早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

人は変われる...?

2017年04月30日 03時52分53秒 | 読書




 青年

最初に議論を整理しておきましょう。

先生は「人は変われる」とおっしゃる。

のみならず、誰しも幸福になることができる、と。


哲人

ええ、ひとりの例外もなく。



青年

幸福についての議論は後回しにして、

まずは「変わること」について伺っていきましょう。

人は誰しも、変わりたいと願っているものです。

わたしだってそうですし、

道ゆく誰に聞いても同じ答えが返ってくるでしょう。

しかし、どうしてみんなが

「変わりたい」と思っているのでしょうか?

答えはひとつ、

みんなが変われずにいるからです。

もしも簡単に変われるのなら、

わざわざ「変わりたい」などとは願いません。

人は変わりたくても変われない。

だからこそ、変われることを説く

新興宗教や怪しげな自己啓発セミナーに

だまされる人が後を絶たない。

違いますか?


哲人

では逆に聞きましょう。

あなたはなぜ、

そうも頑なに人は変われないと主張するのです?



  嫌われる勇気

          岸見 一郎、古賀 史賀 著



     








 「人は変われる」、「人は変わる」

この「人」を

第一人称「わたし」にするとどうだろう

「わたしは変われる」「わたしは変わる」

自分の年代を経て、

その時々の価値観や世界観によって

縦横無尽に変わってきたような気がしないでもない


青年の言うように変わりたくても変われない

そんな人もいるのかもしれないが

僕自身の場合は

変わらざるを得なかったような・・・!


でも神経質とか、だらしないとか、

飽きっぽいとか・・・

こういう話しは性分と言おうか、

変えられない気はする


貧しかった子供の頃、

お金持ちになりたかった

自分の家を持って

車を乗り回してどこへでも行きたい!

こんな子供の頃の願いなどは

知らぬうちに達成できてしまい

お金持ちにはなれたのかもしれない

でも大人になって抱くお金持ちとは

その程度のものじゃない・・・



お金持ちになることが

変わることかどうかは別にして

「人は変われる」

哲人アドラーが言いたいのは

変わろうと変わるまいと、

思うことがあれば行動に移しなさい!

お金持ちになりたければ稼ぎなさい

とおっしゃっているような気がしてならない



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




嫌われる勇気

2017年04月29日 04時05分36秒 | 読書




 「自由とは他者から嫌われることである・・・!」


世界的にはフロイト、ユングと並ぶ

三大巨頭のひとりとして、

アドラーの名前も必ず言及されます。


あなたがアドラーを知らなかったことは

当然かもしれません。

アドラー自身、こんなことを言っています。


「わたしの名前を誰も

思い出さなくなる時が来るかもしれない。

アドラー派が存在したことすら、

忘れられてしまうかもしれない」。


しかし彼は、それでもかまわない、といいます。

アドラー派の存在そのものが忘れられること、

それは彼の思想が一学問分野から脱皮して

人々のコモンセンスとなることを意味するからです。


アドラー心理学は、堅苦しい学問ではなく、

人間理解の心理、また到達点として

受け入れられている。


  嫌われる勇気

          岸見 一郎、古賀 史賀 著



     








 今日から新しいネタで

また再出発させてもらいます。

かなり前になるでしょうか?

話題になったこの「嫌われる勇気」

多くの人が読んだこの本、

実は二ケ月ほど前でしょうか、

テレビドラマでこの「嫌われる勇気」が

刑事物として連載放映され

毎週お気に入りで見ていた時、

この本をいつかネタにしようと思っていました。


どことなく抵抗のある言葉

「嫌われる勇気」

そんな勇気など不要、

他人様から嫌われないように

とそればかり気にして

他人様の顔色をうがいながら

生きてきた自分にとって

この勇気はとてもスリリングな響きが・・・

もう一度読み直しながら

考えて見たいと思います。


またまたかたぐるしいネタではありますが

僕の稚拙なコメントを

また読んでいただけたら嬉しいです。


さてこのアドラーは心理学者なのだろうか

それとも哲学者なのだろうか・・・!

アドラーを知らない自分には最初に抱いた疑問



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




次の幸福が欲しくなる・・・!最終回

2017年04月28日 04時36分02秒 | 読書




 ・・・ゲーテは82歳で亡くなりましたが、

「結局、私の生活は苦痛と重荷に過ぎなかった。

75年の全生涯において、

真に幸福であったのは4週間とはなかった」

という言葉を残しています。


水木

諦めという感じですかね。

結局、人というのはそれほど幸せじゃないけど、

それほそ不幸な状態ではないということで

墓場までいくんじゃないですかね。



・・・苦悩の一生を送ったゲーテ

が晩年に悟ったのと同じですね。


水木

幸福の問題というのは、

諦めの問題ってことになるのかもしれんね。

欲望がある程度満たされれば、

次の幸福が欲しくなる。

だから幸福は、

線の引き方の問題なんです。

人によって線の位置は上下する。

水木サンのように下の方へ

線を引いておれば満たされるわけですよ。


  ゲゲゲのゲーテ

          水木 しげる 著



     








