全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

十二人の死にたい子どもたち

2019-02-13 04:00:00 | 全英連参加者 2019
十二人の死にたい子どもたち  それぞれの理由で安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の少年少女は、そこで死体を見つける。死体が何者で自殺なのか他殺なのか、集まった12人の中に殺人犯がいるのか。やがて、12人の死にたい理由が明らかになっていく。(MOVIXの作品紹介) 

 12名の若手役者さんたち。みんなそれぞれ注目ですが、誰が見たいかというと、黒島結菜さん。そんな気分で出かけました。

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 12人のはずなのに13人いる。それも一人はすでに死んでいる。
 死にたくて集合した12名は、目の前の死体(死)に直面する。
 密室劇、謎解きものなので、ストーリーについては、一切書くことはしません。キャストのことを書きます。

 まず、黒島結菜さん。
 第一印象として、顔が違う。「アシガール」「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」のイメージが強いので、演じたメイコは外見がびっくりするくらい、これまでのビジュアルイメージと違う。性格もファザコンで利己主義の、とても嫌な子です。
 いや驚いた。すごくいい。メイコだけではないけど、12人がそれぞれものがたりのところどころで重要な役回りがあります。でも、メイコは相当重要な役回り。

 杉咲花さんのアンリも相当強烈なキャラクター。その目力の強さ、意志(我)の強さはどこから来るか、そもそもなぜ彼女はその場所に来たのか。どんどん謎が深まっていきます。

 橋本環奈さんの芸名秋川莉胡のリョウコ。どう見ても本人を当て書きしたような感じ。

 12人の役者さんすべてについて何か書くと、ネタバレになるので、この辺でやめます。 

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 12人全員にそれぞれ何かがある。延々と続く自殺決行への議論。その議論の果てに何があるのか。
 若者が命を絶つために集まる。こんな設定が映画というエンタテインメントとして成立するのか。そう思いながら見ていました。
 ・・・成立していました。

 答えは劇場にあります。これは劇場に行くべき作品だと思います。

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