全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

違和感がある日本語だ

2018-11-22 04:00:00 | 気になる 政治・政治家

 もちろん意味はわかる。でも、、、

+++++ +++++

 外国人労働者についての法改正に関して、彼ら、彼女たちが「外国人材」と報道されている。菅官房長官が記者会見で「外国人材」という言い方をしている。「外国人(日本国籍を持たない人という意味)」で「(単純とされる)労働をする人」を指す言葉であることはもちろんわかる。でも、僕はなにか違和感を感じる日本語だ。今国会で審議中の「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」(案)を読んでみた。

 「外国人」が62回、「人材」が12回出てくる。
 「外国人材」は出てこない。

+++++ +++++

 日本のプロ野球、以前はアメリカから来た選手を「外人(選手・助っ人)」と言い表していた。現在は「外国人選手」である。成績不振だと「害人」と揶揄されたり、そもそも「外人」に差別的ニュアンスが感じられるので、「外国人」に変わったと記憶している。
 「外国人材」は「外人」とはやや聞こえ方が違う。でも、なんとなく違和感を感じる点で同じだ。「外国人労働者」ではダメなのかな。

 「外国人材」...そのうち慣れるのだろうか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする