早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

円のリスク・・・

2017年12月31日 04時24分17秒 | 読書





 資産運用論の基本である分散投資では、

ポートフォリオはできるだけ

多様な貨幣で構成した方がいい。

通貨の価値は相対的なもので、

すべての通貨が同時に下落することは

原理的にあり得ないからだ。

もっとも今後も当分の間基軸通貨はドルで、

ドルと円がともに下落する

という事態は考えにくいから、

日本円と米ドルの外貨預金に

資産を分散しておくだけでも十分だろう。


外貨預金は円高になれば為替差損が発生するが、

それは「円のリスク」への保険料と考えるべきだ。

将来、通貨の大幅な下落というかたちで

円のリスクが顕在化したとき、

外貨資金から得られる為替差益が

損失の一部を補ってくれるだろう。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     








 分散投資におけるポートフォリオで

日本円と米ドルを保有する

なかなか面白いが僕にはあまり関心がない


全世界通貨の中で最高に価値がある通貨、

それは日本円だと信じている

世界の基軸通貨は間違いなく米ドルであるが

日本の国以外の通貨は信用できない


日本円の価値がこれから先どうなるかなど

誰が考えてもわからないだろうが

今、自分の財産を外国通貨で保有するリスクは

日本円の価値が下落するリスクと比較すれば

比べ物にならないくらい高い気がする

外国通貨の中でなら

米ドルが一番信用できるだろうが、

ゆめゆめ、人民元などは絶対に保有したくない

一時的なマネーゲームでなら考えないこともないが

チャイナの貨幣など、いつ何時、

紙くずになることもありえ、全く興味はない

外国株式や外国債券などという商品も興味はあるが

僕なら、絶対に円建て商品を選ぶ


とはいえ、外国通貨で資産を分散させるなどというのは

億万長者の考えることで

僕などは日本の国債や投資信託などで

少しでも利回りよく運用できたらと思うだけで

外貨預金などでリスク分散などという発想にはならないな(笑)



       早起き鳥




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ゼロ金利なのに借りない・・・

2017年12月30日 05時10分16秒 | 読書





 「失われた20年」の日本経済の問題は、

ゼロ金利なのに

企業はお金を借りようとはせず、

ひたすら現金を溜め込んだことに象徴されている。

 企業経営者はなぜ借金を嫌うのだろうか?

それは、借りたものは

返さなくてはならないからだ。

返済時に資金が足りないと、

当然、その損失は身銭を切って

埋め合わせなければならない。


100万円をゼロ金利で借りて

株を買ったら半分になってしまった・・・

この場合は50万円の損失だ。

100万円を借りて

喫茶店を始めたが失敗した・・・

これだと100万円全額が損失になる。


こう考えると、いくら金利を下げても

企業家がお金を借りようとしない理由がわかる。

「デフレ不況」では

何をやっても損するように思えて、

ひとびとはゼロ金利を活用しようとしないのだ。


なぜこんなことになったのかについては

いろいろな議論があるが、

「デフレから脱出しなければ景気は回復しない」

ということについては専門家の意見は一致している。

問題は、どうすれば脱出できるか、だ。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     








 金融緩和政策によって

景気をよくしようとしても

それは期待だけで実質的な

業績の進展につながるかというとそれは疑問

不況風が吹き荒れ、

年の暮れに浮浪者が巷に溢れる

というのはひと昔まえの話

そこまで景気が悪くなることはないにしても

賃金が増えるというのもこれまた考えにくい


だからこそ、少しでも賃金の良い、

大企業へと新卒者は考えるだろうが

賃金が多くても仕事が辛いのもこれまた敬遠

結局のところ、

好きなことをして稼げたら最高なのだが・・・


政府がどんな景気対策を講じようと

あまり効果はなさそう

だいたい政府がそんなことに首を突っ込んで

税金を使うこと自体おかしいような気もする

国の治安と防衛、そして福祉だけしておけば

それ以外のことは世の中に任せて

自然と好、不況の波の中で自然なトレンドが生まれ

生き物のように成長していくのではないだろうか・・・


いやいや赤字国債を奮発して政府の公共投資が必要

ハコモノや道路などではなくインフラのメンテナンスや教育に

特に教育にはどんな贅沢をしても将来の財産

国の財政出動しか手はないと僕は思う


少々、余談が過ぎたが

ゼロ金利だろうが高利だろうが

借金は厳禁、

そもそも借金する必要があるのだろうか

金もないのにマイホーム!

