モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ルビーの輝き「ワイルドストロベリー」

2007-06-30 04:41:17 | その他のハーブ
ワイルドストロベリーの苗を5月6日に買い、メダカの水槽として古道具屋で買った、
古い火鉢に植えました。

最近の改良されたいちごではないので、味的には甘くなくすっぱいいちごを想定した。
しかも8月頃まで、いちごがなるみたいなので、これもうれしい。

6月中旬に花が咲きました。



いよいよと思っていたら、あっという間に実がなり、
最初のいちごは、鳥か、何かに食べられた後があり、残骸をみるだけでした。



散歩から帰ってきたら、犯人らしきものを見つけました。

こいつです。
我が家には、つがいですんでおり、日時計の上でよく日向ぼっこをしています。
害虫を取るので、いじめることも、特に大事にすることもなく、
このつがいは、普段どおりの生活をしています。




6月24日の日曜日に、食べてみました。
もちろんワイルドストロベリーをです。

粉ミルクを水で硬めに溶き砂糖を入れ忘れたような味でした。
期待したすっぱさも、いまのいちごの主流である、水分が多い豊かな甘さもなく、
これがいちごかというような味でした。

これでは、改良したくなるのも無理がないか?
というのが感想です。
自然が素晴らしいというのは、こと、ワイルドストロベリーに関しては幻想でした。

でも、この小粒な赤は、観賞価値があります。
庭のルビーのような宝飾の輝きがあります。


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高濃度の「水出しコーヒー」

2007-06-29 08:13:21 | グルメ
この店では、
ストレートコーヒー中心の列が飲み終わり、左側のメニューに移った。
最初は、水出しコーヒー。



先日、店主が、管の付いた缶みたいな物に、粉コーヒーを詰め、ネジでふたを閉めていた。
何をしているか聞いたら、水出しコーヒーを造っているというので、
気になっていた水出しコーヒーを頼んだ。



夕方に設置し、朝(この店は12時オープン)抽出したものを
氷で冷やす冷蔵庫から出し、

アイスコーヒーについているガムシロップを入れるぐらいの小さなガラス容器に
水出しコーヒーが注いで出された。

あらら、意外と少ないのね!が第一印象であった。

香りは特に変わったことがなく、コーヒーの香り。
一口飲んでみると、濃縮されたカフェインが口中に広がる。
重い。カフェインが・・・・・

コップの水を飲み、胃の中のカフェイン濃度をうすめたくなり水を飲む。
これでは、眠気もいっぺんで吹っ飛んでしまう。
最初にボリューム感がないなと不満を持ったが、とんでもない。

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純白の「マシュマロウ(marsh mallow)」

2007-06-28 09:36:51 | その他のハーブ


今年も、やわらかな白い花が優しく優しくポッ~と咲いた。
マシュマロウの花は、こんな表現をしたくなる、やわらかな白である。

マシュマロウの葉も薄緑に白い点が入ったようなやわらかいうす緑色をしており、
全体的に、存在そのものがやさしくぼんやりとしている。
強烈な個性がなく存在そのものがあやふやな感じもする。



こんなところが、バレンタインデーのお返しとしてのマシュマロデー、
ホワイトデーにフィットしたのではないだろうか?
マシュマロウには、こんな推測をしたくなるやわらかさ、たよりなさがある。

日本でのバレンタインデー・ホワイトデーの起源は我こそという団体・企業が複数あり、
本家争いがなければよいが、
女性から愛を告白する本来のバレンタインデーの起源はローマ帝国に遡る。

いかなる時代でも社会は家族で構成され、家族は結婚で形成されるが、
この結婚及び家族の維持に国家と個人の確執の歴史がある。
つまり様々な制約があり、年に1回の女性からの愛の告白を制度として獲得したのは
紀元3世紀のローマ帝国であった。

