毎年行っている
大学の同窓会の席上、
「僕は今まで二度、
ガンと闘ってなんとかこうして
生き延びてきました。
多分いつか皆さんの
お役にたつことと思うので、
まあ、興味のある人は聞いてください」
人生なるものが肉体に裏打ちされて
展開されていく限り、
その折節に人間を捉える病気は
あくまで「生」の一部であって、
病いのない人生などあり得ない。
病気は人生を織り成すひだともいえます。
病気にかかるその折節に、
悩んだり、恐れたり焦ったりすることで
人生は彩りの
濃いものとなっていくともいえる。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
病気知らずの健康な身体で
一生を過ごしたい
そんなの夢、あり得ないこと
そして重篤な病いもまた生きている限り
別け隔てなくふりかかる
そんな病気に打ち勝つか負けるか
それは気持ちの問題、心の強さが鍵
僕は胃潰瘍で地獄の苦しみを味わい
胃ガン宣告で死を悟った
だから、また胃ガンの宣告を受けても、もう動じない
そして病院での治療に対して
迷いなく「NO」と言える
還暦を過ぎて久しいが
老いとは肉体ボデーと各部品の
磨耗が歴然としており
なにか異常があって当たり前
健康診断を受けて
異常なしのレッテルをもらおうなどと
考えること自体がナンセンス
検査側も見つけた異常は
徹底的に追っかけ回す
腹囲85㎝以上、血圧140以上で
もう病人扱いである
やはり自分が病気に
強くなくてはいけないと思う
そして病気は自分で養生して治す
その覚悟を持ち続け
老いを生き抜きたい
早起き鳥
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とにかくたった一度の
人生なのだから
老いてもなお
楽しくなければ意味がない。
老いてもなお人生を楽しむ、
人生を満喫するためには
若い頃から脳幹を鍛えておくことです。
といってもことさら
何をするということではない。
三十歳から走り出すことも含めて、
肉体のトレーニングで
耐性を培っておくということです。
その耐性さえあれば
いくら自らの老いについて覚らされても
「何を、こんなこと!」と発奮し
所詮自分自身のことなのだから
怒りながらも耐えることができます。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
老いてなお楽しい...!
なんと素敵な言葉、なんと素敵な響き
こんな素晴らしい言葉を
発せられる人間になりたい
いくらお金を持っていても
話す相手のいない人、
共に団欒を過ごす相手のいない人
老いに関係なくわびしい暮らしである
老いたとしても
たくさんの人に囲まれ
小さな子供達にも慕われて
いつもイキイキとしていられる日々
これこそ徳ある生き方といえそうだ
還暦を過ぎて久しいが
なんとか硬い体にムチ打って
所属クラブのプールに通い、
耐えることを味わっている
さらに鍛えるために春と秋
マスターズ水泳のレースにエントリーしている
レース前の
失禁してしまいそうな緊張感がたまらない
早起き鳥
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人間は泳げる人でも
潜在的に水への恐怖心があります。
いかに水に慣れている者でも同じです。
泳ぎの好きな人が
頭から水に飛びこんだ時の爽快感も
実はそれを逆証しているのですが
いずれにせよ誰でも
水に落ちる瞬間は緊張します。
そして浮き上がってきた時の
開放感と安心感は本能的なものです。
それはすべて脳幹の活動に繋がっていて、
脳幹に新しい刺激を与えてくれる。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
僕の特技は水泳
だから飛び込みは仕事みたいなもの
でも一段高いスタート台から
飛び込むのは毎回緊張する
怖いというか、
水に入る瞬間に心臓が止まるのではとか
プールの底に頭を打つのではとか
要らぬ不安が頭をよぎる
ましてや5メートルや10メートルの
高飛び込みなどとてもできない
10メートルの上から下のプールを見ると
視野の中にプール全体が入る
ということは強い風が吹けば
プールの外に落ちるのでは...!
そんな不安がよぎる
それに10メートルの上から
80kの体が落下して水面に叩きつけられる
まっすぐ頭から入水したとして頭の衝撃は
などと考えるととてもできない
でも死ぬまでには、新しい脳幹の刺激に
一度は5メートルの台からは飛び込んでみたい
早起き鳥
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人間が他人との関わりの中で
自分をしっかりと捉えながら生きていく、
自分を失わずに生きていくために
必要なことは、耐える、
耐えられるということに違いない。
耐え性のない人間は
結局どんな戦いどんな競争にも
負けてしまう。
だから老いるということに関しても
同じことです。
老いるということに耐えられなければ
そのまま無気力に堕して、
ボロボロに老いていくだけです。
つまり耐えるということは
耐えることで
それに慣れていくということです。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
ボケるという状態は
ボケたいと思った瞬間から
ボケると言われるが
まさにそのとおりだと思う
ひとりぼっちで寂しく
一日なにもすることがなくなったら
ボケてこの瞬間さえもわからなくなりたい
などとそんな風に
思いたいのもわからないではない
結局、置かれている今の境遇に
耐えることができない
でも時間だけは誰にも公平に流れていく
認知症と言われる老人たちは
そのわからなくなった状態に満足して
世を捨て、
生きることを捨てた状態ではないかな
逆に、いくら年をとっても
老いを受け入れ耐えている人は
心が鍛えられ、
ボケるということを恐怖に感じている
なにやら、今朝は脈絡のないコメントでごめんなさい
早起き鳥
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現代では情報が
氾濫しすぎているために、
それを受け入れ整理して、
知識や教養としてしまい込む
大脳に負担がかかり過ぎています。
当節の子供がそれで、
いわゆる頭ででっかちになってしまい、
肝心の脳幹が鍛えられていないから
脳の幹がいかにも細く
実がなりすぎたリンゴの樹のように、
あるとき突然強い風がふいたりすると、
細い幹の上にたわわに実りすぎた
リンゴの実の重さに耐えかねて
樹そのものが簡単に折れてしまう。
すぐにキレてしまって、
何かとんでもない犯罪を
犯してしまう子供はそのいい例です。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
脳幹とは脳の幹
その幹を鍛えることは大切なこと
でもどうやって鍛えるのか
なかなかイメージできないことでもある
大脳と脳幹
同じ脳であってその役割など
考えてもみなかった
という自分自身も省みれば
鍛えているのは大脳ばかり
自分で自分を甘やかしているのは歴然
自分を厳しく律して
我慢する、そして忍耐
少々寒くても、暑くても、
その感覚を楽しむくらいの心をもたねば
そんな気がしてきた
被災地のみなさん
さぞや大変不自由な毎日を強いられお察しします
この劣悪な環境を生き抜いたあかつきには
とんでもなく脳の幹が鍛えられることになりそう
どうぞくじけないで
今日も必ずお元気で...!
早起き鳥
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