彦四郎の中国生活

中国滞在記

大学運動会の時期―閩江大学と福建師範大学の学生が宿舎に来る①―

2015-11-11 19:17:27 | 滞在記

 11月4日(水)から6日(金)の3日間は、7月まで勤務していた閩江大学の大学運動会、11月5日(木)から7日(土)の3日間は、福建師範大学の大学運動会だった。この間、大学の授業は休講となる。学生にとっても、土日の休みを加えて4〜5日間の ちょっとした連休となる。この間、学生たちが宿舎に来ることになった。
 11月4日(水)の昼過ぎ、閩江大学3回生の楊君から連絡があり、夕方6時に宿舎に来た。当初5時頃に来る予定だったが、エレベーターに閉じ込められたまま1時間近くいたので遅れましたとのことだった。前日買った、プリンター(450元=9000円)が使えるように設定したかったので、手伝ってもらった。コピーやプリントアウト、スキャナー機能があるプリンターが欲しかった。これで、授業準備がやりやすくなった。
 7時頃に宿舎を出で、市内中心地にある日本料理店「古都」に、楊君と一緒に行った。4か月ぶりの「古都」だった。おかみの鄭さんが、「久しぶりです。よくきてくれました。もう会えないと思っていました--。」と歓迎してくれた。福州日本企業会の斎藤会長が夕食を食べていたので、横の席に座り、一緒に食事をとりながら楊君を紹介した。
 翌日の5日(木)、昼頃に閩江大学の陳さん(3回生)と溤(ふう)さん(2回生)の二人が、宿舎を訪れてきた。彼女たちは、日本語学科ではないが、私の授業に聴講に来ていた学生たちだ。二人とも日本語日常会話能力がかなりついている。陳さんは、「日本のアニメキャラクター」に関心が深く、溤さんは日本の剣道に関心が深く一段の腕前だ。
 午後2時頃、宿舎を出て「三坊七巷」という古い町並みが残る市内の観光地に行った。

 バスに乗って「三坊七巷」に着く。三人でぶらぶら歩く。巷の一つを歩いていると、この辺りでは一番大きなお屋敷があった。公開されていたので入ってみた。何でも、林則除(※アヘン戦争時、イギリスのアヘン政策と戦った人。中国の英雄とされている。)の息子の屋敷だったらしいが、とても立派な屋敷だった。
 近くの別の巷では、清の時代などの「チャイナ服・ドレス展」を開催していたので入ってみた。清の中興の祖といわれている乾隆帝の服の複製もあった。チャイナ服は美しいし、中国人が着るとよく似合う。

 外に出て、少し行く。たくさんの人が行列をなしていたので、「何だろう?」と思っていると。溤さんが、「ここは昔からある幼稚園です。私は、ここの幼稚園児でした。ここで多くの人が幼稚園児を迎えに来ていて、門が開くのを待っているのです。」ということだった。門の上には「花巷幼兒園」とあった。
 夕方5時になり日が暮れて暗闇となる。ここ福州は、この時期 日本よりもなぜか日が暮れる時間が早い。彼女らが大学にバスで帰るのに一番便利な始発バス停(福建医科大学前)に近い、日本料理「福膳」という店に行く。ここも5か月ふりだろうか。神戸出身のマスターに挨拶する。いろいろ料理を出してもらい注文した。彼女たちも美味しいといって食べていたが、「納豆」だけは食べられなかった。(※一箸つけただけだった。)


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