モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

桜 の 盆 栽

2019-04-17 19:54:56 | その他のハーブ
桜前線は大分北上し岩手、秋田まで行っているようだが、やっとブログを書く気になった。

もう、1か月も前になるが、3月中頃に、桜の苗木を買ってきた困った者がいた。
庭の隅にでも植えようものなら、将来隣近所に迷惑をかけるほどの大木に育ってしまう恐れがある。(その頃には生きていないと思うけど…。)
過去に大木になった桜の木を切る羽目になった苦い経験を持ちながら、桜の苗木を買うなんて困った奴だ!

と思いながらも、
桜は日本人の情緒を刺激し、気分をワクワクさせるものがある。
捨てることなど絶対できない!

しばらくしたらつぼみを持ち、一輪開花しそうだったので
植木鉢に植え替え、鉢物として育てることにした。

(写真)植木鉢に植え替えた桜


この桜は何という名前の桜だろう?

特徴は、“淡いピンク色、八重咲き、3㎝前後の花”で探すと
候補としては、八重紅彼岸(ヤエベニヒガン)という品種が浮かび上がってきた。

この品種は、 “江戸彼岸”と“豆桜” の雑種と推定されるコヒガン系の八重咲きの品種のようだがいまいち決め手がない。

開花するとこのようになる。

(写真)開花した桜


(写真)満開になった桜




満開になるとゴージャス、バタ臭くなり、
散り際が美しい桜の風情とは縁が遠くなる。

こんなミニ桜を 盆栽桜 と言い、春先ギフトの人気アイテムになっていると言う。
知らなかった~。

鉢物の桜の育て方

盆栽には一生縁がないものと思っていたが、こんなことから手を出す羽目になってしまった。
初めての体験になるので調べてみたが、桜の場合はそんなに難しいことはなさそうだ。
気をつけるのは枝をカットする際に、消毒に気をつけ清潔を旨とすることだろう。

(写真)桜盆栽


(出典)盆栽エンパイア

将来、こんな姿になるのでしょうか?
苦労の跡はわかるけど、いまいち価値観が分からない。

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サツマイモのサラダ

2019-04-08 18:59:29 | 男の料理
サツマイモのサラダを作ってみた。
出典は、NHK、BSテレビの番組だが、探したけど見つからなかった。

サツマイモのサラダを盛る器がサツマイモで、
器も食べれるというのがなかなかおしゃれだなと感じ、記憶を頼りに早速作ってみた。

出来上がりはこんな感じです。

(写真)サツマイモのサラダ完成品


蒸したサツマイモを半分に切り、中をくりぬいて船を作り、
くり抜いたサツマイモを主材料にチーズ、ベーコン、ルッコラを混ぜ合わせてサラダにします。

蒸してから冷蔵庫で冷やすのに時間がかかるが、後は簡単で失敗がなさそなところが良い。

食べてみての感想だが、結構おいしかった。
サラダというよりは、主菜のボリューム感があり、ブランチの一品としてのポジションが取れそうだ。

また作って食べたくなる逸品かも知れない。


【材 料】
材料は以下のものです。(テレビ番組とは違ってますが似たようなものを使いました。)

1.安納芋 2個
2.ベーコン
3.チーズ(雪印 芳醇ゴーダ・クラッシュチーズ)
4.ルッコラ
5.マヨネーズ少々(まとめる役として)
※ 2.3.5は原作者とは異なる材料です。

【作り方】

1.芋の汚れを洗い、キッチンペーパーで拭き、1/2にカットする。
2.芋を蒸かす。
3.蒸かしあがった芋の荒熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
4.ベーコンを5㎜角の小さなサイコロに切り、フライパンで炒め荒熱を取る。
5.冷えた芋を、船を作る感じでスプーンを使いザクッとくり抜く。くり抜いた芋はサラダの材料を混ぜ合わせるためのボールに入れ一口大に切る。
6.チーズをベーコンと同じ大きさ程度に切る。(手でちぎる感じが良い)
7.ルッコラを手でちぎり一口大にする。
8.芋、ベーコン、チーズ、ルッコラをサラダボールで混ぜ合わせ、少量のまマヨネーズで軽く合わせる。
9.8.を芋の器に盛り付ける。

 

【参 考】

安納芋(アンノウイモ)
種子島で栽培されているブランド芋、焼き芋で蜜が出るほどの甘さが評判。

ルッコラ
ゴマの風味とピリッとした辛さが蜜のような甘い安納芋を引き締める。

雪印 芳醇ゴーダ・クラッシュチーズ
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南アフリカの花、ツルバギア・ビオラセア (Tulbaghia violacea)?

2019-04-03 19:30:59 | その他のハーブ
ブロック塀に密着するように植えた覚えのない植物が花を咲かせていた。

(写真)枯れた芝草をかき分けたらこんな植物が出現


風で飛んできた種がブロック塀にぶっかり落下して定着したのだろうか?
ブロック塀に止まった鳥が糞をし、未消化の種から芽が出たのだろうか?

人間がかかわったらこんな隅っこには植えないはずなので謎解きの有力な切り口はこの二つとなる。

それにしても、この植物は何という名前なのだろうか?

