ニューデリーの信号のある交差点のところに、小児麻痺にかかった子供や大人たちが、その患部をさらけ出して哀れを誘いながらお金を乞う姿が目に入る。
東南アジアの国々にはどこにもそういう人々の一群がおり、たいていの人々は彼らが存在しないかのように目もくれずに通り過ぎている。
日本ではもうすっかり人々の記憶から払拭されてしまったようだが、ポリオは小児麻痺を誘発する恐るべきウィルスだ。世界中に貼り廻られた人身売買組織は、ポリオを注射することによってわざと少年や少女を障害者にする。
障害を持つ子供たちを減らすために、世界中の医師・団体・国がポリオの予防接種を行い、患者を減らそうと努力している。それなのに、人身売買組織は逆に自らの儲けのため障害者を作り出している。
障害者集団を作り上げ、障害を持った物乞いが親から子によって継承されるのは、カースト制度に縛られたインドが本場だ。
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