モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

イキシア・マキュラータの花

2009-04-16 07:18:23 | その他のハーブ
南アフリカ、南西部・ケープ地方に生息する『イキシア』。
南アフリカには約50種ほどの『イキシア』の原種があるが、日本でも原種の球根が販売されていて、そのうちの1種「マキュラータ」が開花した。

(写真)イキシア・マキュラータの花とつぼみ


フランシス・マッソンが初めてイギリスに『イキシア』の球根をもたらしたのが1775年頃であり、それからヨーロッパに『イキシア』が広まった。特に、マッソンがもたらした「幻のイキシア」といわれる「イキシア・ビリディフローラ(Ixia viridiflora Lam.)」は、植物の花としては珍しい緑色の花が咲きキュー植物園のスタッフを魅了し『イキシア』の人気が高まったという。


俄然、『イキシア』を育てたくなり、昨年11月末に『イキシア』の球根を植えた。
茎が弱いために芽が出たら土をかけてあげられるように浅めに植え、寒さから守るために腐葉土をたっぷりとかけ保護して、日当たりが良い軒下で管理した。

葉がでたら5~10℃の温度で20日ほど育てると美しい花が咲くということだったが、室外なので、5℃以下の日もあり枯れそうになったこともあったが何とか開花した。

茎の先端に7~8個ほどのつぼみがつき、その中から2cm程度ののオレンジ色の花が咲く。センターが濃い紫色であり昆虫に花粉と蜜のありかを示している。
夕方から花びらを閉じ陽が昇ると開花するのはチューリップ、アネモネなどと同じで、光・温度に感応している。

このつぼみのつき方が英名のAfrican corn lily、コーンのようなユリとなったのだろう。
また葉は、アヤメ科らしい細く長い葉だが強い風に弱い華奢な感じがする。

(写真) イキシア・マキュラータの葉と花
        

イキシア・マキュラータ
・アヤメ科イキシア属の半耐寒性の球根
・学名 Ixia maculata.L. 。 英名African corn lily。
・原産地 南アフリカの南西部、南部、ケープ地方。
・草丈 25~40cm
・開花期は4~5月、黄緑の花を咲かせる。
・開花後は花柄を摘み取り、葉が黄色に変色したら根元から切り取り風通しの良いところでマルチングをして夏をすごさせる。
・植え付けは11月末までに行い、深さ2センチぐらいの浅植えをし、葉が出たら土を入れて倒れるのを防ぐ。
・有機質が多い排水のよい土壌。霜にやられないように出来るだけ遅く植える。腐葉土・わらなどを敷いてマルチングする。
・葉がでたら、5~10度の温度を1ヶ月保つ。その後は日当たりの良いところで管理する。

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