早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

「日本人」は1873年に誕生・・・

2017年09月30日 05時07分08秒 | 読書




 日本人とは日本国籍を持った人のことです。

そしてこの定義が生まれたのは、

1873年からということになります。

つまり公式な意味で、

「日本人」が誕生したのは1873年からなのです。


ということは、それまでは

近代的な概念でいう日本人は

存在しなかったということになります。

日本と呼ばれる国土に住んでいるたちは大勢いましたし、

朝鮮半島からも大勢の人が日本に来て、

そのまま日本に住みついた歴史もあります。

彼らは「帰化人」という言葉で、

いつしか日本人として認識されるようになっていきました。


私たちは大和民族とか日本人とか、

当たり前のように言いますが、過去にさかのぼると

いろいろな民族や人種が混ざり合って、

今の日本人が生まれていることがわかります。

北方系の人たちもいたでしょうし、

琉球の人たちもいたでしょう。

こうした人びとが混血を繰り返す中で

「日本人」というイメージが生まれているということです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 「日本人誕生」が1873年と聞いて

「エエエェェ・・・!」

でも理屈を考えれば間違いないこと

そしてその正式決定が案外近く

明治の世になってからとは驚きである

そして案外、いろんな地域の人の血が

混ざり合っているのだと改めて思い知った


実は僕も大和民族でないことは明らか・・・

現役時代に国際交流の一環として

中国上海との交流事業があり

上海の高官や大学の教授を迎えて

お互いに意見交換をしたのだが

空港で僕が歓迎のプレートを掲げで待っていると

なぜか僕には通訳を介さず中国語で話してくるのである

筆談で「私は日本人」

だと言っても信じてもらえなかった

彼等がいうには

「あなたは中国東北地方、ハルピンあたりの民族の骨格だ」

というのである

確かに我が家系はがっちりした骨太の人が多い

きっと僕の先祖は満州、ハルピンあたりの

血筋なのかもしれない


少し余談が過ぎたが

東北地方の人たちや九州南部の人たちの

交流を通して明治新政府は動き出したが

両地域の人たちの交流を考えた時、

通訳を介さずに理解し得たのだろうか

全く国が違うほどの

言語、発音の違いに苦労したことだろう

そして感ずるに

遠い昔からの日本人としてのアイデンティー

というか国家意識はあったのだろうか?

存在しなかったのかもしれない・・・


       早起き鳥




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「ニッポン」に統一の動き...!

2017年09月29日 04時14分23秒 | 読書




 1934年に当時の文部省臨時国語調査会が

「ニッポン」に統一しようという決議を出しました。

でも政府に採択されなかったので

、結局、統一されないまま

両方が使われていくことになりました。


そして2009年に

政府はニホンとニッポン、

両方とも使われているので、

どちらかに統一する必要はない

という閣議決定をしています。


閣議決定ですから、

公式にニホンとニッポンどちらでもいい

ということに決まったわけです。


国の呼び方がふた通りある。

そして日常的な場所とあらたまった場所で

使い分けるというのは、

いかにも日本的な感じがします。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 2009年の内閣とは

早速、調べて見たら鳩山由紀夫内閣である

総選挙での民主党圧勝を受けて

誕生した民主党、社会民主党、国民新党の

3党連立内閣である


そんな時に出された閣議決定、

発議は文部省臨時国語調査会

調査委のメンバーがどういう立場の人なのか・・・

連立内閣誕生による政権交代が行われ

何か目新しい花火が文部省は欲しかったのかもしれない

きっと各省庁への根回しが不足していたのだろう

根回しの不足は致命的である


今の安倍内閣であれば

そんな馬鹿げた発議はしないだだろう

それにしても当時の鳩山内閣が

図らずも「ニホン」「ニッポン」

どちらでもいいことを国が公式決定

本当に国の呼び方を曖昧でかつ

どちらでもいい決定をするのだからすごい内閣である


とはいえ、オリンピックで日本選手を応援する時

「頑張れニホン・・・!」ではいかにも弱そうだが

「頑張れニッポン・・・!」は強そうだし、応援効果も格段

「ニッポンで生まれてよかった」より

「ニホンで生まれてよかった」と

さりげなくいうところに奥ゆかしさを感じる



       早起き鳥




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ニホンかニッポンか・・・

2017年09月28日 04時13分11秒 | 読書




 「日本」には「ニッポン」と「ニホン」

というふた通りの読み方があります。

自国の読み方がふた通りあるのは

世界でも日本だけでしょう。

日本放送協会は「ニッポン」が正式です。

一方、日本航空、日本大学、日本経済新聞、日本相撲協会は

「ニホン」です。

ではなぜ日本にはふた通りの読み方があるのでしょう。


安土桃山時代に来日したポルトガル人が

日本語とポルトガル語の辞典を作りました。

その中に「ニッポン」「ジッポン」「ニッフォン」

という読みがアルファベットで書かれていたのです。

そうすると少なくとも16世紀には

現在に近い読み方があったということになります。

そしてニッフォン、ニッポンという言葉が

中国に渡り、中国はそれをジッポンと発音しました。

ジッポンがやがてジパングになり、

ジャパンになっていったということです。

だからジャパンの語源はニッポンなのですね。


さらに当時のポルトガル語の辞典によると、

日常的な場では「ニホン」と言い、

あらたまった場所では「ニッポン」

と発音されていたということが書かれています。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 今日の「ニホン」と「ニッポン」

