全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

▲sesquidecadal

2020-03-13 04:00:00 | 全英連参加者 2020

 今日で丸15年です。

 3月13日はブログ開設の日です。平成17年(’05年)3月13日(日)開設なので、今日で丸15年。明日からは16年目です。
 ・・・昨年は担任学年の卒業式、「周年」エントリはありません。

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 英語では「100年の(お祝い)」をcentennial、「200年の(お祝い)」をbicentennialと言います。
 昔読んだ短編「バイセンテニアル・マン」(「聖者の行進*1に収録)に、こんな台詞があります。

 「五十年前、きみはセスキセンテニアル・ロボットと呼ばれたのだ、アンドリュー <中略> きょう、我々はあなたを、二百歳の人(バイセンテニアル・マン)と呼びましょう、ミスター・マーチン」*2

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 なんでこんなことを思い出したかというと、100、150、200に特別な単語があるならば、15にもあるのかなと思ったからです。
 10年単位(十年紀)をディケイド(decade)と言います。調べると5年単位もあり、ラストラム(lustrum)というのだそうです。
 ・・・知りませんでした。

 sesquicentennialはcentennialが「100年の」、接頭辞のsesqui-は辞書を引けばすぐわかりますが「1倍半の」の意味。100×1.5=150です。では、sesquidecaddalは存在するか調べました。
 Quoraというウェブサイトを見つけました。Q/Aに同じようなことを考えた人の質問があり、解答・解説が出ていました。

  • sesquidecadeはdecadeが名詞なので名詞。sesquidecadalは形容詞あつかい。
  • これらの単語は存在しない。高い評価の英語辞書では認められない。せいぜいこれらはオンラインスラング。使うべきではない。

 ブログは、、、使用可かな。
 タイトルに使いましたが、以下明記します。
 sesquidecadalは存在しません。少なくとも「ちゃんとした英単語」とは認知されない(非語)なので▲をつけました。

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「聖者の行進」表紙 MEMO
 *1 アイザック・アシモフ著、原題「The Bicentennial Man And Other Stories」
 創元SF文庫1979年3月9日初版、蔵書は’00年4月14日15版です。
 *2 「バイセンテニアル・マン」第22章(P.305)
 同作は1976年に発表。元々はアメリカ建国200周年に因み計画されたアンソロジーに収録される予定でした。
 1993年にロバート・シルヴァーバーグにより長編化、1999年にロビン・ウィリアムズ主演で映画化。(邦題『アンドリューNDR114』)
 映画は見たけど、長編化された小説は未読です。

 最初のエントリ
 ’05-03-13、「全英連参加者のページ・別館増築

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