授業見学
佐賀県立佐賀西高等学校1年1組生徒諸君の活動を見ることができた。科目は英語コミュニケーションⅠ、11月4日(金)5時間目の授業なので、ホントに新しい素材である。
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教科書は「ENRICH LEARNING I」(東京書籍)である。東書の英語教科書では一番難しいものだろう。(勤務校に見本あったかな。)
教科書の題材、テーマは ”quality of leadership”、指導者の資質。取り上げられているのは、故ネルソン・マンデラ南アフリカ共和国大統領、登山家の故田部井淳子さん。
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先生からのタスクで、目を引いた活動は以下の質問への解答。
What qualities do you think should good leaders possess?
[Need to] state reasons / examples / details
生徒たちはこの質問に対する自分の考えをまとめる。英文を書くのではなく、マインドマップ(graphic organizer?)を使い、まとめている。話したいことをポイント化して、話せるのはすごい。
ビデオを見て最も驚いたのは、活動中、生徒たちはずっと話しをしていたこと。一人が話す時間は60秒くらいだろうか。会話相手が交代するまで、教室内に生徒たちの声が響いていた。これはすごいことである。生徒諸君が話し続けられるのだ。
それぞれの意見表明には、文法のミス、発音のおかしなところも散見されたが、そんなことを帳消しにできるほどの発信力、発信への積極性である。
活動後まとめとして、指導者の横尾先生は数名の生徒に発表させた。クラスメイトに話しをした後なので、自分の考えを一層まとめて(整理して)発表できた生徒の話しぶりは質が高いと感じた。
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佐賀県立佐賀西高等学校は県内一の進学校とのことだが、基礎学力や学習へのモチベーションが高いとしても、その生徒にあそこまでの活動をさせる授業展開、中身の濃い1コマだと思う。