モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

記憶を超える辛味 辛み大根と釜揚げうどん

2007-01-30 17:21:05 | グルメ
新橋駅西口を浜松町に向かい、昔の通りをほうふつさせる柳が道端にあり、明かりが途切れる辺りまでに行くとお目当ての店がある。

信州そばとうどんの店「おにかけ」。
この強烈な店名はとても気になり、漢字に直したりしてみた。
「鬼かけ」「鬼賭け」「鬼掛け」「鬼欠け」・・・・・・等かな~

最初の訪問は秋の初めでしたので、懐かしいイナゴ・ハチの子の佃煮で一杯。
なかなかのいい出来でした。
つき出しの野沢菜は、軽井沢の駅で売っているものよりも、防腐剤が入っていないせいか(本当はわかりませんが・・・)メチャウマでお代わりまでしました。

ここまでなら長野の名産がある店で、たまにしか思い出さない程度ですが、忘れられない強烈な隠しだまが冬場にありました。

「辛み大根+釜揚げうどん」です。

沸騰した大鍋にかまあげうどん2人分をもらい(これで3人分十分)漬け汁として大根の汁を器に取り、熱々うどんを付けて食べるだけですが、
初体験の強烈な味に脳みそが吹っ飛びそうになります。
何なんだこの辛さは。
わさびのように鼻に抜けることもなく、強烈な辛さが脳天に留まります。
逃げ道を失った辛さが喉元を刺激し、セキとなってむせてしまいます。
脳が破裂するようなこれまで認識したことのない辛味。
強烈さを和らげる仕組みも準備されており、半円球状に盛られた信州味噌をとり、辛み大根汁にとくとマイルドな辛味となる。
それでも、喉越しでツルツルと食するまでには至らないが・・・・・

今は、辛み大根と釜揚げうどんの広告マンとして結構な方々と食したが、はまってしまうヒトとそうでないヒトの違いがわかるようになってきた。

店の主人に確認したわけでもないが、
「おにかけ」は「鬼かけ」かと思っていたが、「お煮掛け(おにかけ)」であるらしい。
煮た具・汁をあとで掛ける長野の郷土食で、横溝正史ばりのおどろおどろしいものではなさそうだ。
伝説と神話で食する辛みうどんが魅力的であり、この点だけが期待はずれであった。
しかたがないから、一緒に食した方とのおどろおどろしい物語を創ることで
伝説と神話をつくりたいものだ。


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私のことを思ってください ビオラ

2007-01-28 23:01:37 | その他のハーブ
色彩が不足する冬の庭を彩るのは、寒さにも強いビオラ、パンジー、においスミレ等が定番。
洋酒メーカーなどがこの園芸市場にも参入してきており、同じ色でも微妙な違いで選べるようになってきた。
今年は、オレンジ色が流行みたいで、我が家でもこの時期はビオラに徹して、淡いブルー、イエロー、淡い紫、赤紫、そしてオレンジ色の5種を鉢に入れて玄関前に配置している。

でも、なんとなく疑問を持っていたが、スミレ、ビオラ、パンジーの違い、区別がわからなかった。昨日ネットで検索したら、こんな違いだった。

・パンジーもビオラもスミレの仲間。
・パンジーは花の直径3センチ以上の花弁が大きいもの。
 つぼみが下を向くので、この姿が物思いにふけっているフランス語でのパンセ(考える)がついた。
・ビオラはピレーネ山脈原産の種で、寒さに強く丈夫。
 名前の由来は、Viola(紫色)から。

それぞれの違いはわかったが、スミレの花咲く頃というように春の代名詞でもあった花が、色彩鮮やかな花があふれる春ではなく、色彩が乏しい冬に存在感をますことになり、(市場ポジショニングの変更ともいうが・・・・)さらに純国産ではなくフランス生まれのスミレ達がイキイキし始めており、このような市場でもグローバル化が進んでいる。

スミレの花言葉は、誠実・謙虚・ひかえめなど、高度成長期を通じて日本人が捨ててきた、或いは、忘れてきた価値観をあらわす花であり、この点でも価値観の交代からパンジー、ビオラが愛されるようになってきたのであろうか。

確かに可憐でかわいい小花のスミレを見ていると、ほっとする安心感がある。
このような価値観をそろそろ取り戻してもいい時代になっているがどうであろうか?