そもそも自分で自分の首を締めているようなもの

ローン返済で首が回らない生活が幸せなはずはない

そんな気がしてならない・・・



       早起き鳥




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「国家破産」を警告・・・

2017年12月29日 04時09分32秒 | 読書





 車を運転するときに

私たちが自動車保険に入るのは、

どれほど慎重なドライバーでも

交通事故を起こす可能性はゼロではないからだ。

そしていったん加害者になると、

損害賠償で家計が破綻する

大きな経済的リスクを追うことになる。

このように確率的にはわずかでも

いったん起きると破滅的な

影響を及ぼすような出来事に対しては、

コストをかけてでも

そのリスクをヘッジする必要がある。


「日本の税制が破綻して

高インフレの社会がやってくる」というと、

ひと昔まえはフィクションかハルマゲドンを

待望するカルトの一種のように扱われていたが、

日本国の借金がとめどもなく膨らんでいくのを見て、

最近では経済学や財政学の専門家まで

「国家破産」と警告するようになった。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     








 「国家破産」というシナリオは考えたくないが

そうなるシナリオもイメージできる

他国に迷惑をかけることはないにしても

若い次の世代に

迷惑をかけることは避けたいものだ

僕自身がしていることは病院にいかないこと

定期検診は全てキャンセル


現役時代は仕事や組織人として

組織に迷惑をかけないように

かかりつけ医を持って

定期的検診も怠らなかったが

老齢年金受給者になる今の歳になれば

痛くもかゆくもないのに検診に行って

完全無欠のような体にしておく必要などない

歳をとればどこか具合も悪くなろう

それをいちいち完璧に修復する必要があるのだろうか

僕はできるだけ医療費を支出せずに

具合が悪ければ悪いなりに

だましだまし、生きていければいいと思っている


病院に行けば老人たちで溢れている

そして彼らは1割負担、それに高額医療制度に支えられ、

医療費のほとんどが税金である

こんなことを言えば叱られるけど

65歳以上は3割負担とか5割負担にすれば

医療費の削減は絶大

財政健全化策のウルトラCではないかと思う


20代30代の若い人たちこそ

1割負担にしてあげたい

そしてそうすることでかえって、

高齢者は医者にいかなくなり健康な暮らしが営めるのでは・・・

と思ったりもしている

高齢者が病院に行って治療を受けより

家にいて家の掃除や

畑仕事をしていた方がよほど健康になれる

そんな気がしてならない

僕は辛くてどうしようもない限りは

病院にはいかないと決めている

でも例外として歯の1年に2度のクリーニングと

メディカルチェックだけは怠っていない


       早起き鳥




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国民の大多数が既得権者・・・

2017年12月28日 04時30分01秒 | 読書





 国家は税を徴収し、

国債を発行して集めたお金を国民に配っている。

こうした国家の再配分から

もっとも大きな利益を得ているのは誰だろうか。

一人ひとりの金額で見れば、

公務員や公共事業の受注事業者、

農業関係者などが思い当たるが

日本国の歳出(再配分の内訳)を見れば

この国の既得権層が

どこにあるのかは一目瞭然だ。


2013年度の一般会計92兆円のうち、

もっとも大きいのは社会保障費の29兆円、

次は国債費の22兆円だ

社会保障費は主に

年金や医療・介護保険の支払いに充てられ、

国債費は1000兆円に及ぶ

膨大な借金の利払いと償還費用だ。

この二つだけで歳出の5割に達する。


国債の利払いや償還から

利益を得るのは国債の保有者だ。

誰が国債を保有しているのかというと

金融機関と年金などの機関投資家で、

銀行は人々から集めた預金で国債を買っており、

保険も年金も一般の人が加入しているのだから

最大の受益者は国民ということになる。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     








 ということは国民の大多数が

既得権者だということ・・・

アメリカなどは国民皆保険ではなく

この導入に向け

国論が二分されるような状況にあった

日本はさらに国債を保有するが

日本国内で完結するのではなかろうか

そうなれば他国に迷惑をかけることなく

自国で問題解決することができる


もし国債の保有者がアメリカ国債のように他国なら

国家破産という壮絶なシナリオが待っている

でも日本では日本国民が

国家によって人質に取られていようが、

今後のシナリオ

・国家破産

・社会保障制度の崩壊

・増税

の選択肢の中から国民に選ぶ権利というか義務がある


国家の破綻はありえないことだと思うが

社会保障制度の一部除外や増税は

これから真剣に考えるべき必要があると思う

裕福に暮らしている富裕層に年金が必要なのだろうか

老い先短い終末医療に医療機関が

荒稼ぎするように見える過剰医療

これが本当に必要なのだろうか

僕たち国民自身が選択する必要があるのかもしれない



       早起き鳥




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国民年金は有利な金融商品

2017年12月27日 04時00分55秒 | 読書





 日本の年金制度は、

自営業者などが加入する国民年金と、

サラリーマンが加入する厚生年金

(公務員が加入する共済年金を含む)

の二つの異なる制度が合体したものだ。


このうち国民年金は、

所得にかかわらず60歳まで定額を積み立て、

65歳から定額の年金を受け取る。

こうしたシンプルな仕組みのため、

国民年金の加入者は電卓を叩くだけで

損得を計算できる。


現在の国民年金は年間保険料が約20万円で

それを20歳から40年間かけ続けると

総支払額は約810万円になる。

それに対して期待できる年金受給額は

月額54000円あまりで、

日本人の平均寿命から総受給額は

男性で1157万円(14年8ヶ月分)

女性は1690万円(21年5ヶ月分)


現在の制度がこのまま継続するならば、

男性は払った掛け金の1・4倍、

女性は2・1倍が戻ってくる計算になる。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     







 なるほど、これを利回りに換算すると

男性で年利1・48倍、女性で2・44倍

さらに保険料が全額所得から控除でき

年金の受け取りにも各種の控除があり

障害年金や遺族年金も付加されているのだから

現在の低金利を基準にすれば

かなり有利な金融商品だと言える


でも国民年金の保険料納付率は低迷し

多くの人々は経済的な理由からだろうか

中には確信犯で

保険料を納めない人がいるという


とは言っても時の政権が政策として

年金受給年齢を70歳まで引き上げるとか

明らかに損をするような理解を与えてしまえば

即座に崩壊してしまう


年金である以上、

明朗会計であることや

運営する政府に疑惑を持たれることのないように

してもらいたいものだ


それにひきかえ、サラリーマンは

厚生年金に強制加入させられ

保険料は給料から天引だった

国民年金サイドの人と比べれば、やらずぼったくり

それに国民年金のツケまで補填するとなれば

ちょっと待ってくれと言いたくなる・・・



       早起き鳥




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