モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

10月末は「さし芽」づくり

2008-10-28 11:14:27 | 今月のガーデニングワーク
耐寒性がある多年草セージは、枝が枯れてきたらこれを根元から5cm上で切り落とし
枯葉、腐葉土などでマルチングして根を凍死させないようにする。

春になると芽が出てくるとこの越冬対策がうまくいったことを喜び
花が咲くとそれを愛でまた冬が来る。

この繰り返しだが、確実に老化していっていることは間違いない。
セージの場合は、3~4年で株を一新したほうが良さそうだ。

そこで、株を新しくするために『さし芽』を行ったほうが良いが、
時期としては、梅雨の頃の5末~6月、暑い夏が終わった9~10月頃がベストだが、
越冬との関係で、20度程度の気温がある10月末が一番良さそうだ。
さし芽のまま来春の活動期まで越冬させられるからだ。

昨年はじめてさし芽を作ったが、大きなプランターのまま春まで持ち込んだので管理が容易だった。

また、大事な株は、予備を毎年でも作っておいたほうが良い。
今年は、耐寒性がないため1年草扱いされているコクシネアにもチャレンジしてみた。

(写真) 10月末につくったさし芽


さし芽の作り方の手順
1.さし床の準備
水はけが良い清潔な土を準備する。
肥料分はないほうが良い。腐葉土などは根から腐る可能性があるのでいれない。乾燥しすぎると水遣りの管理が大変なので、赤玉土小粒にパーミキュライトを混ぜて使うとよい。
私の場合は、土を捨てないという方針で再生土を使っているので、使用済みの土を貯めておくプランターをいくつか用意し、①単に貯めておくもの ②土にふるいをかけ根、軽石などを取り除いたものを寝かせておくもの(石灰で中和消毒をしておく) ③土の再生活性化剤をいれ1ヶ月ぐらい寝かせたものをさし床などに再利用している。

2.容器の準備
大き目のプランターと個別のビニールポットを使用。
寒冷地では、魚などを入れている保温が出来るウレタン系のボックスが便利。(ビニールをかけミニ温室がつくれる。)

3.さし芽をとる
今年成長した元気な枝をカットする。(切りたくない太くて元気なモノが一番良い)

4.さし穂をつくる
切り取った元気な枝から5~10cmのさし穂をいくつかカットする。
セージ類は5cm以上あれば十分で、もともと枝が太い植物は10cm以上に長くカットする。
カットの仕方は、水を吸いやすいように節の上で葉を残してカットする。
葉から水分が蒸発するので2枚程度を残し、大きな葉はさらに葉をカットする。

5.さし床にさす
さし床に割りばしなどで穴を開け、さし穂をそこにさし土をかける。
この時に、切り口が傷つかないように優しくさす。(傷口から病原菌が入るのを防ぐ)

6.水をあげる
たっぷりと水をあげ、半日陰に置く。
3日間は何もしない。
その後は、乾いたら水をあげる。がだんだんと水をあげる量を減らす。
肥料は絶対やらない。

7.発根したら植え替える
発根は、生育旺盛な6月頃に実施した場合は、2週間ぐらいで発根する。秋は多少時間がかかるが1ヶ月以内に発根する。
発根したら植え替えるが、今回は2号程度のビニールポットにしたので、来春根が張ったところで3~4号鉢に植え替える。

さし芽したセージ
耐寒性が弱いコクシネア、アフリカンブルーバジル(これらは難しいかな?)
メキシカンブッシュセージ2種、ロシアンセージ、ローズリーフセージ、パイナップルセージ、ブラジリアンセージ・パープル、ジャーマンダーセージの9品種。

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初めてのさし芽づくり

2007-10-11 10:23:27 | 今月のガーデニングワーク
ハーブの殖やし方には、タネから育てる、株分け、挿し木・さし芽などがあるが、
今年初めて、挿し木・さし芽にトライしてみた。

時期としては、気温が20℃以上で湿度が高い6月頃が最適だが、
9月末から10月中旬までも可能なので、
ぎりぎりの時期に実施することにした。

対象は、3~4年たった古株のセージ類。
ボッグセージ、ウリカ、アズレア、ラベンダーセージ、そして、フルーツセージ。

事前に準備するものとしては、
大きめのプランター、用土(小粒赤玉土、腐葉土、培養土)、植物活力剤などだが、
用土・活力剤に関しては、特別なことはせずごく普通に実施することにした。
これで、元気な新しい株が育てられればバンザイだ。

さし穂フルーツセージ                       さし穂ボッグセージ

水あげ                              さし床


① さし床の準備
プランターに用土を入れさし床を準備する。
準備が出来たら、あらかじめたっぷりの水で土を湿らしておく。
清潔な新しい土がベストだが、これまで鉢で使っていた用土を使用した。
土を再生して使うために、苦土石灰(中和・消毒)・市販されている再生用土を、
古い鉢土に軽く混ぜ準備した。
モノを捨てるということが難しく・もったいない時代に入った。
土も再生させ再使用することを心がけている。

② さし穂をとる
今年生育した元気な茎・枝を、わき芽・節のすぐ上でカット。
この枝を、5~10cmぐらいの長さで小分けする。
大きな葉は、水分の蒸発を防ぐために面積を小さくするようにカットする。

③ 水あげ
植物活力剤を入れた水に30分くらいさし穂をつけておくが、
水だけに30分つけておいた。

④ さし床に植える
さし穂を傷つけないように、割りばしで穴を開け、さし穂を植える。

⑤ 日陰におく
さし床(プランターなど)を、直射日光があたらない明るい日陰に置く。
時々、霧吹きなどでさし穂を湿らせる。

⑥ 鉢あげ
鉢あげは、早いもので2週間で根が出るので、さし床から鉢に植え替えるが
今月末以降に実施。
ちょっと気温が低いのが気になります。
特にフルーツセージは、耐寒性がまったくないので、10月のさし芽はチャレンジです。

さし芽をしている横では、チョウが新しいねぐらを探していました。
ばらの葉の裏にねぐらを見つけたみたいです。

卵を産む場を探しているチョウ
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