIpadも持っているが
本を読む事は何よりも楽しく
親しみやすく
いつも手にしている自分が
一番自分らしい…!

     早起き鳥





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雨あがる (山本 周五郎)

2012年09月29日 15時28分59秒 | 読書








「目の前に

こういう事が起こった以上、

自分の良心だけ守る

というわけにはいきませんからね、

ええ、それは却って

良心に反する行為ですよ、いや」


「……いや、

なにもしないんだから

行為とはいわないでしょう、

無行為、ともいわないですね」

 「雨あがる」著 山本 周五郎


     

     










知り合いの先生にお借りした本

「雨あがる」

大好きな山本周五郎の本
本には「雨あがる」のDVDが入っており、

そのDVDを観てから本を読んだ
最近、涙腺が弱く、泣くシーンでもないのに、
胸が熱くなってきた


目の前に起こること、
何もせず、見過ごせば済むこと

でも少しでも心ざわつく何かがあれば
その気持ちを抑えるか、

もしくはその気持ちに正直に
行動に移すか、

するも良し、しないも良し、
どちらもリスクが伴うかもしれない

自分ならどうするか?

この物語の主人公は
うまく立ち回ることの苦手な人
少し異質な個性の持ち主
どんな人にも情けをかける頭の低い人

彼は悩み傷つきながらも
常に行動にうつす人
それを理解する細君が実に素敵


やって後悔するより
やらずに後悔する方が
人生つまらないかも…!

先生ありがとうございました。
早起き鳥でお礼を

     早起き鳥






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損をすることに黙っていない…?

2012年09月29日 03時20分18秒 | 読書







おもうがまま行動に
移すのでは動物とかわりません。
本能をコントロールすることが
「遠慮」なんですね。

十人いれば、十分の一をもらえると思う。
できたら、十分の二人前
もらえたらいいなと考える
それをコントロールして、

本来は十分の一人前もらえるところを
「私はもう年寄りだから、
その半分でいいですよ
後はこの子供に上げてください。

かつては、損のできる人間に育てるのが、
教育の一つの目標でした。

動物は捕まえた獲物をまず自分が食べ、
残りを自分の子供や群れの仲間に
与える例が多いけれど、

人間は見ず知らずの人に
惠ということができる。
それが人間である証拠です。 


 「老いの才覚」著 曽野 綾子


     
     










めぐんであげるという言葉、
子供のころから、
相手をさげすむ言葉と
あまり好きじゃなかった
でも「恵む」という漢字を使うと
さげすみの意味など
みじんも感じられない
素晴らしい言葉である

恵むという言葉に
さげすみの意味などないはずである

純粋に奉仕の心で
愛を与える、ギブあんどギブ
見返りを期待しない
与え、つくす心

それが本来の人間の心であるはず
そして、その人間本来の心を
持ち合わせているのが
日本民族ではなかろうか

自分のものは自分のもの
人のものも自分のもの
手にした相手のものも
相手が何も言ってこなければ
自分のもの

取られておきながら
何も言わないのは
言わないものが悪い

どうも今の国際社会はちょっと
道徳的に惠む心が欠けている
と思わざるを得ない

     早起き鳥





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なぜ、豊かさを感じられないのか…?

2012年09月28日 03時17分51秒 | 読書







「日本は経済大国なのに、
どうして豊かさを感じられないのだろうか」
と言われますが、
答えは簡単です。

貧しさを知らないから
豊かさがわからないのです。
今日も明日も食べ物があって当然。
水道の栓をひねれば、水が飲める。

昔は日本人も水を汲みに行ったり、
薪を取りに行ったりしましたが
今ではそういう生活が
当たりまえになった。

もともと人間が生きるということは
どういうことかを全然しらない
おめでたい老人がふえたのです。

 「老いの才覚」
 著 曽野 綾子


     
     






豊かさとは感じる心の問題
だということなんでしょうね

便利快適を豊かさと感じるか、
不便でも自然の中で生きることを
豊かさと感じるか

科学や技術の進歩で
人の代行をする機械が目覚ましく
目をみはるよう

車であり、洗濯機や掃除機…
ありとあらゆるものが人の代行をしている
そのうち、人はなにもしなくて済みそうだ

でも本当にそれでいいのだろうか
今では脳で考えることさえ
コンピューターが代行してくれる

一年に何度かは
人間本来の野生にもどり
石器時代と言わないまでも
せめて江戸時代くらいの暮らしに戻す
記念日くらいは必要なのかもしれない

     早起き鳥





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病院のサービス、受ける受けない…!

2012年09月27日 02時59分21秒 | 読書







多くの高齢者の患者さんは
自分でできることもなさいません。

食器を返すのも人任せですし、
車椅子も押してもらっている。
驚いたのは、洗髪です。

そこには

「自分が受けさせていただける
サービスがあっても、
自分は受けなくていい。
もっと困っている方が、
代わりに使ってくださったらうれしい」

という気持ちが全く見受けれられません。

 「老いの才覚」
 著 曽野 綾子


     
     






介護する側、
介護される側
立場は違えど、
お互いが得る感謝の気持ち

介護をして差し上げる喜び
そんな介護士さんが
少しずつ広がりを
持ってきているように思う

介護される側の意識改革は
まだ少し先の話なのかも

でも自分自身にも
確実にやってくる被介護
自分はそのサービスを受けるかどうするか
自分はどうすべきか
判断する「気力」と「才覚」
が求められているのかもしれない

以前新聞で読んだけれど、
バリアフリーじゃなく、
ノンバリアフリーというのを読んだ、
甘えない老人の覚悟を垣間見た

     早起き鳥





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