モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

サルビア・ブルーチキータ(Salvia‘Blue Chiquita’)の花

2012-10-21 23:09:27 | セージ&サルビア
(写真) Salvia‘Blue Chiquita’の花

 

サルビア・ブルーチキータ(Salvia‘Blue Chiquita’)の花は、槍の先のように穂先が伸び、そこに淡いブルーの花が密集して咲く。葉はハート型をした表が濃い緑色で裏が灰白色と、サルビアにしてはバランスが取れた立ち姿だ。

この花姿は、ラベンダーセイジの名で知られる「サルビア・インディゴスパイヤー(Salvia ‘Indigo Spires’)」とよく似ている。しかし、葉は明らかに異なる。

「サルビア・インディゴスパイヤー」に関しては以前にも書いたが、
ロスアンゼルス、サンマリノ市にあるハンティングトンガーデンで1970年代に偶然発見された。
このサルビア・インディゴスパイヤーが発見された場所には、
ブルーサルビアの名で知られる「Sslvia farinacea」と「Salvia longispicata」が咲いており、
両方ともメキシコ原産のサルビアで、この両種が交配して出来たのが「Salvia ‘Indigo Spires’ (Salvia farinacea x longispicata)」だといわれている。

またSalvia longispicata x farinaceaが交配してできたのが Salvia 'Mystic Spires Blue'で、イリノイのBall FloraPlantで育種されたという。
参考に画像を載せておくが、ブルーサルビアに近い立ち姿は個人的には好きではない。

(写真) Salvia 'Mystic Spires Blue'
 
(出典)Proven Winners
プルーブン ウィナーズ (PW) は植物の国際ブランドです。1992年に園芸種苗会社7社(アメリカ4社、ドイツ1社、オーストラリア1社、日本からは株式会社ハクサン)で発足し、現在、アメリカ・カナダ・日本・ドイツ・イギリス・スペイン・イタリア・デンマーク・ポーランド・オーストラリア・南アフリカから18社の企業が参加するグループとなっている。

一方、サルビア・ブルーチキータ(Salvia‘Blue Chiquita’)は、氏素性がよくわからない栽培品種のようだが、
メキシコで発見されたとも言われていて、「Salvia longispicata」となんらかの関係があるのではなかろうかと思われている。

(写真) Salvia longispicata
 
出典:Robin’s Salvias

サルビア・ブルーチキータ(Salvia‘Blue Chiquita’)>

 
・ シソ科アキギリ属(サルビア属)の耐寒性が強くない多年草
・ 学名は、Salvia‘Blue Chiquita’で親がわからない栽培品種。
・ 草丈1mぐらいだが、花穂が30cm程度伸びる。
・ 開花期は9-10月で、ライトブルーの花を次から次へと咲かせる。
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