日本では、1900年代の中頃に洋菓子のメーカーがこの習慣をキャンペーンに導入したが、
あまりヒットしなかったようだ。
一方、女性からの愛の告白の低年齢化を促進したのは、不二家ハートチョコレートであった。

ハート型の板チョコでピーナッツが入っており、体育会系の腹が減った男子にも受けていた。
普通の板チョコが100円とすると、30円とか50円で食べたような気もするが、
1970年代に、このハートチョコが幼稚園児にまでバレンタインデーを普及させた。
又、本命チョコと義理チョコが出始めたのもこの頃であった様な気がする。

しかしながら、バレンタインデーの義理チョコにも高級化・高額化の波が押し寄せ
小中学生のかわいい義理チョコではすまなくなり、強迫観念が強まり、かつ、
目的が欠落しつつあるこの習慣に、だいぶ前から制度疲労と飽きが来ている。
と思う。

女性はどう思っているのだろうか?

今年いただいたチョコレートはまだ手もつけずに、
捨てることも出来ずに、
引き出しの中に眠っている。

もったいない。無駄なことだ。

本来に戻り、勇気のない女性(?)の、愛を告白する日に戻って欲しい。
勇気のあるヒトは、チョコレートが必要ないので、義理チョコはやめにして欲しい。

ホワイトデーもやめにしたい。
バレンタインデーのお返しは、マシュマロなどホワイトなモノを3倍返しするというルールらしいが、
私がいる業界では、事故の補償が3倍返しであり、
まるで事故にあったみたいだ。
義理チョコは。

だから、やわらかく頼りなく意思を明確にしないマシュマロで義理に答えたのであろうか?
欧米にはないホワイトデーを考案したヒトは、実に真理を読みきっていたようだ。

義理には義理で答える。
色があっては主張があるので問題となるので、無印が良い。
ホワイト、マシュマロが最適だ。
という読みはすばらしい。

“マシュマロウはたおやかで頼りない”という問題提起から、こんな展開になったが、
恋愛という重いものを取り去り、安心して楽しめる害のないゲームにしたてた商魂の成果が、
義理チョコであるが、そろそろやめにしたいものだ。
チョコレートは、健康を維持向上する食品の道を拡大させてほしい。



「マシュマロウ(marsh mallow)」

・アオイ科・タチアオイ属の多年草
・別名は、ウスベニタチアオイ・ビロードアオイ・スイートウィード
・草丈 1~1.2m。
・原産地 ヨーロッパ・中央アジア
・marsh(湿地)に育つmallow(アオイ科の植物の総称)ということで、夏場は水切れに要注意。
 飲みすぎで帰宅できない、慌てて仕事に出るなどで、昨年は水切れで迷惑をかけた。

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ブルーの季節 ③ オンパレード

2007-06-27 07:34:35 | その他のハーブ
我が家の庭では、いま、
メドーセージ
ラベンダーセージ
コスミックブルーセージ
ウリカ

のブルーの花が咲いている。
一つ一つは、目立たないが、まとまるとブルーの勢力が強まってきた。

 

 

それぞれの色合いに違いがあるが、メドーセージ、ラベンダーセージは、これからが本番。

コスミックブルーセージは、一休みをしており、夏から秋に向かっての準備をしている。
昨年は、裾広がり的に成長・拡大し、宇宙を思わせる深遠なブルーが咲き誇ったが
今年はどうなるのだろうか?