そして「ジャパン」という言葉の由来

ずっと疑問に思いつつも

調べようともせず今日に至っていた

そしてこのそもそも論がとても神聖であり

重要であることを認識していなかったと反省

僕には常識とか

教養とかいうものは存在しない気がした


でも目からウロコ!今日のセンテンス

とてもわかりやすく理解し

腹にストンと落ちていった

カジュアルには「ニホン」

フォーマルには「ニッポン」こんな感じかな

そして名称には音のつながりや

韻を加味して適当といえば失礼だが

使い分けているようである

昔のポルトガルの辞典に明示してあるとは驚きである


そして「ジャパン」の語源は「日本」であること

何か嬉しい気がしたと同時に神聖な気持ちになった

早速、若い人たちに教えてやらねば・・・

案外、知っているかもしれないな・・・



       早起き鳥




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「日本」という名前の由来

2017年09月27日 04時41分30秒 | 読書




 国家意識というのは不思議なもので、

自分たちの中だけでは生まれてきません。

つまり、自分と異質な人たちと接触して初めて、

彼らとわれわれは違うという

認識が生まれてくるわけです。


日本という国名の由来にもそのことが表れています。

日本の名前の由来には大きく二つの説があります。

一つは太陽のもとの国ということから

「火の本」となり、

それが日本となったという説。


もう一つはは、対中国とのかかわりの中で、

中国大陸から見て、

「太陽が昇るもともとの場所」

という意味で日本になったという説です。


後者の説は「聖徳太子」が

遣隋使の小野妹子に持たせたという国書の中の

「日出づる処の天子、書を日没する処の天使に致す」

という一節にも通じています。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 「日本」という名前、そして日章旗

名前といい国旗といい、本当に素晴らしいと思う

真剣に日本の名前の由来などと考えたこともないけど

「日出ずる国」というのはよく耳にする

世界で一番早く日が昇る国

なんと素晴らしいことだろうか・・・


毎朝、ウオーキングをしていて

朝日を見ることができる瞬間には

ごくごく自然にお日様に向かって手を合わせている

そして日本各地で同じように

少し時間はずれるのだろうけど

手を合わせていると思うと満ち足りる

そして不思議に自分の心が清らかに

勇気と元気が湧いてくる

今日も明日も明後日も、

美しいお日様を拝めることを願って・・・


さて国家意識の違いというと

若い頃、フィンランドの高校生を

我が家で1年間お世話するという

ホームステイボランティアをしたことがある

詳しいその1年の出来事はまた別の機会に話すとして

国家意識の違いをまざまざと思い知られた


国家意識という難しいものは別にして

フィンランドは白夜の国、

そしてサンタクロースの国・・・

深夜12時というのはまだまだ宵の口、

さらに留学生がいうには

ホームステイが済んで

本国に帰国すると兵役が待っているという

だから、この日本のホームステイで

ともかく力一杯遊びたいというのである

一方、他のアジアの留学生たちは日本でともかく学びたい

「道」と名のつくものは全て体験し、

何か一つで段持ちになりたいと言っていた


国家意識とはかけ離れているがお国がらと言おうか

それはそれは勉強になった

日本国籍を持ち日本で暮らしていることを誇りに

これからも精進していきたい


       早起き鳥




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愚かな失敗を繰り返さないために・・・

2017年09月26日 04時38分05秒 | 読書




 歴史を知らないと、

私たちは愚かな失敗を繰り返します。

歴史を学ぶことで、

失敗を未然に防ぐこともできます。


「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

という言葉もあります。

自らの経験のみに頼るのは愚かなことである。

他人の経験を記した歴史に学ぶべきだ、

ということですね。

歴史を批判的に眺めながらも、

学ぶべき知見は現代に生かす。


難しいことですが、

その積み重ねによってこそ、

私たちは過去の愚行を

繰り返すことから逃れらるのです。

歴史を学ぶことで、

私たちはどこから来たのかがわかります。

その知見を元に、

どこへいくべきなのかを探るのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 愚かな失敗を繰り返さないために、

歴史を学ぶこと

今の世の中に生きる我々に

最も大切なことではなかろうか

賢者は歴史に学ぶ

僕が勝手に言葉を変えるとすれば

賢者は読書に学ぶ

と言えるような気がする


読書好きな人は確かに

知識、教養に優れているだけでなく

自分の心のコントロールができ、

自分を大切にしながらも

他人を思いやる心を持っていると思う

そういう自分を進化させるために読書は必須

先祖代々の家訓に則り生きている大家であるなら

父母や祖父母からの教えで十分なのかもしれないが・・・

僕は読書という習慣を手にいれた


これまさに歴史を学ぶことに匹敵

大好きな本はやはり司馬遼太郎であり

山本周五郎であり、藤沢周平・・・

戦乱の世の中で人々はどう生きて来たのかを

感じ取ることができる

また太平の世の中で人々はどう生きたのか・・・


勝者の論理というが勝者とは

生き残った人、まさに物語の主人公

もちろん最後は死んで行くのだが

生きるために主人公の生き様を知ることで

読者の人生を大きく変えることだったある


まさに

愚か者は自分の経験に学び、賢い者は歴史に学ぶ・・・


       早起き鳥




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