ついでに、自分の好き嫌いを遠慮なくいえば、パンジーの花言葉は「思慮深い」ということだが、この花はあまり好きでなく何故かしらビオラばかり手に入れている。
「思慮深い」考える姿が嫌だったということに改めて気づき納得した。

しかしながら、ビオラの花言葉が「私のことを思ってください。」というのには驚いた。
確かに、スミレは謙虚に咲いており、パンジーは大柄で個性を出し切っていず鎮座しているが、ビオラは、なぜかしら自己主張をしている。
私のことを思っていてとは知らなかった。



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沈黙のレースラベンダー

2007-01-28 21:08:14 | その他のハーブ
先週は、月曜日から飛ばしてしまった。
相方は、3曲歌い終わったあたりで瞬間熟睡。
起こすのもままならず、相方が大好きで飲むと思っていた大嫌いな赤ワイン1本を飲みながら、誰も聞いていないことをいいことにしめしめと思いレッスンを始めた。
「北の漁場」4回歌ったけど難しい。
このあたりで、相方はイスから床に転げ落ちそれでも熟睡。

出るに出られず、歌も飽きたけど、音楽のないカラオケルームは恐ろしいほど怖い。
仕方なく、70年代のベストテンを端から歌い始めた。

この日は、始発電車で帰り、着替えて出社。
寝不足、やや二日酔い。それでも仲間と酒を飲み2軒目の
エブラックカウンターでうたた寝。

木曜日、ふと気づいたら、レースラベンダーが脱水症状でうちしおれていた。まるで、昨日までの自分のように。
目の前にありながら気づかない、見れども見えず。


この花は、気品ある紫が毅然と首筋を伸ばし楚々としている様が美しい。
しかしながらよく見なければこの美しさに気づかない。
じっと耐えている美しさ、この美しさをわかって欲しい。
酒で目を曇らせないで欲しい。
そんな声が聞こえてきてしまった。

レースラベンダーの花言葉は、「沈黙」「私を見て欲しい」だそうだ。
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あでやかなフルーツセージ

2007-01-28 20:58:58 | その他のハーブ
玄関を開けると、階段のかすかな明かりとともに薄っすらと甘い香りが漂ってくる。
「お帰り!」とでもいわんばかりに自分の存在を主張してくる。
そっとゆすってあげると、
歓喜するかのようにさらに芳香を高める。
私の愛人、暗闇での愛人、そう呼んでもよい。
明かりをつけると、グリーンのドレスに、
淡いピンクのチェックをまとうがごとくあでやかな姿が現れる。

そう、フルーツセージだ。

この子は、手間がかかる。
10℃以上を維持するために寒い冬場は玄関に入れたり、
日中は陽のあたる場に出したり、
休日の日は陽のあたる居間に持ってきたり手間がかかる。
花の時期は3月頃までで、冬場に咲く数少ないセージ。

性格は温和で、春になると大きな鉢に植え替え玄関前に出してあげると、60㎝ぐらいの大きさまで成長し、
鮮やかな淡いグリーンの大きな葉で囲まれる。
風が吹き、葉が触れ合うことにより、フルーツの香りが玄関前に漂う。
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折り返し点はハーブ園

2007-01-28 20:38:48 | その他のハーブ
70キロ前半を維持する。
これが至上命題。

だから日曜日午前中は散歩の時間。
最初は、ぎっくり腰予防のために歩いていたが・・・・

そういえばこの頃は、歩くことが目的で、
江戸川沿いの遊歩道をハイスピードで、500㍍を何分で歩くかマシーンのように正確・規則正しく歩いていた。

同じような人達がいて、ほぼ同じ時間に同じ場所ですれ違う。
軽い会釈をするようになり、おはようございますというところまでは来るが、マシーンさん達だから時刻表どおりにすれ違ってしまう。

みんなストイックに哲学するみたいに歩いている。

歩く哲学に飽き、趣味優先の歩き方開発をし始めた。
ゴールの公園にあるハーブ園(片道35分)まで、様々なコースを取り、よそ様の庭を見て歩く。
これがいま一番気に入っている。
街中レポーターとしてレポートしたいが、写真など撮っていると泥棒さんと間違われる危険があるのでどうすれば回避できるか考慮中。
いいアイディアないかな~

清水公園にあるハーブ園がゴールでもあり折り返し点でもある。
ここで手に入れたハーブ育成を実況で記録してみる。
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