彦四郎の中国生活

中国滞在記

福建師範大学旗山校区(キャンパス)―大学運動会に行く②―

2015-11-07 08:24:02 | 滞在記

 第一運動場の裏入り口に行くと、入場行進を待っている各学院(各学部)のグループが並んでいた。運動場に入る。先頭を行く赤い旗のグループが入場行進を待っていた。

 会場正面の観客席で繰り広げる各グループのそろいの衣装も美しい。舞踏的な衣装もみられる。教員用の正面観客席に向かう。

 8時30分、開会式が始まった。驚いたことに、各学部の学生たちが、正面観客席の前でショー(パフォーマンス)を繰り広げるのだった。

 どの学部のパフォーマンス(ショー)も3分〜5分くらいだが、どれも面白く、アイデアがある。そして美しい。各学部の特色を演出しているものが多かったのに感心させられた。例えば、化学学部の学生は実験用の白衣を着ていて、演出も化学的だ。情報科学部も、人文字でパソコンのキーボートや画面を作り、パソコンキーを操作しているように人が上下し、画面にメッセージを表現するなどしている。地理人文学部は、中国の領土である各省を演出していた。台湾や尖閣列島もあった。政治状況を反映している演出だと思った。しかし、見事だ。面白い。

 音楽学部のショー。美しい音曲に乗って、白市と赤の傘をもち清楚に舞う。

 国際関係学部の行進とダンス。留学生の姿も多い。と、ここでデジタルカメラの電池容量がなくなってしまった。残念、その後の撮影ができなくなってしまった。各学部のショーは3分の1が撮影できただけだった。その後も、すばらしいショーが続いた。全部で25の学部学生による1時間半の演出だった。
 そして、最後に運動会に出場する選手団全員が一斉に入場した。「イーアル・サンスー(1・2・3・4)」のかけ声と音楽に合わせて、3000人ほどの体操が始まった。この体操は、日本のラジオ体操に少し似ていてるが優美な体操だ。小学生の頃からやっている体操だと思うが、3000人の手足や体の動きが―この運動会用に改めて集団練習をしたわけでもないだろうに―実にそろっているのに感心させられた。
 第50回目ぐらいの大学運動会のようだが、この大学の伝統なのだろうと思うが、「開会式」の演出の見事さに感心させられること しきりであった。


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