 毎日呑気に暮らせて

家族みんなが健康で

なんら困ったことも起こらない暮らし

こういう暮らしが今の自分には

幸せの実感と言えるかもしれないけど

反面、退屈で味気なくあくびばかり

仕事もリタイアした今、

いろいろやることはあるにせよ

緊張感とかストレスとかいうものはまるでない


たまに困ったことといえば、

つまらぬことで家族と言い合ったりするくらい

そして欲をいえば、あの人のように

もっと豊かな暮らしをしてみたい

などと、身の丈を考えない

他人様との比較で欲しくなる隣の芝生


比較をするなら下をみよ!

と自分に言い聞かせたいけど、

一度贅沢した暮らしのレベルを下げることは難しい

毎日、行くところ、

やること、関わる人がいること・・・

やはり毎日、仕事をしているのが

一番いいのかもしれない

幸せな暮らしなど三日もすれば十分である


読者の皆様、今回の「ゲゲゲのゲーテ」は本日にて最終回となります。
ありがとうございました。
また明日からは別のネタでよろしくお願いします。


       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




百歳はいくんじゃないかな...!

2017年04月27日 03時59分24秒 | 読書




 ・・・63歳とまでいかないにしても、

まだまだ若くて、お元気ですよ。

健康の秘訣はやはり十分な睡眠ですか。


水木

寝ることには自信がありますよ。



・・・よく寝ることと食べること以外に、

元気でいるために気をつけていることはありますか


水木

仕事の量を減らすことですよ。


布枝

適度な運動でしょう。

以前は、自宅から仕事場までの

約1キロを毎日歩いて通ってまして、

それが健康法だと言ってました。

今は93歳ですから、

100歳はいくような気がします


水木

そうそう、百歳はいくんじゃないかな


  ゲゲゲのゲーテ

          水木 しげる 著



     








 「百歳はいくんじゃないかな!」

こんな言葉を発する水木さん93歳

この本を出版された年の

11月30日にお亡くなりになった

2週間ほど前に自宅で転倒して頭を強打して入院

その事故が元で還らぬ人となったようだ


百歳まで行けなかった水木さん

でも、天寿を全うされたと思う

90を過ぎたら寝込んだらもう最後

いつお迎えが来るかもしれない

気をつけなければならぬ


我が父にもくどいほど風邪と怪我には

気をつけるように言っている

本人は大して気にもせず、

のほほんと暮らしている

神経質そうで根は図太く

鷹揚なのかもしれない


まあ、考えてみれば

90まで生きてこられたこと自体がすごい

90までを考えたら先は遠い

60代など、若者同然・・・!

毎日健康で元気に

その日を悔いなく生きてゆきたいものだ


ここに改めて水木しげる先生のご冥福を心からお祈りします。



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




85歳を過ぎて!

2017年04月26日 03時49分35秒 | 読書




 ・・・ゲーテは

「私だって、未来永劫の霊魂不滅を

信じる幸福を失いたくない」

と言っていますが、

水木先生は死んだらどうなるとお考えですか。


水木

はっきりしたことはわからんわねえ。

ぼんやりとしていて。なかなか難しいけど、

死は「無」ですよ。

でも、死後の世界はあるのかもしれんね。

カタチが変わるわけですよ。



・・・85歳ぐらいからだんだんと

死について考えるようになり、

ボケも手伝って幸福度が

ましてきたというのは本当ですか。


水木

そうそう、でも、

あんまり早く行きたくないけどね。


  ゲゲゲのゲーテ

          水木 しげる 著



     








 85歳を過ぎて・・・!

こんな命題!どう考えていいのやら...!

僕の父は90歳を超えた

僕の年からはまだ先遠い道のり

とても90などという

神様のような年齢に達するとは思えない

先生がいう85歳というよりも

80歳を超えられる自信さえない

それまで、他人様に迷惑をかけないような

老い方をしたいけれど・・・


他人様に迷惑をかけてまで

生き恥を晒したくない

野生の動物のように

死に様を隠してひっそりと逝ってしまいたい

でも家族がいて、関わる人たちがいて

そんなことできようもないが

死ぬときぐらいは

自分の好きなようにさせてもらいたいものだ


下の世話やチューブでつながれた

寝たきりの生活

はたまた重度の病に倒れたり認知症など

自分を失った暮らし

ならないとは言えないけれど、


そんな生き恥を晒したくない

なんとかひっそりと死に場所を見つけたいものだ

少し頭にあるのは孤独死

これまさに昔の姥捨山のことなのかもしれない


まあそんなことを考える前に

生き抜くことが

一番大切なことであることはいうまでもなく

まだまだしなければならないことが山ほどある



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。