早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

モデルケースとしてのキューバ

2018年01月31日 04時37分52秒 | 読書





 ここで面白いのが北朝鮮である。

北朝鮮がチャイナにそっぽを向いている状態なので、

逆にアメリカが国交正常化をしようという動きも見られる。

オバマ政権がその動きをみせ

下交渉のようなことをしていたが、

核の問題があり

正式交渉にまではこぎつけなかった。

キューバがアメリカと

うまく国交を結ぶことができたので、

北朝鮮としては

対米外交正常化を期待しているようだし、

アメリカ(オバマ政権)も

キューバを一つのモデルケースとして

北朝鮮と交渉を進めてきた。


キューバは北朝鮮にとっても良い前例なのだ。

何があっても絶対に

核兵器を北朝鮮は手放さないであろう、

今、北朝鮮が危惧していることは

チャイナに潰されないことなので、

韓国がチャイナに近づいている中、

むしろ北朝鮮はチャイナと距離を置こうとしている。

そういう非常に皮肉なことになっている。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 朝鮮半島情勢を考えるにあたって

とても興味深い視点

日本としては拉致問題という課題が残されており、

日本側としてののジレンマは計り知れない

外交における選択肢の幅は狭いことだろう


それにしても北朝鮮の核武装を許した

アメリカや日本の責任は重大である

1970年頃から1980年頃にかけて多発した

北朝鮮における拉致問題

地村さん夫婦や蓮池さんたちが帰国してから

早いもので15年近く経過している

その間に北朝鮮の核武装化は着々と進展し、

今や大国と堂々と対峙する核武装国家である


その間におけるクリントン・オバマ政権

そして日本政府の混迷による政権交代、

この失われた20年・・・

日本国民として政府批判はたやすいが

これを深く反省し、

国民自らが真実を知り正しい見識を持つことが

今、とても重要なことだと認識している


ところで、最近のニュースでいえば、

安倍首相がそしてアメリカ副大統領が

平昌オリンピックに出かけて行くとか

多くの反対運動が起きているが

これは何やらとんでもないイベントが

隠されているのかもしれない

日米による韓国に対する最後通牒か・・・?

余談の許さないところである



       早起き鳥




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「超限戦」とは...?

2018年01月30日 03時51分19秒 | 読書





 「超限戦」とはありとあらゆる人間活動が

戦場になるという考え方である。

すなわち戦場における戦闘だけではなくて、

情報、金融、経済、貿易を全て

戦争に勝つための戦場として利用するのである。

あるいは個人的な友情関係までも全て、

勝つために利用するのである。


わかりやすくいうと、戦争状態と

そうでない日常とを区別しないともいえる。

たとえば、日本に来ている

チャイニーズの大学教授による言論というのは

すべて中国共産党が勝つために

日本人を騙すためのものであるし、

個人的に訪日し日本人と親しくしている

チャイニーズの中には工作員がいて、

戦わずして日本が負けるように仕向けていくのである。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 またまた恐ろしいような言葉が出現

「超限戦」などという言葉は初めて目にする

いわゆる心理戦ともいえるのだろうか

孫子の兵法にある「戦わずして勝つ」

相手の戦闘心をくじいてしまう戦略

日本の戦乱の世にもあった「調略」・・・

そんな「超限戦」が

この日本の世の中に入り込んでいるとすれば

メディア、教育、政治・・・あらゆる分野に浸透しつつある

そんなふうにも考えられなくもない


僕自身、こんな投稿をしていること自体

タブーから逸脱しているのではないかと

ある意味、勇気がいる投稿ではある

そんな気持ちを持つこと自体、既にこの心理戦により

心の中にミサイルを撃ち込まれているのかもしれない

「日本は戦ってはならない、

戦わない国なのだから白旗を掲げて占領やむなし!」


でもこれが正しいのだろうか

もし自分自身がそして自分の家族が暴力に犯されそうなとき

もし狂った犬に犯されそうなときに

指をくわえて白旗をあげるのだろうか

思想がどうとか信仰がどうとか法律がどうとか・・・

そんなことを考えるまでもなく

本能的に対処するはずである


「自分のものは当然自分のもの、他人のものも自分のもの・・・」

「隣に住んでいる人は信用しない・かかわらない・・・」

「義務は無視、権利はすべて主張・・・」

そんな荒んだ心を持つ同じ姿・顔の隣人のなんと多いことか

気がついたらとっくに財産も何もかも

乗っ取られてしまっているかもしれない



       早起き鳥




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南シナ海を領海化...?

