映画の紹介が全てを物語るかも知れない。これ以上の内容はないかもしれない。そんな不安を感じたが、北村匠海と黒島結菜が出演、見ないという結論は出ない。3日の初詣のあとで、ウニクス南古谷まで出かけてきた。
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私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?
その16文字から始まった、沼のような5年間-。
大学卒業直前からの5年間-22歳から27歳くらい。自分のことをこわごわ思い出しながら見た。
<僕>
<僕>は最初から彼女との関係が限りがあることを理解してる。僕は原作未読なので、なぜかわからない。だから「オレといたら、きっと楽しいよ」の意味がわからないまま、ものがたりが進んだ。
大手印刷会社に勤務した<僕>は、新人研修後、総務部配属となる。大学生のときに描いたサラリーマン像から、いきなりはずれてしまう。鬱屈とした日々、唯一の救いは<彼女>の存在。<僕>は終わりがあることを知りながら、、、だから泥沼なのだ。
北村さんが大学卒業から5年間、実年齢(’97年11月3日生まれ,24歳)をはさんで、サラリーマンとして大人になる姿を演じている。老けるとは言わないが、疲れた若いサラリーマン姿が妙にはまる。
<彼女>
人数あわせで飲み会に参加し、途中で抜け出すときに<僕>とつながりを作る。あざとい女性である。実は〇〇〇である。
・・・これ以上は書かないことにする。
<彼女>は大学院生なので<彼>より2歳年上。演じた黒島結菜さんも’97年3月15日生まれ(24歳)、実年齢も<彼>を演じた北村さんよりちょっとだけ年上である。
スクリーンで黒島さんをしっかり見たのは、「十二人の死にたい子どもたち」以来だが、すっかり大人である。ちょっとビックリした。
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<僕>と<彼女>のものがたりは、誰に刺さるのだろう。
同年代の人にはもちろん、あそこまでのことはないかもしれないが、何かしら刺さるだろう。”こんなハズじゃなかった人生” は、かなりの人に共感されるものと思う。