モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

鶏ササミのたたき

2011-06-07 08:51:28 | 男の料理
暑くなってくるとさっぱりしたものが食べたくなる。
刺身でなく肉で考えると、こんな時に適しているのが鶏ササミのたたきだろう。

焼いてから氷水につけて冷菜にしても良し、そのまま余熱を使って内部まで軽く熱を入れるのも良し、タレは、あっさりしたポン酢或いは濃くのあるゴマダレ、チョット過激にするとトマトソースのピリ辛でも良いので、盛り付けの野菜などを変えることによって和食から洋風にも出来る。

で、最も簡単な調理にすることにして、後で考えれば、レモンタイムを使うことを考えればよかったが、ポン酢にしようと決めていたので思いつかなかった。今度トライすることにする。

氷水で冷やさなければ20分で簡単に出来るので、サイドメニュー或いは酒のつまみとしてもいける。
昆布茶がササミの淡白な味のアクセントとなり、さらにレモンなど柑橘系の風味が食欲を掻き立てる。
手軽なのでお試しあれ! 可もなく不可もない失敗がないメニューだと思う。

 

【材 料】(4人分)
鶏ササミ           8本
カイワレ           1パック
子ねぎ            6本
昆布茶            適量
ポン酢            適量


【作り方】
1. 鶏ササミは、筋に沿って包丁をいれそぎ落とし、厚さが均等になるように開く。
2. カイワレは根元を切り落とす。子ねぎは細かく切る。
3. フライパンにサラダ油を熱し、ササミを並べて両面に火を軽く通す。
4. このササミをまな板の上で包丁の腹で叩いて平らにする。そこに昆布茶をふりかけ、包丁の腹で叩いてなじませる。
5. 食べやすい大きさに切り、カイワレ、子ねぎをのせ、ポン酢をかける。

コメント (5)

レモンタイム(Lemon thyme)の花

2011-06-05 10:31:34 | その他のハーブ
(写真)レモンタイムの花


梅雨時期になるとタイムの花が咲き始める。
淡いピンクが入った小さな花が花序を駆け上がって咲いていき、梅雨の晴れ間にはそのさわやかなレモンの香りとともに爽快な気分にしてくれる。

レモンタイム(Lemon thyme)は、地中海沿岸が原産地のコモンタイムとブロードリーフタイムの交雑種といわれ、料理の香り付けに使われる。

乾燥気味に育ててよいので、庭のグランドカバーとしても適している。蒸れるのを嫌うので梅雨時には枝をすいてあげると良い。

タイムには、古代からミイラの防腐剤として使われてきたとか、ローマ時代には公衆浴場で燃やしその煙を吸ったとか地中海世界での人類との長い歴史があるが、それらはコモンタイムであり、レモンタイムおよびその変種の「ゴールデンレモンタイム(golden lemon thyme)」は、1811年に初めて違った種として認識され記述されたので新しいタイムでもある。

(写真)レモンタイム(Lemon thyme)の立ち姿
 

レモンタイム(Lemon thyme)
・ シソ科イブキジャコウソウ属の耐寒性がある常緑小低木。
・ 学名は、Thymus × citriodorus ( Pers. ) Schreb(1811)。英名はレモンタイム(Lemon thyme)。種小名の“citriodorus”は、ミカン(citri)+香りの良い(odorus)を意味する。
・ ティムス・シトリオドーラス(Thymus × citriodorus)は、ヨーロッパ南部地中海沿岸地が原産地のブロードリーフタイム(学名:Thymus pulegioides)とコモンタイム(学名:Thymus vulgaris)との交雑種といわれる。
・ 草のように見えるが木で、丈が20cm程度の小潅木。生育が旺盛なので、グランドカバーとして使えるぐらい横に広がる。
・ 葉からはレモンの香りがし、料理で使える。
・ 開花期は6月から夏場。小さな淡いピンクの花が咲く。
・ 乾燥した肥沃な土壌を好む。

命名者は、ドイツの動・植物学者シュレーバー(Schreber, Johann Christian Daniel von 1739-1810)、南アフリカ生まれの菌類学者パースン(Persoon, Christiaan Hendrik 1761-1836)。
Schreberは、ドイツのチューリンゲンで生まれ、リンネのいるウプサラ大学などで神学と医学を学び、1770年にはエルランゲン大学の医学&植物学の教授となり、1773年にはエルランゲン植物園の責任者となる。彼は、哺乳類の分類とリンネの命名法に準じた学名の付与などで実績がある。また、ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)からは南アフリカの植物標本を購入するなど、海外の標本を収集した。

Persoonは、南アフリカ喜望峰で生まれ、勉学のためにヨーロッパに来て神学・医学を学んだ。1803年からパリに来たが、貧困を極め、その中で、「菌類学の父」といわれるように菌類の研究で成果を残した。

コメント