全英連参加者のブログ

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1989.01.06-08

2006-05-23 04:55:31 | 教師の仕事 2006

 1989年1月6日と1989年1月8日の間には何があったか。
 僕は今年3年生の担任です。夏休みから2学期以降の生徒の進学、就職に備えて、それぞれ調査書を作成しなければなりません。
 勤務校の調査書発行システムはかなりきっちりしており、1年次からの成績データ・出欠席をそれぞれデータベース化し、調査書の成績等欄に引き継げるようになっています。いろいろなデータをあらためて記入・入力しなくてもよくなっているので、後は所見などを別途入力すればいいシステムです。例年はこれでOK、システム作成者・管理者にはどんなに感謝してもしきれません。でも。今年はちょっと面倒なことがあります。
 現在の3年生。西暦では1988年4月2日から1989年4月1日生まれです。そう、この間に昭和天皇崩御に伴い、元号の変更がありました。

 故小渕総理大臣が、まだ竹下内閣の内閣官房長官。記者会見で、『新しい元号は平成(へいせい)であります。』と色紙に書かれた元号を発表したあの年(あの年度)に、現3年生は生まれました。
 調査書は公文書、基本的に生年月日等は元号を用いることになっています。生徒の誕生年は昭和63年、同64年、平成元年と3通りあることになります。
 生徒の誕生日のマスターデータはこんな感じです。

  年月日
  88,5,14
  89,1,1
  89,1,7
  89,1,8

 西暦をそれぞれ88は63に、89は64に読み替えるのですが、1月8日以降は1に読み替えることになります。このデータを年月日ごとに別々の表示欄に読み込むことになります。

 生年月日 昭和(y)年(m)月(d)
 (y,m,dに年月日データが読み込まれる)

 1月8日以降は平成なのですが、元号が昭和のままでは問題なので、今年は生徒の誕生日マスターデータで平成生まれは1ではなく元に変更し、調査書の昭和の部分に手を加えることになりました。

 =IF(…="元","平成","昭和")

 こうすれば元年生まれの生徒の誕生日ならば、元号が平成、そうでなければ昭和を表示できます。西暦で作れればいいのですが、公立学校はそうもいきません。
 根拠法規(?)はこちらです。なお、平成1年か平成元年は元年が正しいことになります。(根拠法規は忘れました。)

*****

 元号を改める政令
 (昭和64年1月7日政令第1号)

 内閣は、元号法(昭和54年法律第43号)第1項の規定に基づき、この政令を制定する。

 元号を平成に改める。

 附則
 この政令は、公布の日の翌日から施行する。

*****

 原文は漢数字。

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