早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

部下に任せておけばいい

2015年04月30日 05時01分27秒 | 読書







ある時、

「明日、資金がショートしそうや。

数百万円を至急手当てする必要がある」

と言うので、私は青くなって

知り合いに金策をお願いに走り回ることになりました。

しかし、どうしても都合がつきません。


夜遅く社に戻り、

財務担当者に相談すると、

「仕方がないな、社内の資金で埋めるか」

というのです。

そんな人を食ったようなところがありましたが、


彼は借金の何たるかを心得ていたのです。

社長の顔で借金が可能なら、

資金繰りが楽になると考えてのことだったのでしょう。


いずれにしても、これは、

靴下づくりに走り回る私にとって、

頼もしいことでした。

私が弱い財務面は

彼に任せておけばよかったのですから。


  「男一匹、負けたらあかん」
          越智 直正 著
     







トップが何もかも完璧である必要はない

優秀な部下を育て、任せておけばいい

それは素晴らしいことではあるが、至極当然


でも巷のリーダーはえてして任せられない

全てに口を出し、全て自分がチェックし

全て把握してなければ気が済まないタイプが多い


そんな組織や集団の力量はしれている

いろいろ意見をいう者は排除し

自分に都合の良いイエスマンだけを揃え

自分にとって都合の悪い情報は入ってこない

まるで丸腰状態である


 さて、自分もある部署のリーダーとして頑張って来た

なんの能力も知識もなく恥ずかしいかぎりの存在である

でも、部下に恵まれ、全ての仕事を任せられた


自分の仕事は部下のたてた企画にOKを出し

その仕事の報告を受けるだけ

もちろん上手くいかない時もあったが

その時は、タイミング良く報告があり、

共に対処することができた

優秀な部下を持つことは何よりの財産と身にしみている


でも、上司に訳もなく金策に行けとは言えなかったな(笑)


     早起き鳥





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織田信長に優秀な相談役がいたら...?

2015年04月29日 04時51分06秒 | 読書







歴史に「もし」はない、と言われますが、

もしも、織田信長に竹中半兵衛のような名参謀、

策士がついていたら、

日本の歴史は

変わっていたのではないかと思う時があります。


残念ながら、信長は優秀すぎて、

彼に意見をする、叱る人物、

相談役がいなかったのです。

大将が自ら刀を持って走り回っていては

勝てる戦いも負け戦になります。


経営者も心すべきなのです。

自ら「優秀だ」

「何でもできる、知っている」

と信じているトップには、

だれも意見を言わなくなります。

参謀役が育たないのです。


  「男一匹、負けたらあかん」
          越智 直正 著
     







トップは偉大ではなければならないし

部下をしっかり育てなくてはいけないし

本当に難しい役どころ


トップの経験はないが中間管理職として

たくさんの上司に使えて、

そしてたくさんの部下をもって

長年勤めてきた経験から省みて感じることは


厳しい上司に使えて自分は鍛えられてきたし

個性的な部下を持って人間性豊かになれた

そう言う出会いが無ければ

平々凡々に勤めてきただろう

まあ、辛かったけれど、面白かったなと

今になってそう思う


でも、トップの経験はない

経営者としての人生は経験できなかったが

はたして、自分にはできるのだろうか?

という興味はまだあって

一度くらいは経験してみたい


そんな安易な気持ちで起業するものでもないけど

どれだけ稼ぐことができるのか

どれだけ人を動かせることができるのか

興味のあるところ


     早起き鳥





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後ろ向きに歩く、危険...!

2015年04月28日 05時03分28秒 | コラム







「世の中、景気が悪くて、

会社は後ろ向きの経営に終始する中で

タビオさんは前向きの経営をしておられる。

ついては話を聞きたい」


と取材趣旨を告げたのを聞いて、

私は、彼らに命じました。


「悪いけどな、もう一度、

エレベーターホールまで後ろ向きで帰って

後ろ向きでここまで戻ってきてごらん。

取材はそれから」


「後ろ向きで歩くのは危のうございます。」

「ほうか、歩くことより、

経営の方が少しは難しいやろな。

後ろ向きに歩くのが危ないなら、

後ろ向きに経営する方がもっと危ない。

そんなことは、私にはできん。

後ろ向きに考えるほどの能力がないから、

前しか見えないだけや」


  「男一匹、負けたらあかん」
          越智 直正 著
     







なんとも面白いやり取り、

禅問答のように考えさせられる


後ろ向きに考えることと後ろ向きに歩くこと

どうなのだろう...?

でも後ろ向きに考えることは

後ろ向きな方向に目標を持つわけで

やはり同じなのかもしれない


さてこの取材は記事になったのだろうか

まずこんな記事はNGだろうな


自分の場合を顧みれば

前向きにとても考えられないほど落ち込むことも

多かったけれど、

後ろ向きに考えるほどの知識も経験もなく

まあ、しゃあないやん

まあ、なんとかなるやん

今をしっかり頑張るしかない

まあ、神様がどうにかしてくれるやろう


こんな感じで生きてきた気がする

前向きに考える勇気も度量もないけど

くよくよ先を恐れることもなかった

その時、すべきことがある幸せが嬉しかった


     早起き鳥





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