モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

メダカの水草 カボンバ(Cabomba caroliniana)の花

2018-09-28 19:06:38 | その他のハーブ
(写真) カボンバの花


金魚、メダカなどの水草としてポピュラーになったカボンバ、水中での葉は注目されているが、花は鑑賞の対象として注目されていないようだ。
確かに際立ったものは感じられないが、水面に顔を出し咲かせる1㎝~1.5㎝の大きさの白花はシンプルで可もなく不可もない。

このカボンバの原産地は、北アメリカ東岸の広いエリアでの河川に生息し、カロライナ・ファンワート(Carolina fanwort、カロライナ州の水草)と呼ばれている。
今では全世界に広がり、日本には1929年に小石川植物園に導入され、後に野生化したと言われている。
黄色い花を咲かせるカボンバもあるが、これは、南米ブラジル原産になる。

(写真)カボンバ カロリニアナ(Cabomba caroliniana)


カボンバ カロリニアナ
・ハゴロモモ科ハゴロモモ属の多年生水草。
・学名は、カボンバ カロリニアナ(Cabomba caroliniana A. Gray 1837)、1837年にアメリカの大植物学者アーサ・グレイ(Asa Gray 1810-1888)によって命名された。種小名のcarolinianaは、米国カロライナ州を意味する。
・原産地は米国東側の諸州の河川で、ファンワート(Fanwort)、カボンバカロリーナ( Cabomba caroliana)と呼ばれる。
・日本には1929年小石川植物園に初めて導入され、金魚の水草として普及し、販売店では属名のカボンバ或いは金魚藻として売られている。
・カボンバは1~3mの深さの水中で根を下ろす多年生の水生植物で、茎は長さ10mまで成長するという。
・葉は、明るい緑色で 全体の形は半円形~円形、茎に対して対生でつき、基部から5つに分かれ、それぞれの先は3つ程度に箒状に分かれる。これが水中で浮遊する状態が美しいと感じさせる
・花は、6-9月頃大きさ1.5㎝ぐらいの白いを咲かせる。雄しべが黄色なので清楚だが気品を感じる。
・水道の水でも十分に育つが、カボンバが増殖した場合は枝をカットする。捨てる時には川などに捨てずに、生ごみとして処理する。(河川汚染の原因となるので。)


【付録:メダカを飼育している瓶】
(写真)カボンバの栽培環境 ⇒ 紹興酒の瓶


庭でメダカを飼っている。

メダカは生命力が強く、暑い夏を生き延び、氷が張る冬には泥の中に潜り越冬し、春になって水面が波立ちし生き延びてきた証しとしての動きを見せる。
春を感じる感動の一瞬です。

それまでは放り投げておいてもいいぐらい手がかからないので10年以上もメダカを飼うことが長続きしている。

メダカを飼い始めた当初から 3個の瓶を庭に入れ飼育している。
この水瓶3個は、大きな火鉢、江戸末期から明治初期頃に水屋で使われていた水瓶、そして紹興酒の瓶で、古道具屋の倉庫を物色して選んだ。
(この時、餅をつく臼も有ったのでこれも購入し、ガラス屋で丸テーブル用のガラスを切ってもらい花などを置くテーブルとして今でも使っている。)

2018年の夏は、40度近い高温が数日続き、頭が痺れるような異常な夏でした。
ふとメダカの瓶をみると、水草が茶色に変色し枯れているではないですか!
さらに、大きめの黒メダカ(2~3年生存しているメダカ)が数匹死んでいました。

淀んだ瓶の水と枯れ死した水草を入れ替え、瓶底の土をきれいにし、10匹ほど新しく緋メダカを入れました。

ある日、緋メダカは元気かなと瓶をのぞいたら、水草(カボンバ)の花が咲いていました。
水草も定着し、緋メダカも元気なようで、芽出度し目出度しというところですが、黒メダカと緋メダカの未来はどう決着がつくのだろう?
というのが来年の関心です。

(写真)クロスする黒メダカと緋メダカ


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