早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

日本史と世界史

2017年09月15日 04時28分08秒 | 読書




 日本では、高校で

世界史という科目を習います。

昔、私が習ったころの世界史の教科書には、

イスラム世界の歴史は

ほとんど出ていませんでした。

それが今の教科書を見ると、

イスラム世界の話が大変詳しく出ています。

でも南米の歴史、

あるいはアフリカの歴史は、

ほとんど出てきません。

というのは、そもそも世界史という科目は、

ヨーロッパ中心の歴史として

作られてきた経緯があるからです。


たとえばヨーロッパの高校に行くと、

「歴史」という科目しかありません。

「日本には世界史と日本史があります」と言うと、

ヨーロッパの人は

「なぜ二つもあるんだ?」とびっくりします。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 歴史と聞くだけで敬遠する僕には

「日本史に世界史」などと

この言葉を目にするだけで悪寒が走りそう

それほど苦手な科目である

でも日本の遠い昔の暮らしや文化、

どんな出来事があったのか などというのは

小説などで随分読んできたから嫌いではない

日本史、世界史という教科書が大嫌いなのであって

ひょっとすると歴史は大好きなのかもしれない


司馬遼太郎、山本周五郎、藤沢周平・・・

などの本は大好き今もよく読んでいる

僕の頭にある歴史観というのは希薄で、

自分で色々調べて頭に入れてこそ

本当の歴史なのだと思う

教科書などで、

年代を覚えるというものではない


たとえば、どうして大戦に突入することになったのか、

その当時の日本はどんな世界情勢の中にあったのか

今からでも書物を紐解き、勉強する必要がありそうだ

幸いインターネットの時代

歴史を勉強するには本当に素晴らしい環境にある


       早起き鳥




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「分業」アダム・スミス・・・

2017年09月14日 04時33分49秒 | 読書




 アダム・スミスが注目したのが

「分業」です。

「国富論」には、

ピンをつくる例が出ています。

ピンをつくるには、

鉄をグイッと伸ばして針金にして、

その針金を小さく切って

穴を開けるという作業が必要です。

最初から最後まで一人でつくっていたら、

一日がかりでもたいした数は作れません。

でも、針金を伸ばす人、それを着る人、

穴を開ける人というふうに

みんなで役割分担をすると、

大量につくることができるでしょう。


それぞれ、いいもの、

おいしいものを提供したいということはあるにせよ、

根本のところでは利益を生み出すために

仕事をしていることは否定できません。

つまり仕事をする人たちは、

みな自分の利益のために働いているわけです。


「自分が儲けるため」というのは利己心です。

みんな利己心から仕事をして

それが結果的に分業という形になって経済を回している

というのがアダム・スミスの考え方です。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 この本にはパンの例も書かれていた

小麦を栽培する人、小麦粉をつくる人、

パンを焼いて売る人、

それぞれ分業しているから、

私たちはパン屋さんでいろんなパンが買える


このような分業は

みんなが相談してやっているのだろうか

決してそうではなく、

ニーズがあるから生産者は

一生懸命にいいものを作って提供しているわけで

当然ながら利益も上乗せしての話である

みんなが潤っているはずである


最終消費者があったればこその話である

消費者がパンを食べなくなったら、

この分業システムも崩壊する


でも最近はいいもの、こだわりの逸品と称して

分業はせずに全ての工程を

一人で直接消費者に提供するという

産地直送という優れもの、

こだわりの逸品というのが出てきた

値段を無視したブランド品である

値段など関係なくいいものが欲しいという

消費者のニーズに応えたものである


分業せずに原料生産者が最終商品まで

一貫して作り上げ消費者に提供する

生産過程、分業コスト、流通コストをカットして

産地直送という付加価値を乗せて

個性的で素晴らしい商品が

特段広告宣伝もなく、

口コミでネットを介して広がっている

こんなシステムも

「国富論」は想定しているのだろうか・・・


       早起き鳥




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富とはそもそも・・・?

2017年09月13日 04時03分51秒 | 読書




 近代経済学の父アダム・スミス

経済学にはもちろん様々な学者がいます。

その中で「近代経済学の父」

と呼ばれているのがアダム・スミスです。

1776年にはアダム・スミスは

「国富論」という本を書きました。

この本の日本語訳の書名には

「諸国民の富」というものがあり、

この方が原題に忠実な訳ですが、

一般には「国富論」が知られているので、

こちらを使います。


アダム・スミスが考えたことは

「富とはそもそも何なのか」

ということでしがそして次のように定義します。

富とは国民の労働で生産される

必需品と便益品である。


私たちは働くことによって

暮らしに必要なもの(必需品)

や便利なもの(便益品)

