モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

宿根バーベナ ミータン(Verbena‘Mi-tan’)の花

2013-05-14 21:31:25 | その他のハーブ
(写真)バーベナ・ミータンの花

 

バーベナ・ミータン(Verbena‘Mi-tan’)の花は、鮮やかな朱赤と白色の花が集まって円形を形作り、まるで伝統工芸品の“手まり(手毬)”のような印象を与える。
園芸品種とはいえ自然が作る造形美は不思議なものだ。
ミータンの草丈は10-15cmで、開花期は4月から10月までと長く、夏場のグランドカバーとしても適している。

 
(出典)加賀手まり

このバーベナ・ミータンは、日本で品種改良されたという。
育種者は、埼玉県北埼玉郡川里村大字屈巣に農場がある桐敷 徹氏で、1994年にそれまで育てていた赤花種の中から変種を見つけ、それを育てて1995年に農林省の品種登録に出願し、4年後の1999年に新種として認められた。
1996年には、バーベナ・ミータンの変種から黄ピンク色の花を咲かすバーベナ・プキプキという新種も登録申請しており、バーベナの品種改良に力を入れている。

クマツヅラ科バーベナ属は、世界で約250の原種があり、北米・南米に多くの種がある。
日本にもクマツヅラ(Verbena officinalis)が路傍に生育していて、葉はバベンソウ(馬鞭草)という生薬として通経・黄疸や下痢の薬として利用されてきた。

ヨーロッパでは、キリストが十字架で処刑された時にその下から生えてきて出血を止めたという伝承があり、“聖なるハーブ”とも言われ様々な病気に効く万能の民間薬として利用されてきたという。

(写真)バーベナ・ミータンの立ち姿
 

バーベナ・ミータン(Verbena‘Mi-tan’)
・クマツヅラ科バーベナ属の耐寒性がある宿根草
・学名:Verbena L.‘Mi-tan’、和名でのバーベナは美女桜
・草丈10-20cm、葉はギザギザの切れ込みがある
・開花期:4月~10月
・日当たりの良いところで育てる。室内で栽培していたのでうどん粉病が発生したようだ。室外に出し風通しが良く水はけが良い状態を作る。
・開花が終わったら切り戻すと秋に開花する。
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