2018年01月29日 05時09分47秒 | 読書





 現在、チャイナの戦略原潜の基地は海南島にある。

これはSLBMを積んだ戦略原潜が

安心して沈んていられる海域が

他にはないからである。


今やSLBMの射程距離が伸びて、

南シナ海からでも

アメリカの西海岸まで届くようになっている。

その射程距離はすでに

1万キロであろうと推定されている。

しかし、南シナ海は今は公海なので、

どこにチャイナの戦略原潜が

潜っているかをアメリカは把握できる。

しかしこれが領海になってしまえば、

原潜の場所を探知できなくなる。


南シナ海はチャイナの戦略原潜SLBMの聖域となり、

核の第二撃能力をチャイナは持つことになる。

その結果、アメリカとチャイナの間にいわゆるMAD

相互確証破壊が成立してしまう。

ということは日本に対する

アメリカの核の傘はなくなるということになる。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 国の防衛を考える人たちが

こんなことを考えてるのか

と思うと背筋がゾッとする

著者が指摘するチャイナの野望

南シナ海、台湾、そして東シナ海、尖閣諸島と

大手を振って動き回ることの意味がよく分かる

それにしても戦略原潜SLBMとか

MAD相互確証破壊だとか

とんでもない言葉が飛び出すが、

僕自身、どういう意味なのか理解できなかった

すなわち、全くの平和ボケである

このままずっと永遠に日本が平和ボケ

していられたらどんなに幸せなことだろう


とはいえご縁あって地政学の本と出会った今

知らなかったことがあまりにも多々あって驚くばかり・・・

陸上にある核ミサイル基地なら

その基地を空爆すればそれでカタが付く

それでその国は一巻の終わりである

でも海の底深く潜っているミサイル基地原潜なら

その国の本土を攻撃しても

原潜から発射されるミサイルで報復を受けてしまう

MAD相互確証破壊の意味が飲み込めた


チャイナがこの海域の領海化に成功すれば

日本のシーレーンを分断し、アメリカ第七艦隊を封じ込め、

東南アジア諸国を属国化するなど

数多くの戦略目標を同時に達成することができる

チャイナの考えそうなことだ


とは言え、たとえ、相手がならず者国家といえ、

陸上にあったとする核基地を攻撃することなど考えられない

第3の被爆国が出現することである

こんなことを本気で考える国があったとすれば

あのチェルノブイリ事故が起きて実質敗北したソ連のように

天罰が下るに違いない



       早起き鳥




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島国になった韓国・・・

2018年01月28日 04時46分28秒 | 読書





 地政学的に見てみると、

朝鮮戦争が起こり38度線で国が分断され、

韓国は北朝鮮やチャイナとは、

行き来することはかなわなくなった。

つまり韓国は島になったのである。

島になってしまった韓国は

シーパワーにならざるを得ないわけで、

同じシーパワーの日本やアメリカと

仲良くやっていくしかなかったのである。


韓国国内の体制や好き嫌いではなく、

韓国としては、

防衛だけは米韓安保条約でバックアップし、

日本の助けを得て、韓国を支える必要がある。


第二次朝鮮戦争が起こった場合、

在韓米軍の一番大事な兵器庫は

広島の山の中にあり、

いざとなった時には

広島の呉港から運び出すことになっている。

日本が後背地なのだ。

にも関わらず、近年の韓国は

チャイナと接近したことによって、

また半島国家に逆戻りし、

昔の流れに戻ってしまっている。

つまりチャイナの属国化である。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 平昌オリンピックへの

日本選手団の壮行結団式がテレビのニュースで流れ

しばらくは平和の祭典で

韓国は歓声が轟くであろうが

その後の朝鮮半島情勢は予断を許さない・・・

もし万が一にもトランプ大統領が

北朝鮮軍事施設への空爆開始を決断したとなれば

北朝鮮はどのような報復に出ることだろう

そして韓国はどうするのだろう

韓国の出方次第では在韓米軍の撤退

韓国という国は崩壊し北からの難民で溢れ

頼みの綱であるチャイナは・・・?

