映画「モリのいる場所」を観た、花々の手入れをしていたパートナーを思った
一昨年の私の誕生日に、プレゼントに添えられたパートナーの手紙には、「私が花を育てている横で、あなたが畑仕事をしているのを見るのが心地いい」と書かれていた。それはある意味、パートナーの最後のメッセージに近いものであり、いつも心に刻んで畑仕事を頑張っている。
それに加えて、中庭を始めとして、至るところに咲いている花々の手入れをしなければと考えるのだが、それたとてもではないくらいに大変で私には無理というもの。パートナーは本当によく手入れをしていたと、心から感心している。そして、生前そのことに気付かなかったことを心から羞じ、申し訳なく思っている。
そんなことを考えたのは、昨日映画「モリのいる場所」を観たから。フライヤーには「画家熊谷守一 94歳 もっと生きる もっと描く」とある。熊谷守一に山崎努、その妻に樹木希林。樹木希林が大きな役で出演する映画は、「これが最後かも知れない」と思い、できるだけ観るようにしている。
30年間家を出ることなく「仙人」と呼ばれ、庭の生き物たちを眺めて過ごす熊谷守一。私のパートナーもお庭の花々が大好きで、生き物も好きだった。
映画を観た後、駅地下・一番街のスタバでコーヒーを飲みながらしばしパートナーを忍んだ。
いつもは苗を買うが、四角豆は苗を育てていて来月初めには定植できそう
そのお野菜づくりだが、野菜ジュースなど出来る限り自家製でと頑張っている。そして、朝に野菜ジュースを飲み、夜に温野菜を食べるようにと極力努力している。
さて、野菜ジュースには、今はケール、オオバ、ホーレンソウ、セロリー、パセリを植えて使用している。
そんな野菜づくりでは、だいたいは苗を購入して植えている。しかし、四角豆の苗は300円を超えるので、種から育てている。今やっと芽を出したところだが、昨年も定植したのは6月前半だったので、ま、大丈夫だろう。今年はもう少し早く植えようと思っていたが…。
自閉症のお子さんを持つ神戸金史さんの講演を聞いた、深く感銘した
昨日は「第47回岡山県自閉症セミナー」に参加し、RKB毎日放送・神戸金史さんの「障害を持つ息子へ ~息子よ。そのままで、いい。~」と題した記念講演を聞かせていただいた。
長男が自閉症で生まれた父親としての子育ての話、かつあの相模原市障がい者施設大量殺人事件に触発されて取材したり、「障害を持つ息子へ」をFBへ投稿した話など、淡々とお話しになられたが、その内容はとても深く心から感動した。
講演の中では、ご本人が製作されたドキュメンタリー作品「うちの子、自閉症という障害を持って」(2005年)を見せていただけた。ラッキー、嬉しかった。さらにはFBへ投稿した「障害を持つ息子へ」に曲をつけた趙博(パギやん)の歌も聞くことができたが、この歌は以前生で聞いたことがあった。
この日、会場で観た映像はすべてTBSのHPから見ることができるようになっているという。神戸さんの熱い思いが、それを可能にしている。それが凄い。TBS→ニュース→特選 から。
さて、昨日の会場入り口には、いつもの童画家・中山忍の看板が立てられていた。何だか嬉しかった。とてもステキな講演会に参加できたこと、主催者の方々に心から感謝した。
味オンチの私だが食べることは大好き、今食関連の本を読んでいる
貧しく育った私は何を食べても、美味しいと思う。コーヒーもスタバなどで毎日飲んでいるが、その味は全く分からない。
そんな味オンチの私だが、食べることは大好きだ。そんな私であり、食べることに関する本も結構読んでいるように思う。
今読んでいるのは、伊藤比呂美の食べ物エッセイ『ウマシ』(中央公論新社刊)。そして、オフィス・ジロチョー編の佐野洋子の絵本、童話、エッセイなど全作品から食べることについて整理してまとめた『佐野洋子の「なに食ってんだ」』(NHK出版刊)。
どちらも、めっちゃ面白い。ワクワクしながら、読み進めている。