サルビア・ウリカは、夏を最初にキャッチしてブルーの花が咲き、
また、そろそろ夏休みですよ~ということで、自ら花をつけることを休憩し、
我々に夏休みをとることを暗示してくれる貴重なメッセージを発信する。

ウリカが夏休みをとると
ボックセージ、サルビア・アズレアの出番だ。


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ブルーの季節 ② 「メドーセージ(anise scented sage)」

2007-06-26 09:01:15 | その他のハーブ
セージ系は小柄な花が多いが、メドーセージの花は、
鮮やかな濃い目のブルーで大柄と来ているから咲き誇る姿はインパクトが強い。

とくに、むしむしする梅雨時から咲き始め、30度を超える真夏でも咲き続けるので、
この鮮やかなブルーは、一服の清涼感を見るものにもたらしてくれる。



このブルーの色は、昨年のワールドカップサッカーで優勝と活躍したイタリアチームの色でもある。
イタリアの国旗は、左から緑、白、赤の3色だが、
サッカーにかかわらず、イタリアのナショナルチームは、地中海ブルーとも言われる、
濃い目のブルーをシンボルカラーにしている。

この青を“アズーロ (azzurro)”というが、
西ローマ帝国崩壊後にイタリアを統一したトリノのサヴォイア家のシンボルカラーを使用している。

我が家では、メドーセージのアズリー軍団を直径70cmの木樽を植木鉢として使い植えているが、
こぼれ種から増殖中であり、育てる努力よりも増殖を抑える努力のほうが大変だ。
それだけ、元気がいい、手間がかからないセージでもある。



「メドーセージ(anise scented sage)」
・シソ科の半耐寒性常緑低木。但し、冬場は、地上部から切り戻しを行う。
・流通名はメドーセージだが、サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)
・南米が原産地で、花弁が3cm級のブルーの花を6月から秋まで多数咲かせる。
・咲き終わった花穂は切り戻す。
・草丈50~150cmと大柄で、増殖力が強い。
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ブルーの季節 ① 「ラベンダセージ(Lavender Sage)」

2007-06-24 23:01:23 | その他のハーブ
サルビア・インディゴスパイヤーは、

1079年カルフォルニアの植物園で交配されたサルビア。

ラベンダーセージで店では売られており、

ラベンダーのような、青紫の小花が6月中旬から咲き始めた。

花の時期は比較的長く、夏の庭向きの花でもある。




耐寒性もあるので、昨年は鉢で育てたが、奔放自由な育ち方をし、

直立性がないので、強い風に倒されることがあった。

今年は春先に庭に植え替え、自由奔放な育ちを期待したが、

意外と生真面目にコンパクトに育った。




「ラベンダセージ(Lavender Sage)」
・シソ科の半耐寒性宿根草
・サルビア・インディゴスパイヤー(Salvia ''Indigo Spires')、ブルーサルビアと他の種の交配で作られた。
・草丈は、50~150cm。7月に剪定すると草丈を低くし花を咲かせることが出来る





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レースラベンダー と 「とんぼ(Dragonfly)」

2007-06-23 12:11:14 | メダカ・昆虫
昨日の雨が上がり、真夏のような日差しがさしてきた。

メダカの住処が水草で一杯になっていたので、
刈り込みを行い日差しが入るようにしていたら

“とんぼ”が飛んできて
レースラベンダーの花穂にまとわりつき、羽を休めている。

近くまで寄っても逃げようとしないので、接写をした。





アップで見るとさすがに、Dragon fly というだけの迫力がある。

遠くから見ると、愛嬌があり、子供達に人気がある昆虫でもあり、
夏休みの宿題の格好のテーマだ。
ただ残念なのは、家の身近なところで観察することが難しくなり、
このために出かけなければならなくなったことだ。

自然観察は、不自然な準備と出費が必要なエンターテイメントと同様になってしまった。

“とんぼ”は、“めだか”と並び、絶滅種の代表でもある。
都市化に伴い、都会の自然が後退し、
コンクリートで固められたあぜ道・用水路・河川。
そこに流れ込む家庭用水・事業所用水の汚染がもたらした結果だ。

わずかなスペースでも緑を育て、めだかを飼いましょう。
不快害虫も育ちますが、とんぼやチョウチョが羽を休めにやってきます。


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江戸下町風景 神田明神下⇒神田明神⇒聖橋

2007-06-22 01:04:03 | 近代遺跡
神田明神下といえば銭形平次が住んでいる長屋があるところであり、
銭形平次が投げた銭は寛永通宝だった。


この銭は、幕末まで造られたポピュラーなもので、それまでは、永楽通宝など外国製の貨幣が流通していたが、
寛永通宝がこれらを駆逐したというから如何に大量に作られたかがわかる。