と次々に作り出しています。

これこそが富であろう

とアダム・スミスは考えた


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 近代経済学の父と呼ばれた

アダム・スミス

その名は、今でも忘れないほど、

頭の中に知識として残っている

そして富国論という本の名前も

しっかり覚えている

でもその富国論の内容はというと

まるで知らない、情けない話である


人間はこの世界の中で

さまざまな法則を見出してきた

宇宙しかり、進化しかり、

科学は自然現象の中に法則を見つけ出し

その法則は決して

くつがえすことができないものである


そして人間社会を構成する

個人と組織の両面の活動にも

法則を見出す必要があるだろう

そんな思いで、

アダム・スミス、マルクス、ケインズ・・・

などの経済学者がいろいろな

経済における法則を見出してきた


経済など今の僕にはまるで遠い世界のお話しだが

池上先生の解説なら

とても興味のあるお話でもありそうだ


       早起き鳥




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スペイン風邪の正体

2017年09月12日 04時51分41秒 | 読書




 アメリカと台湾とほぼ同時に

スペイン風邪が流行り始めた。

その理由は完全にはわかっていませんが、

次のような推測があります。

当時、大陸横断鉄道の建設のために、

大勢の中国人労働者がアメリカに来ていました。

一方、同様の症状が台湾でも流行っていました。


この二つの事実から、

スペイン風邪のおおよその源は、

どうも中国大陸ではないかというわけです。

中国大陸でウィルスが突然変異を起こし、

これが世界中に広がったのではないか、というわけです。


スペイン風邪とはどんなウィルスだったのか、

その正体は1997、アラスカの永久凍土から

スペイン風邪で亡くなった人の遺体が発掘されたのです。

その遺体のウィルスを分析した結果、

鳥インフルエンザの遺伝子が見つかりました。

スペイン風邪は

鳥インフルエンザ由来のものだったわけです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 僕の記憶の中にも

しっかりと残っているスペイン風邪、

スペイン風邪の歴史もまた

興味深いエピソードが色々あるようだ

とはいえ、何せ、たかが風邪、されど風邪である

僕自身も一番怖くて、一番注意しているのが風邪

睡眠不足、暴飲暴食で体力が低下している時には

いとも簡単に風邪をひく


そうならないためにも、体を常に健康にして

よく仕事をして、よく食べて、よく寝て・・・

僕の歳になれば風邪は恐ろしい

何日も寝込まないといけないし、

完治する時間もかなり必要

体力の復元にはまた一から相当の努力が必要

風邪は絶対引かないという

強い意思を持って暮らしている


それにしてもスペイン風邪は鳥インフルエンザ由来、

そして新型インフルエンザのほとんどが

中国南部の農村地帯由来であることがわかっているようだ・・・


何はさておいても、

風邪は万病の元、

風邪だけは引かないようにしなければと

改めて肝に命じて・・・



       早起き鳥




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「インフルエンザ」の語源・・・?

2017年09月11日 04時11分37秒 | 読書




 「インフルエンザ」の語源を知っていますか?

実際、人類とインフルエンザの間には、

非常に長い闘いの歴史がありました。

インフルエンザがウイルスによる病気

だとわかってきたのは、最近のことです。

もともと16世紀のイタリアで

冬になると高熱や鼻水、くしゃみが出て、

それが悪化して死んでしまう

という病気が流行りました。

毎年冬になると、同じように流行ったのです。


いったいなぜ冬になると、

人びとが高熱を出して死んで行くのだろうか。

当時は占星術が力を持っていましたから、

その原因を星の動きと結びつけました。

冬の星座が出てくると

そういう症状の人たちがいっぱい出る。

きっと星の影響で病気になるんだろう、と。

「影響」をイタリア語で

「インフルエンツア」と言います。

この言葉がイギリスに入り、

英語としてインフルエンザになったわけです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 インフルエンザについてまたまた面白い話

語源のお話である

そんなインフルエンザの語源などという

発想がそもそも自分の頭には存在しない

日本では流行性感冒「流感」

この流感が流行り出すと

学級閉鎖、学校閉鎖ということにもなりかねない


今はもうリタイヤしたのだが、

しばらくスイミングスクールの

インストラクターをしていた時

クラブの小学生の子供たちに流感が流行り

たくさんの欠席者が出たことがある

スイミングクラブに

クラブ閉鎖などというのはなくとうとう

インストラクターが全員

やられてしまうという事態が発生した


幸いにも時間差があり、

なんとかやりくりがついたようだが

僕がやられたのは事前に予防接種の指示があり

いの一番に予防接種をした後すぐに

その予防接種で流感にやられたような気がしている

そしてその期間中に伝染性結膜炎にもやられ、

ダブルパンチで1週間寝込んだことがある


流感とは恐ろしいものである。

単なる風邪をひいたくらいではなく

凄まじい限りで免疫力を低下させてしまう

根源は子供たちではなかろうかと思う

プールの仕事をリタイヤして

風邪をひくことはなくなった


それにしても「影響(冬の星座)」が流感の語源とは

実に興味深い・・・


       早起き鳥




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