早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

医療費と介護費の年間総額は...?

2017年07月31日 05時01分39秒 | 読書




 胃ろうをつけた人に対して

1年間にかかる医療費と介護費の合計は

約500万円だと言われています。

現在、胃ろうをつけた寝たきりの高齢者の数は、

30万人とも40万人とも言われています。

毎年1兆円〜2兆円の税金が

使われていることになります。


一方では、延命治療法がない時代の

刑法が依然生きているために、

延命の方法があるのにそれを行わないことは

不作為の殺人になるかもしれない

とする考えがあります。

そこで医師は医療行為をしておけば、

医療保険からの支払いがある。

自分にとっても、患者の家族にとっても

損はない話だと考える。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 今の保険制度は

大きな見直しが必要だろうし

大胆な法改正をして

政策誘導する時が来ているのかもしれない

国家財政は破綻寸前の危機状態にある


国が10年先、20年先を

見通したモデルを示し

タイムスケジュールとともに

国民にプランを提示する必要があるのだが、

今の政府や官僚に対する不信感は募る一方

なんとかならないものだろうか・・・

自然淘汰しそうでなかなかしない

財政破綻というハードランディングへ

まっしぐらという感じである



患者の家族も医師が言うことだし、

保険で医療費が出るのだから、

それで命の危機が救えるのなら

やってもらおうと言うことになる

医療サイドも家族も痛い目にあうことはない

痛い目にあうのは

老人本人なのだと肝に命じて

これから先、確実にやって来る

老いた父の終末と向き合いたい



       早起き鳥




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簡単に死を選ぶ人が多い中で・・・

2017年07月30日 05時12分45秒 | 読書




 カナダで生活している

日本人女性の歯科医師から届いた手紙があります。


日本では自分が望むように

死を迎えるのが難しいという話をしたら、

夫(カナダ人)が

「日本人は自殺する人が多にね」と言い、

「ああ、確かにそうだな」と思いました。


北米では自殺する人は少ないし、

生きていけるのに自分の命を絶つということは

社会的に許されていません。

でも老衰で死んでいくし

救急はしても延命はしないという考えです。


日本では死が美しいことのように扱われたり、

簡単に死を選ぶ人が多い中で、

本当に命が尽きる時にはその命に執着する。

本人たちが決定権を持っている

というシステムを作り上げないといけない

という風潮に変わっていくことを

私は望んでいます。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 簡単に死を選ぶ人が多い中で、

老いた人たちは「死にたい」と言いながら、

病院に行っている

本当に何やらおかしい国である


オバマさんが言っていた、

国民皆保険、

あの保険制度はどうなったのだろう

日本では誰でも一様に

健康保険の庇護の下、

3割負担で病気の時は助かっている

そして後期高齢者の医療負担は確か1割

本当に恵まれているし、

大変だろうが病院サイドも潤っていることだろう


近年、やたら多い

病院のサイドビジネスとしての

介護付きシニアマンション

実は自分の老いた父も

こうしたマンションで余生を送っている

何かあったら介護や医療が

そばにあるという安心感はありがたい



このままいけば日本の国民皆保険の制度は

崩壊するのではなかろうか、

若い人は保険・年金制度についていけず、

医療にかかる国家財政は

崩壊してしまうかもしれない

要するに税金では到底賄えないということになる

いずれ、この決断を

国民がしなければならない時がきそうである


自分とすればいち早く、

医療とはどうしようもなく、

やむを得ない時以外は縁を切って

来るべき時には家族にも社会にも

一切の迷惑をかけず

一人静かに旅立ちたいものだ


       早起き鳥




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「老衰」の定義・・・

2017年07月29日 04時27分26秒 | 読書




 「老衰」の定義は難しい問題です。

ただ、年齢ではないと断言できます。

つまり肉体的な衰えだけで

判断できるものではありません。


近年、細胞分裂の回数や染色体の情報などで

寿命や老いを判定する研究も進んでいますが

「老衰とは何か」というのは、

そうした科学的見地からだけでは

判断しきれないように思います。


70歳くらいで老衰になる人もいます。

私はやはりその人の精神性、生き方、考え方が

影響していると思うのです。

「今後もその人にとって意味のある生活ができるか」

「この世にまだいたいと本人が思うかどうか」。

要するに本人の意識のあり方が、

一つの境目になるように思います。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 老衰の定義はなかなか難しい

