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東京裁判史観

2017年09月23日 05時13分14秒 | 読書




 日本の現代史にも、

勝者の歴史というものが強く反映されています。

戦後の日本には

「東京裁判史観」という言い方があります。


1946年から48年にかけて

行われた東京裁判では、

勝者である連合国が敗者の日本を裁きました。

この裁判によって、

戦争中の日本軍による

残虐行為が次々に明らかにされます。

そのことによって国民は

大きな衝撃を受けたと同時に、それ以後、

日本は侵略行為を深く反省しなければならない

という歴史観を持つことになりました。

こうした歴史観を揶揄した言葉が

「東京裁判史観」です。


つまり、戦後の歴史観は

日本の負の部分ばかりが強調されていると

批判する人びとが「東京裁判史観」

という言葉を使い出したわけです。


東京裁判をどう評価するかという点については、

今なお意見が分かれています。

ここではその詳細に立ち入りませんが、

戦後の日本の歴史観に、勝者の側からの

歴史観が反映されていることは確かでしょう。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 この日本で、今を生きる人びとが

この過去の過ちを二度と繰り返してはいけないと

そう思っているが、日本人がこんなにも

苦しくて辛い経験をしてきたということは説明できても

本当にどんな過ちをどのように侵してきたのか

僕は他の国の人に説明できない


この戦争中の日本軍の残虐行為が

本当にあったのかどうか

などということは口にもできない

そんな風潮さえあったように思う

でもこれから先に

明らからにされていくことを願っている

そして東京裁判をあらゆる国から

評価願いたいものである


ともかくどんな状況であれ

戦争という殺し合いによる

解決の選択肢は選んではいけない

もっと進んで言えば、相手を憎しむことさえ

慎まねばと思う


とは言え、歴史というものが

勝者からだけの論理だけで

語られているということだけは

頭の片隅に置いて、

もっとたくさんの本を読んで

いろんな人びとの生きてきた姿を見つめていきたい・・・




       早起き鳥




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