宮沢りえ写真集『Santafe』を書棚に並べているだけで犯罪者!?
今朝起きて、いつものようにパソコンを開き、「ヤフー」のトップページの「トピックス」の項目の中に、「りえ写真集 法改正なら廃棄?」の文字に目がいき、その記事(「J-CASTニュース・6月29日21時15分配信」)をクリックした。「児童ポルノの単純所持が禁止されたら、17歳で撮影ともされる宮沢りえさんのヘアヌード写真集も廃棄すべきなのか。こんな話が議論され、話題になっている。」とあった。
宮沢りえの写真集『サンタフェ』(1991年・朝日出版社刊)を「単純に持っているだけで犯罪」となるようだ。これには驚いたし、困った。問題の発端は、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」(平成11年5月26日法律第52号)の改正議論だ。この「児童ポルノ禁止法」成立後も被害者が急増しており、今回の「改正」で児童ポルノを個人で収集する「単純所持も処罰」することが検討されているとのことだ。「児童ポルノ」の「児童」とは、法律で「18歳未満の者」と規定されており、写真集を撮影した時の宮沢りえは、17歳10ヵ月であり、政府答弁では「写真集は児童ポルノに該当する」とのことだ。
この宮沢りえの写真集は150万部も売れており、実にたくさんの方々が所有していることは明白であり、とすればものすごい「犯罪者」が出ることになる。私の書棚にもある宮沢りえの写真集を、「捨てるか、図書館などに寄付しないと逮捕」されることになる。しかし私は、捨てる気はさらさらない。かと言って、「逮捕されて犯罪者」とはなりたくない。実に困った問題だ。もう少しだけ法改正の議論の進捗状況を見てから対処を考えようと、今は思っている。