地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

岡山文庫の最新刊が届いた

2024年05月26日 | 読書


 日本文教出版から、「岡山の百科事典」とも言われる岡山文庫の最新の二冊が届いた。第一の現役時代は職場に配達に来てくれていて、退職後はそのご縁が続いて、郵送してもらっている。

 今回の配本は、日原誠介著『岡山の絶滅危惧植物』(岡山文庫333)、野崎豊監修 世良利和著『岡山の神社探訪(中) -古社・小社をめぐる-』(岡山文庫334)の二冊だ。まずはご縁をいただいている世良さんのご著書から読ませてもらおう。

 今回の発刊では、各々に著者の方が登壇しての講演会が企画されている。これは、素晴らしい。早速予約もした。

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「文藝春秋」読みにスタバ

2024年05月25日 | 読書


 「畠瀬本店」でランチを楽しんだ後に、少しだけ、これも久しぶりにスタバへ。

 「大研究 悔いなき死 鮮やかに生きるための心得」が特集されている2011年7月号の雑誌「文藝春秋」、そして「読者投稿 うらやましい死に方」が特集された2013年12月号の雑誌「文藝春秋」を片手に、スタバを読書ルームに。

 最近は、死に関わっての文章を読むことが多くなった。う~む。



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ドクターごとうの熱血訪問

2024年05月22日 | 読書


 私は車の運転中は、RSKラジオを聞いている。そんなラジオからある時、以前講演を聴いたことのある自転車で訪問診療する歯科医・五島先生の番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」が聞こえてきた。

 その番組で、「本を出したのでプレゼントします」との告知があり、切手250円を同封して申し込みをとのこと。それは嬉しいと早速投稿。すると、その本が送られてきた。嬉しい限り。

 五島先生の優しい語り口といつも患者と向き合う姿勢が大好き。そんな先生のことを思いながら、昨日は『ドクターごとうの熱血訪問クリニックの本 PART4』のページをめくった。少しだけ心が豊かになった感じ。



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深沢七郎「風流無譚」事件

2024年05月06日 | 読書


 朝日新聞に連載されている文芸評論家・斉藤美奈子さんの「旅する文学」、とても楽しい。5月4日の連載は「山梨編」で、その一文の最後に取り上げられているのは深沢七郎さん、そしてその作品としては『笛吹川』が取り上げられている。

深沢七郎は、ネットでくぐると「ギター奏者として日劇ミュージックホールに出演。『楢山節考』が正宗白鳥に激賞され、異色の新人として注目を集めた。「中央公論」に発表した『風流夢譚』に関わる右翼テロ事件(嶋中事件)後、筆を折った時期もあったが、土俗的な庶民のエネルギーを描いて独自の作品を発表し続けた。農場や今川焼屋を経営したり、ギター・リサイタルを開催したりと多くの話題を残した」とある。

 私は今川焼きを食べたいと思ったが、さすがにそれは叶わなかった。ただ、深沢七郎の夢屋書店から出版した『みちのくの人形たち』と『秘戯』の二冊がある。「秘戯」は1979年の奥付があり、その本には天紅が施されている。本の最後のページには、「天紅について」と言う解説があり、「江戸の遊女の恋文、巻紙の上段に口紅で、思いのたけをかみしめる。天紅はヌードの女王ヒロセ元美先生が『秘戯』のためにくちづけしてくださいました」と書かれている。

 この二つの作品は、1980年に出版された『みちのくの人形たち』(中央公論社刊)に収録されている。

 ところで、深沢七郎は、まさに戦後史で忘れられない事件となった小説「風流無譚」を発表している。ちなみに我が書棚には、深沢七郎の「風流無譚」を収録している『宇宙人の聖書』、そして「風流無譚」事件について書かれた、中村智子著『「風流無譚」事件以後 編集者の自分史』及び京谷秀夫著『1961年冬』(1983年、晩聲社刊)が並んでいる。

 中村智子著『「風流無譚」事件以後 編集者の自分史』(1976年、田端書店刊)の「はじめに」には、「深沢七郎氏の小説『風流無譚』を『中央公論』(1960年12月号)に移載したことから起こった二つ事件--右翼少年によるテロ『嶋中事件』(1961年2月)と、右翼の攻撃をおそれた中央公論社が『思想の科学』の天皇制特集号を廃棄処分にした『思想の科学事件(1961年12月号)』--は、戦後の日本の出版界を揺るがせた大事件であった」と書かれている。

 それにしても、デビー作『楢山節考』はなんともスゴイ作品。改めて読み返してみようと思う。



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安田菜津紀さんの新刊

2024年04月13日 | 読書


 ネットで見て、注文していた本が昨日届いた。文・安田菜津紀 絵・金井真紀『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』(図書出版ヘウレーカ刊)

 ネットでサイン入りとあったので、昨年の「市民のつどい」でステキな講演を聴かせていただいた安田菜津紀さんの新刊であり、お礼の意味で注文した次第。

 届いた書籍にはサインが入っていたのはもちろん、ポストカードや漫画、安田さんのメッセージも添えられていた。ラッキー。

 その「メッセージ『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』はどうやって生まれた?」には、「人はつい、自分で見てきた風景を『すべて』のように思い込み、それ以外の多様さにふれたとき、おどろいたり、偏見をあらわにしてしまうことがある。(中略)すでに多様であるこの社会で、隣人がいだく喜びや悲しみ、苦しみを、子どものうちから知ることができる本を作りたい ---『それはわたしが外国人だから?』を生み出す原点となった思いだ」と書かれている。

 のんびりと、でもしっかりと緊張感を持って安田さんからのメッセージを受け取ろう。

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成瀬の勢いが止まらない

2024年04月12日 | 読書


 「成瀬」の勢いが止まらない。宮島未菜の『成瀬は天下を取りに行く』(新潮社刊)は坪田譲治文学賞受賞に続いて、今度は本屋大賞を受賞した。

 昨日の朝日新聞には「本屋大賞受賞」がカラー広告が打たれていた。その広告では、『成瀬は天下を取りに行く』はシリーズ累計55万部突破とある。今や「本屋大賞」は、販売促進の大きな起爆剤ともなっているので、今回の受賞を機に、さらに売り上げは伸びることは間違いない。

 私は坪田譲治文学賞受賞作家については、その後も注目をしていて、新しい作品は読むようにもしている。と、言ってもなかなか読めないのだが。

 ともあれ、そんな中で、宮地未奈の今回の本屋大賞の受賞は嬉しい。そして、さらなる活躍を期待する。



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『生まれ変わりのポオ』

2024年03月19日 | 読書


 私は30歳で家を建てる時に、書斎を作りたいと考え移動式書架も設置し、左右両側に書棚のある部屋とした。その書斎には、以前今は永久の旅立ちをした心許す友が、「一生かかっても読めない」と指摘した本がずらりと並んでいる。そんな本に囲まれた書斎を持つ私だが、最近は全く本が読めない。情けないったらありゃしない。

 そんな私が今読めるのは、児童書程度。二つの病院の診察をして、クールダウンする読書ルームで(=スタバ)のんびりしながら過ごした。読んだのは森絵都著『生まれ変わりのポオ』(金の星社刊)。とてもハートウォーミングな物語。

 本の帯には「めくる命の物語 愛するねこを失った9歳の少年の物語」。私は少年からはほど遠いが、我が愛する猫・ハルが永久の旅立ちを考えたりもした。ステキな一冊。カシワイさんの絵もいい。

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坪田譲治文学賞贈呈式

2024年02月24日 | 読書


  昨日は「第39回坪田譲治文学賞贈呈式&記念行事」に参加した。少しだけ長くなるので、スルーして欲しい。

 この日は、記念公演の五木寛之さん人気もあり、定員の4倍の参加申し込みかあったとのこと。そのことで思い出したことがある。第8回坪田譲治文学賞は立松和平さんの『卵荒い』が受賞、その贈呈式のことだ。当時、立松和平さんは独特の語り口でテレビのレポートで人気を博していた。

 しかし、贈呈式当日の会場の西川アイプラザへの参加は決して多くはなかった。その日、選考委員として参加していた五木寛之さんは「日頃テレビでは見られない立松和平さんの文学のお話が聞ける大切な日。なのに、この会場は寂しい。こんなことなら、文学賞なんてやめればいいんですよ。厳しいことを言うようですが、これが文士なんです」と言い放ったことは、今でも鮮明に記憶に残っている。その五木寛之さんも、今では90歳を越え、杖をつかれて歩かれていた。