だからこそ惜しげもなく投げ銭が出来たのだろう。

銭形平次捕り物帳は、野村湖堂の作品だが、あたかも史実であるがごとくイメージされるのは、
小判を投げ銭として使うとリアリティがないが、寛永通宝ならばありえる。
というディテールを押さえているところにもありそうだ。

ちなみに現在の古銭としての売買価値は、製造年代で異なるが100円程度からとなる。

地下鉄千代田線湯島駅を下車し、この神田明神下界隈を夕方に散策した。

だいぶさびれたかもわからないが、“神田明神下”はやはり魅力があり、
入ってみたい店がいくつかあった。


神田明神下 左々舎(ささや)
神田神保町を中心とした界隈は、出版社が集中しており、作家などがカンズメにされた
山の上ホテルとか、憂さを晴らした飲み屋などが現存するが、

この左々舎も作家など出版関係者が多いらしい。

しかし今日は、神田錦町のいつものバーで待ち合わせをしているので、後日探検をすることにした。

神田明神下から坂を上がっていくと、神田明神がある。
神田明神に関しては、別途書いてみたいので、本日はこれまで。



神田明神を抜けると聖橋に至る。
聖橋周辺は、地下鉄丸の内線、JR中央線、総武線がクロスし、
神田川の開けた都市空間の先に、秋葉原のネオンがきらめいている。
時間は、19時を過ぎたあたりでトワイライトゾーンのエンドにあたるが、
昼と夜の境目であるこの時間帯は、都市を魔力的に魅了する瞬間がある。



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錯覚の美「スモークツリー(smokebush)」

2007-06-21 12:52:57 | その他のハーブ
清水公園探索⑤おまけ


清水公園のイングリッシュガーデンのカラーコーディネーションに
一味変化をつけているのが“スモークツリー”だ。



基本色「緑」の中で、濃い緑、明るい緑、銀白色の緑、黄色が濃い緑などに、
花々の色が加味される。

そこに、スモークツリーの花が終わったあとの羽毛状の房。
霞がかかったようであり、遠近感・色彩感を錯覚させる。

我が家のスモークツリーは、鉢植えであるため、根が一杯になり育ちに限界が出ている。
春先は、秋の紅葉のように褐色化していたが、
現在は、清水公園のスモークツリー同様に緑化している。

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自分の場所にいる 「リアトリス(gayfeather)」

2007-06-20 09:41:51 | その他のハーブ
清水公園探索

リアトリスは、イングリッシュガーデンではなく、
原っぱの道なりに咲いていた。
草丈50~60cmはあるので、何もない原っぱで存在感を示していた。



頭部には、アザミのような赤紫の穂状の花が密集し、
スラリとした一本立ちは気持ちの良い爽快感を見るものに与えてくれる。



東京タワーの人気がライトアップで復活したみたいだが、
この花も紫でライトアップしたタワーのようだ。
広い空間の原っぱだからこそ、余計に“垂直の存在感”が際立つ。

公園は人工的に自然を作り出すものでもあるが、
人知を超えて飛び出した雑草が生き残れる場所も公園にはありそうだ。
そんな場所がハーブに最も似合うところなのだろう。

このリアトリスは、最も自分が似合うところを確保したのだ。
それが自分の意思なのか、公園の管理者の意思なのかはわからないが・・・



「リアトリス(gayfeather)」
・キク科リアトリス属の耐寒性の多年草。
・和名は、キリンギク、ゆりあざみ、ヤリノホ。
・原産地は、北米東南部
・草丈 50cm~1m。
・開花期は、6月から9月。夏場の花壇には欠かせない。
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