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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

多謝多謝多謝

2008-04-07 20:58:46 | 日記

入院生活の長い患者さんたち、および、仲の良くなった患者さんたちにそれとなく聞いてみたのだが、退院の際に担当の医者にお礼としてお金を包んだり、ナース達にお礼の品をというのは病院側で禁止されていて、いかなるお礼もこの病院では受け取ってもらえないらしい。
それゆえ、退院の際に世話になったナース達への挨拶は、非常に心がこもった言葉にあふれる。自宅での生活に不安を抱いているにもかかわらず半ば強制的に退院させられる患者達も、ナース達に対する惜別の情は堪えないところで、退院の喜びよりも哀愁の情に包まれてやるせない想いになる。
ぼくの場合も、足首を固定しているボルトを抜いて、体重をかけて歩けるようになってからの退院を希望していたものの、手術した傷がふさがり、挿入したプレートやボルトが安定して医療的にやることがなくなったら、さっそく病院を追い出されることになった。手術から3週目。入院から4週目の退院だ。腰痛手術を希望する患者が多く、すでに3ヶ月先まで予約で一杯の状態で、病院側としては医療処置を必要としない亜急性患者については、すぐにでも退院してもらいたがっているようである。

退院の勧告があって、その4日後の日曜日に退院。この後、4週間自宅で養療した後に再入院して、足首のボルトを抜鋲。
ぼくは退院の日取りが決まるや、廊下で世話になったナース達にすれ違うたびに感謝の意を伝えた。彼、彼女たちには本当に世話になった。何よりもまして、手術や足の回復に不安なぼくの心をいつも明るい笑顔で励ましてくれた。
入院当初、人とのコミュニケーションが苦手になってしまっていたぼくを暖かく見守って、いびつなぼくの心を癒してくれた。
感謝の気持ちで一杯だ。言葉では表せないぐらい・・・・・・。この先、足首のボルトを抜くために再入院するのだが、この入院は1週間程度のものだろう。また、彼らナース達に会えるのが今から楽しみだ。

3交代シフトのナース達。ぜひ、挨拶をしておきたいナースと顔をあわせるチャンスが、なかなか巡ってこないのでやきもきする。彼女たちのローテーションは、休みが不定期に入ったりして出勤が予測ができないのだ。
「お世話になりました。ありがとう」
感謝の言葉を伝えた時のナースたちの顔の輝きを、ぼくは一生忘れない。