昨日の朝日新聞土曜版、私が毎回「今回は何が取り上げられているだろうか」と楽しみにしている「はじまりを歩く」ではなく、「池井戸潤が語る日本の『工場」だった。
そこで取り上げられていたのは、「帝国劇場」。今回の取り壊されるのは二代目の帝国劇場の劇場部分は1階と2階で、ビル全体では地上9階、地下6階とのことだ。
この文章の中で、私の目を引いたのは、俳優さんたちの楽屋についてだ。5階にある「5-1」が主演俳優さんに割り当てられるのが、帝国劇場のルールということ。
また、舞台中央に沿って中央に「0」、そこを中心に左右に1、2、3、と続くとのこと。この数字は俳優さんたちの「立ち位置」を示す数字だそうだ。
「帝国劇場の楽屋『5-1』に入り、『0』に立つ ー俳優をめざすひとたちにとって、それはまさしく夢の場所であり、一つの到達点に違いない」と池井戸潤氏は書いている。
ところで、写真を見て「何であるか、わかる人は、関係者を除いてほとんど以内だろう」と池井戸潤氏は書いている。私も、わからなかった。正真正銘の「奈落」とのこと。
そんな二代目の帝国劇場は消えていき、2030年には三代目が幕を開ける。今度は、どんな魅力的な帝国劇場が幕を開けるのだろうか、今からワクワクする。