tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

アンタッチャブル

2017-04-14 22:04:07 | プチ放浪 都会編

インドには不可触民と言われる最底辺の人々がいて、彼らは徹底的な差別の中で暮らしている。社会そのものが彼らを卑しい者として考えており、彼らを目にしただけで上位カーストの者は顔をしかめる。
就ける職業には制限がある。散髪屋、便所掃除、洗濯屋、そして物乞い。
上位カーストの者と結婚することはできない。不可触民は、貧しさから抜け出すチャンスが社会的に封殺されている。
物乞いは代々継承される職業だ。子供が産まれると、施しをもらいやすいようにわざと手足を切断したりして障害者に仕立て上げる。貧しく虐げられた人々は、こうまでして生き延びるしかない。

物乞いの少女を憐れんで恵むお金は人身売買組織に流れる。それが東南アジア諸国で障害者を生み出し、売春を強要される幼い娘たちを増やす。
施しが人身売買業者を育てているとすれば、安易な施しをする人は立派な犯罪者の一人となろう。わずかな自己満足のために恵んであげる人々が、一方で犯罪組織の片棒を知らぬ間に担ぐことになる。可哀そうと言いながら、片方では無垢の子供たちを苦しめている元凶となる。


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