 さて、受賞作家の宮島未菜さん、よく「『成瀬』と一緒ですか」と聞かれるそうだが、「同じようなところもありますが、違います」と答えているとのこと。

 そうは言いながらも贈呈式ではドレス姿だったが、森詠さんとの対談の際には作品に登場する「西武」のユニホーム姿。背中にはMIYAZIMAと書かれていて背番号は37(=未菜)を、特注して作ってもらったとの由。

 また、サイン会では、「成瀬」シリーズ第二弾に登場する「びわ湖大津観光大使」のたすきをかけて登場。これまた特注品だろう。まさに、宮島未菜は「成瀬」そのものとみた。



 ところで、この日とても嬉しいことがあった。この日の贈呈式の司会を、久しぶりに森田恵子さんが務められていたこと。私が担当していた頃は、いつも森田恵子さんで、そのお仕事ぶりは見事で、いつも感心していた。なので、今回の復帰は嬉しい。これからも、坪田譲治文学賞贈呈式の司会は、森田恵子さんであってほしいもの。

 もう一つ、昨日は嬉しいことが。贈呈式後開催された「ユネスコ創造都市ネットワーク加盟記念祝賀会」の席で、森詠さんご夫妻と親しくお話しさせていただいたこと。森詠さんが岡山での贈呈式に来られる際は、いつも奥様とお二人連れ。ホント、ステキ。

 ともあれ、坪田譲治文学賞は今年39回目を迎えた。と言うことは、私の書棚には39冊の受賞作が並んでいることになる。これからも、坪田譲治文学賞が続いて欲しいと強く、そして心から願う。



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宮島未奈「成瀬」シリーズ

2024年02月24日 | 読書


 坪田譲治文学賞受賞作家・宮島未奈さんの「成瀬」シリーズ第二弾『成瀬は信じた道を行く』(新潮社刊)も既に発売されており、私はその「成瀬」シリーズの作品に登場するいろんな光景に思い出がある。

 デビュー作で受賞作の『成瀬は天下を取りに行く』では、今はなき大津市膳所の西武百貨店で開催された篠山紀信撮影の「山口百恵写真展」に行った思い出は既に書いた。

 その第一作では西武のユニホームを着て閉店間近の西武百貨店でテレビに映る成瀬を書いている。私は少しだけ東京で暮らしたことがあり、しかし「金帰月来」で、東京ドームの巨人戦すら見ることができなかった。その東京暮らしの思い出でとして見に行ったのが、所沢球場での西武戦。

 そして第二弾では、成瀬は「びわ湖大津観光大使」となり、琵琶湖をクルーズする観光船・ミシガンの案内役などを務める。そのミシガンにも乗船したことがある。

 いろんな思い出を思い起こさせてくれた宮島未奈さんの「成瀬」シリーズ、「第三弾までは書くと決めている」と、昨日の贈呈式で語られていた。その発売を楽しみに待とう。

 そして同時に、宮島未奈さんは渡辺淳一が好きで、恋愛小説も書いてみたいと語っていた。どんな恋愛小説を書くのか、とても楽しみ。早く読んでみたい。

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朝日新聞二面に驚いた

2024年02月12日 | 読書


 昨日の朝日新聞の二面には驚いた(岡山は朝日新聞の夕刊はなく、統合版)。その二面には、ナント、全面を使って、村上春樹さんの「小澤征爾さんを失って」のエッセイが掲載されていた。さすが世界の小澤征爾、そして世界の村上春樹。そんな二人だから実現した企画と言えよう。

 「僕が一番好きな時刻は夜明け前の数時間」という小澤征爾さんのことを、貴重な「夜明け前の友人」と語る村上春樹さん。そんな村上春樹さんの小澤征爾さんとのエピソードが満載。リスペクトに満ちた文章はとても温かく、さすが文章の達人と心から思った。

 ステキなエッセイに魅せられ、小澤征爾さんを偲びつつ、村上春樹さんの作品群を、また読んでみようと思った昨日だ。

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