全英連参加者のブログ

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ブレードランナー ファイナル・カット<4Kマスター版> ついに見ることができました。

2022-07-21 04:00:00 | 全英連参加者 2022
ブレードランナー ポスタービジュアル  2019年、ロサンゼルス。宇宙植民地で反乱を起こしたロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)ら4人の人造人間=レプリカントは、シャトルを奪い、秘かにこの街に隠れ潜んでいた。レプリカント専門の捜査官=「ブレードランナー」のデッカード(ハリソン・フォード)は、彼らの足取りを追い、レプリカントの製造元である巨大企業タイレル・コーポレーションを訪れる。デッカードはそこでレイチェル(ショーン・ヤング)という美しい女と出会う―。

 僕は劇場で5年前、ブレードランナー2049」を見た。だからデッカードものがたりが、その後はどうなるか、わかっていて鑑賞するいることになる。本作は2007年の再編集版、ファイナルカットである。ブレードランナーが最初に作品として公開されたのは1982年、40年前のことである。僕はどちらも劇場で見ていない。

 過去となってしまった未来の世界!
 BTTFでは2015年だが、本作では’19年に車は空を飛び、人類は宇宙に進出している。人間と見分けのつかないレプリカントを造り、宇宙での奴隷労働に使用している。そんな未来でレプリカントは反乱を起こし、人間の敵となる。レプリカントは数年経つと、感情を持つ。その対策として、その寿命を4年に設定されている。そんな状況で地球に来たレプリカントを処分(retire)する専門職、ブレードランナー。

 暗い未来
 本作のものがたりについては、Wikipedia日本版の「ブレードランナー」が ”必要以上詳細” なので、そちらを参照のこと。僕は映像のことを書こうと思う。

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 酸性雨に煙る’19年ロサンゼルス
 幸い映像のようになならなかったが、やはり雨のシーンが印象的だ。雨の中の銃撃戦、人混みでデッカードがレプリカントを銃撃する。このシーン、やはり攻殻機動隊に見えた。最後の生き残りのレプリカント・バッティとデッカードの死闘が行われるシーンも雨が印象的だ。
 あらためて感じたことだが、本作、映像がホントに暗い。

 バッティの体型、キャラクターはdeja vuがある。バッティのパートナー・プリスは、ものがたり途中から目の部分を黒く塗っている。こんなメイクのキャラクター、何かの漫画か映画で見た覚えがある。日本の映像作家、漫画家に相当影響を及ぼした作品だと言うことがわかる。

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 レイチェル
 本作でも「2049」でも言及されていることだが、女性型レプリカントには妊娠する能力がない。少なくとも本作では「ない」ことになっている。日本人がこの設定を読み、役名をレイチェルと聞いても、おそらくは何も感じない。僕もそうだった。2049を見てから「ああそうなのかな」と感じたこと。

 レイチェル(Rachel・ラケル)は、旧約聖書『創世記』に登場する女性。ヤコブの妻。
 ラケルには姉がいる。レア(Leah)という。

 創世記29章17節
 レアは目が弱かったが、ラケルは美しくて愛らしかった。

 しきたりに従い、姉妹の順でなければ結婚は許されない。そこでヤコブはレア、ラケルの順に結婚した。二人とも正妻であるが、ヤコブはラケルを愛したので、神がそれを見とがめてレアだけに子どもができた。後にラケルとの間にも子どもが生まれるのだが、長い間、彼女は子どもができない妻の立場に置かれた。

 名前が与えるイメージは、日本とキリスト教文化圏では違うだろう。そんなことを考えたのを思いだした。

ATARI...  なつかしいな。 3連休初日、身体がきつかったけど、出向いてよかった。午前十時の映画祭12に拍手と感謝。

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