でもそれは本人には関係ないところの

医療サイド、家族サイドで

立場の違いで定義のニュアンスが異なる

それに善意か悪意かによっても違う

両サイドに悪意があり、

本人不在の定義であれば

虚しく残酷で、

被害者たる本人の痛手は計り知れない

それもこれも本人の人徳に

比例するのかもしれない

自分の家族に愛情を注がねば

苦しみのない最期など期待できそうもない


やはり、最期は畳の上で安らかに大往生したい

でもそんな夢のような話は自分のわがまま

家族には何としても苦労をかけたくない

だとすれば病院に行くしかないのだろうか・・・

もういいと自分の意識を持って、

穏やかに旅立てたらどんなにいいだろう


       早起き鳥




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本音を言えば病院だって・・・

2017年07月28日 04時05分15秒 | 読書




 病院は、先のある人を直すところ。

本音を言えば、病院だって

「なんでこんな年寄りをわざわざ送ってきたのか。

今更何をしろというのか」と言いたいのです。


ところが、現在の日本はまた変な社会でして、

そんな本音を漏らそうものなら、

やれ高齢者を見殺しにする気か、

それでも医者か・・・

とばかりにヒステリックに叩きます。

病院も今やサービス業化していますから、

そんなことで評判を落としたくありません。

仕方ないから入院させる。

仕方ないから医療的措置をする。

何度も送られてきては困るから

胃ろうにしておこうとなるのです。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 病院サイドから言えば

聞こえてきそうな本音!

確かに頷ける

90歳の人でも80歳の人でも

若い人と同じように検査をして

やれ糖尿病だ高脂血症だと

治療や食事制限など本当にナンセンス

年寄りで糖尿病なら高血圧なら

むしろ幸せなのかもしれない

年取ったらできるだけ、

肉を食べた方がいいと思う

90歳上の現役マスターズスイマーの女性は

毎日肉を食べている

そんな元気な老人が検査をしたら

たちまち病人にされてしまいそうである


それにしても病院にしろ、家族にしろ、

抱える問題は多いところ

やはり一般の人たちの無知が

原因しているということになりそうだ

病気は病院で治す!

こんな間違った常識を改めなければと思う

病気は自分で治す

病院や薬はその治癒力を助けるもの


高度先端の医療技術は

それを期待する若い命を救ってほしいけど

年老いた老い先短い命は安らかに穏やかに

最期を迎える導きをしてほしい



       早起き鳥




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医療では治せない認知症

2017年07月27日 04時23分18秒 | 読書




 老衰でも認知症でも、

穏やかに暮らせていたら幸せ

みんな身体的な不具合を引きずって

老いの坂道を下っていきます。

老衰の症状の多くは

病気と似た病態を呈します。

症状だけをとってみれば、

病気のように見えますが、

これは医療では治せないものなのです。


後期高齢者である私も、

ホームにいる認知症の方と人生の過程で言えば、

最終章に近づいて、

その差は五十歩百歩のところを

歩んでいるのですから、

お互いさま、みんな大切な仲間です。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 そもそも認知症というのは病気なのか

もし僕の今のような65歳前後で認知症になったとすれば

それは治療が必要だと思う

でも80歳以上のお年寄りにも

認知症などと病気の扱い・・・


病院嫌いの自分にとって

仕事をリタイヤして久しいけど

もう一切病院とは縁を切った

人間ドックで早期胃がん、やれ不整脈などと

検査や投薬ばかりされてた5年前

いたたまれない気持ちとストレスだった

確かに病変があるのだが

この病院で受けたストレスで

失った免疫力は計り知れないと思う


外来で診察を待っていると

そこに群がる病んだ人とは老人と老人予備軍

老人予備軍は人間ドックで見つけられた

生活習慣病該当者

60歳近くまで頑張ってきた人を

検査したら大なり小なり何かあるのは当然

検査で何か指摘されたらもうそこから

病人の烙印を押されてしまうである


もし検査などせずにのびのびと生きた場合

検査を定期的にして完璧な体で生きた場合

どちらが長生きできるだろうか?


僕は検査などせずにのびのびと

生きていった方が幸せだと思えてならない

だからこそ、老いていく過程での状態は

痛みや苦しみを除けば

静かに安静に自然に任せるのが

一番本人のためになると思えて仕方がない



       早起き鳥




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