表記情報が10月26日文部科学省に掲出された。前回の答申で審査継続(保留)とされた7校(8件)〔私立7校〕の ”追試” 結果である。
【発表文】
令和5年度開設予定の学部等の設置の認可について,大学設置・学校法人審議会において審議の上,10月26日に答申がなされましたので,お知らせします。
1.答申内容【判定を「可」とするもの】
令和5年度開設予定の学部等
(1)学部を設置するもの
3校(4件)〔公立0校、私立3校〕
令和5年度開設予定の大学院等
(1)大学院の研究科を設置するもの
2校(2件)〔公立0校、私立2校〕
(2)大学院の研究科の専攻設置又は課程を変更するもの
1校(1件)〔公立0校、私立1校〕
見てもわかるように、6校(7件)である。資料を見てみよう。
【凡例・大学,短期大学】
〇大学名(位置)
学部名
学科名(入学定員)
・専攻名
【凡例・大学院】
〇大学院名(位置)
研究科名
専攻名(入学定員)
入学定員のMは修士課程、Dは博士課程、Pは専門職課程である。
大学、大学院の位置、丸数字は文部科学省の資料順である。
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(1)学部の設置
⑨大阪成蹊大学(大阪市)
看護学部
看護学科(80)
データサイエンス学部
データサイエンス学科(80)
⑫日本文理大学(大分県大分市)
保健医療学部
保健医療学科
・診療放射線学コース(80)
・臨床検査学コース(50)
・臨床医工学コース(30)
⑬尚絅大学(熊本県菊池郡菊陽町)
こども教育学部
こども教育学科(70,3年次編入学定員5)
募集定員、学部・学科名称等は当初申請通りのようだ。
ここでも看護、データサイエンスである。
なお、⑨は遵守事項6、助言事項2、⑫は遵守事項6、助言事項1、⑬は遵守事項4、助言事項2が付帯事項として明記されている。
これらふたつは、以下のようなものである。
遵守事項とは、認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって遵守すべき事項。
助言事項とは、認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって充実することが望まれる事項。
(1)大学院の研究科を開設するもの
⑩松蔭大学大学院(神奈川県厚木市)
看護学研究科
健康マネジメント専攻(M6)
↓変更↓
看護マネジメント専攻(M6)
⑫大手前大学大学院(大阪市)
国際看護学研究科
看護学専攻(M12)
(2)大学院の研究科の専攻設置又は課程を変更するもの
③尚絅学院大学大学院(宮城県名取市)
総合人間科学研究科
公共社会学専攻(M6)
(1)⑩は遵守事項6、⑫は遵守事項2、助言事項1、(2)③は遵守事項2が付帯事項として明記されている。⑩は専攻名称変更・教育内容等かなり詳細なことがらが「遵守すべき」と述べられている。
あとの一つはどうなったかわからないが、令和5年度スタートの設置認可申請は山を越えたと思う。近日中に令和6年度開学・設置をめざす、大学と学部学科の申請にかかる情報が開示されるだろう。