花の色・形、葉の形状などを頼りに植物図鑑で調べたら
南アフリカ・東ケープ原産のツルバギア・ビオラセアのようだ。

植物の生態に疎い飲み友にこの話をしたら、
五反田にあるケニア料理店『マシューコウズバッファローカフェ』に1ヶ月前頃に一緒に行ったので、それで服に種がついてきたのでは?
という大胆な仮説をおっしゃっていました。
ケニアも南アフリカもアフリカに変わりがないし、1ヶ月でこんなに大きくならないことはないし、春だから目くじらを立てるのは止めにしました。

ツルバギアは、開花期間が長く、スレンダーな立ち姿が美しいのでハーブガーデンの植物として近年人気が出てきているという。
また、ハーブとしての効用があるようであり、過去には咳・風邪・肺結核の薬として使用され、又は、腸内寄生虫の駆除にも使用されてきたという。
最近では、食道癌・高血圧治療薬としての可能性が研究されているようだ。
ニンニク、ニラ系の匂いがある植物なので、抗菌効果はあるのだろう!

南アフリカでツルバギア・ビオラセアを採取したプラントハンターは?
ツルバギア・ビオラセア(Tulbaghia violacea Harv.1837 )は、1837年にアイルランドの植物学者&プラントハンターのウィリアム・ヘンリー・ハーヴィー(Harvey, William Henry 1811-1866)によって命名され、カーティスの『Botanical Magazine』で発表された。

この植物を採取したプラントハンターが誰かは明確でないが、
命名された1837年以前に原産地の南アフリカケープ地方にいて植物採集を行っていた人物ということになるが、該当する人物として2名ほど候補がいる。

採取者の有力候補は、命名者のハーヴィー(Harvey, William Henry 1811-1866)、  及び、南アフリカの植物地理学の父と呼ばれるヨハン・フランツ・ドレージュ(Johann Franz Drège 1794-1881)の二名だ。

(写真)ハーヴィー(Harvey, William Henry 1811-1866)
 

命名者のハーヴィーは、15歳ですでに藻類・コケ類に興味を持ち、彼が24歳の時の1835年に兄のジョセフと南アフリカに渡り、財務・会計的な植民地管理の仕事を行なった。
翌年の1836年ジョセフの死後、兄の職責を引き継ぎ1842年まで南アフリカに留まり、仕事以外の時間は朝から夜遅くまで植物採集とその標本作りに没頭した。

この間に収集した植物標本をもとにオットー・ゾンダー(Otto Wilhelm Sonder)と共に『ケープ植物誌』("Flora Capensis")を執筆するが出版されたのはハーヴィーの没後だった。
こんな人物なのでツルバギア・ビオラセア (Tulbaghia violacea)を採取し、自ら命名した最有力候補となりそうだ。

二番目の有力な採取者は、ユグノー教徒でドイツに移住したヨハン・フランツ・ドレージュ(Johann Franz Drège 1794-1881)だ。

(写真)ドレージュ(Johann Franz Drège 1794-1881)
 

ケープタウンの薬局で働いているドレージュの兄のところに1826年に弟と共に旅行し、兄は動物、ドレージュは植物を採取するプロのコレクターとなった。
ドレージュは、1826年8月からケープタウン周辺からプラントハンティングを開始しているので、この時に採取している可能性がある。
また、1840年には南アフリカで同属のTulbaghia violacea var. robustiorを採取した記録があるので、採取していないはずはなさそうだ。

(写真)Tulbaghia violacea var. robustior
 
(出典)Tulbaghia.com

プロのプラントハンターとしてのドレージュ、後にダブリンのトリニティカレッジ大学の植物学教授となったハーヴィー、どちらが最初に採取したのだろう?

(写真)ツルバギア・ビオラセアの花
 

ツルバギア・ビオラセア(Tulbaghia violacea)
・ネギ科ツルバキア属の球根または宿根多年草。球根と宿根の中間的な植物。球根を掘り上げ乾燥貯蔵もできる。
・学名は、ツルバギア・ビオラセア(Tulbaghia violacea Harv.1837 )。英名はwild garlic, society garlic。野生のニンニク。
・属名のツルバギア(Tulbaghia)は、オランダ東インド会社のケープ植民地総督でリンネに南アフリカの植物標本を200種以上送ったRyk Tulbagh (1699-1771、南アフリカ在住期間1717~1771年、ケープ植民地総督期間1751~1771年)に献じて名づけられた。種小名のビオラセア(violacea)は“菫色、スミレ色”を意味する。
・和名はルリフタモジ(瑠璃二文字)。茎、葉を折るとニンニク或いはニラの匂いがするところからつけられた。が、これではわからない。奈良時代720年に完成した日本書紀では、ネギを“岐(き)”と書き、ニラは“爾良(にら)”と書く。つまりネギは“一文字”、ニラは“二文字”なので、ルリフタモジ(瑠璃二文字)は、瑠璃色をした花が咲き、ニラの匂いがする植物を意味する。
・原産地は、南アフリカ、東ケープ地方に自生。
・草丈30~50㎝、
・葉は根元から生える緑色の線形肉厚、折るとニンニクの臭いがする。
・花は茎の先にいくつかの枝がでてその先に花が一つつく散形花序。
・花色は、紫色で花弁は6枚、花冠は無し。
・開花期は、4月~10月頃までと長く楽しめるという。

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