tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

民族モザイク

2017-04-05 22:52:00 | プチ放浪 都会編

インドの1ルピー紙幣には、英語と14種の言葉で表示されているという。インド全体では、200種類以上にも及ぶ言葉が話されているらしい。なので、同一地名も様々に呼ばれる。ベナレス、バナラシ、バナーラス、ヴァーラーナスィーとかワーラーナシーとか。自在にあやつれる共通の言葉を持たず、かろうじてヒンズー語プラス英語などで意思を通じ合わなければならない彼ら。インドの人間関係がどこかギスギスした感じがあるのは、こうした不便な言語事情によるものかもしれない。

民族と宗教、言語のるつぼ、インドの民族モザイクは多彩だ。英語でトライブとは部族民のこと。アーリア、ドラビダ両民族が侵入する以前からインドに住んでいたオーストロ・アジア系、モンゴロイド系の先住民や山地少数民族だ。たとえば、ラジャスタン州の半乾燥地帯に住む人々など。
今では周辺民族との混血が進んではいるが、居住地や生活様式、文化などで区別でき、大統領令で部族民が指定されている。
インド政府は貧しい部族民の生活向上を図るため、居住地の農地開発、灌漑施設の改善、教育の普及に努める一方で、アウトカースト同様に指定制度を設けて、その社会的地位の向上に努めている。


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