そんな暗いイメージばかりが高まる


そもそも韓国という国は偽りの論理で成り立つ国家

ならず者日本軍から独立により建国

すなわち反日こそが韓国の国体、

国の成り立ちなのであろう

昨年、トランプ大統領のアジア歴訪の時

韓国のもてなしはというと竹島産のエビや

元従軍慰安婦を従えての歓迎ぶりは

まさに反日姿勢をトランプ大統領に強くアピール

そしてトランプ大統領の歴訪が済むや否や

チャイナへの擦り寄りはもう呆れるばかり

日本政府のハラワタは煮えたぎったことだろう


さて、このようなキナ臭い展開はなかったとしても

南北融和が進み韓国優位のうちに

統合されるなら理解もできようが

今の文政権の言動を見るかがり

北朝鮮優位のうちに統合されるのは必至

自ずと米軍撤退は近い将来、

現実のものとなるやもしれない

中東におけるISがほぼ解決した今

朝鮮半島をめぐる情勢から目を離せいない



       早起き鳥




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エリートの学問「地政学」

2018年01月27日 04時17分05秒 | 読書





 ベトナム戦争と朝鮮戦争の地政学

インドシナ半島(ベトナム)と朝鮮半島にソ連が進出し、

そこでアメリカを迎え撃つというのは、

すでにいったように、ランドパワーたるソ連としては

きわめて有利な戦いである。

世界制覇を目指していたソ連としては、

まず自力を陸伝いに伸ばして、

ユーラシア大陸を支配することが第一目標である。

冷戦を自由主義と共産主義の対立とみるのは皮相的な見方で、

むしろシーパワーのアメリカとランドパワーのソ連の

世界覇権争奪戦と見た方がより現実的である。


事実、旧ソ連では一般大衆向けのプロパガンダは

あくまでマルクス・レーニン主義という

国家哲学にもとづいていたが、

国家運営に当たる真の少数のエリートには

地政学を教えていた。


ロシアの現大統領プーチンはKGB出身として有名だが、

彼は地政学の大家としても知られている。

彼がもっとも力を入れて学んだ学問は

地政学だったといわれている。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 ベトナム戦争といえば世界各国で大規模な

反戦運動が起こり大きな社会問題として記憶に新しい

アメリカニクソン大統領はアメリカ軍を撤退させ

1975年のサイゴン陥落によってベトナム戦争は終結

アメリカにとっては大きなダメージを受けた苦い戦争である

これは冷戦下における大国の代理戦争

資本主義陣営と社会主義陣営との間の

イデオロギーを背景とした戦い

と僕らは学んだが


現実のところ、ソ連、チャイナのランドパワーと

アメリカのシーパワーとの

インドシナ半島というリムランドの攻防戦

朝鮮半島をめぐる戦火の情勢もまた同様である


さて、今、ロシアの脅威というよりはむしろ

米中のにらみ合いといった様相が強い

そして現在、ならず者国家、北朝鮮、

そして韓国の優柔不断

さらに南シナ海や東シナ海におけるチャイナの横暴

日本にとってはチャイナ・北朝鮮はまさに目に余るところあり

抑止力というパワー無くして解決の道はないものだろうか

もうすぐ始まる平昌オリンピック

世界最大のイベントの後にどんな情勢が待っているのか

ランドパワー、シーパワーの遺伝子が暴発しないことを

祈るばかりである

どんなイデオロギーであれ、信仰であれ

自国の民を慈しむ心あれば

ばかなことはしないはずであるが

なにせならず者はそんなことは眼中になく

己一派の存続維持のみであるのだから悲しい限り

でも過去もそうであったが

そういう国家は滅びゆくのみである


それにしても今世界で何が起こり、

何が起ころうとしているのか

紐解く鍵はこの地政学的な見方にありそうだ



       早起き鳥




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