青年
最初に議論を整理しておきましょう。
先生は「人は変われる」とおっしゃる。
のみならず、誰しも幸福になることができる、と。
哲人
ええ、ひとりの例外もなく。
青年
幸福についての議論は後回しにして、
まずは「変わること」について伺っていきましょう。
人は誰しも、変わりたいと願っているものです。
わたしだってそうですし、
道ゆく誰に聞いても同じ答えが返ってくるでしょう。
しかし、どうしてみんなが
「変わりたい」と思っているのでしょうか?
答えはひとつ、
みんなが変われずにいるからです。
もしも簡単に変われるのなら、
わざわざ「変わりたい」などとは願いません。
人は変わりたくても変われない。
だからこそ、変われることを説く
新興宗教や怪しげな自己啓発セミナーに
だまされる人が後を絶たない。
違いますか?
哲人
では逆に聞きましょう。
あなたはなぜ、
そうも頑なに人は変われないと主張するのです?
嫌われる勇気
岸見 一郎、古賀 史賀 著
「人は変われる」、「人は変わる」
この「人」を
第一人称「わたし」にするとどうだろう
「わたしは変われる」「わたしは変わる」
自分の年代を経て、
その時々の価値観や世界観によって
縦横無尽に変わってきたような気がしないでもない
青年の言うように変わりたくても変われない
そんな人もいるのかもしれないが
僕自身の場合は
変わらざるを得なかったような・・・!
でも神経質とか、だらしないとか、
飽きっぽいとか・・・
こういう話しは性分と言おうか、
変えられない気はする
貧しかった子供の頃、
お金持ちになりたかった
自分の家を持って
車を乗り回してどこへでも行きたい!
こんな子供の頃の願いなどは
知らぬうちに達成できてしまい
お金持ちにはなれたのかもしれない
でも大人になって抱くお金持ちとは
その程度のものじゃない・・・
お金持ちになることが
変わることかどうかは別にして
「人は変われる」
哲人アドラーが言いたいのは
変わろうと変わるまいと、
思うことがあれば行動に移しなさい!
お金持ちになりたければ稼ぎなさい
とおっしゃっているような気がしてならない
早起き鳥
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