昨日は「長屋で女史会」だった。
いつも、落語のように「まくら」から始まる。ちょうど「七夕」だったので由来を・・
中国の星祭りをまねたもの。日本では「万葉集」にもでてくいる。「七夕雨」
といって、雨が降るのもよしとするらしい。今回は記録的な強い台風がきているけど、
雨も適量がいい。その日に髪を洗うことが行事になっているところがある。夏の夜に
髪を洗って浴衣に着替える。さっぱりした湯あがりの浴衣美人。
昨日は絶世の美人?の小野小町の話が中心だった。花の色はうつりにけりな・・の小町。
謡曲になったり、伝説が各地に残る。
落語にもなった。河原にシャリコウベが転がっていたので、坊さんを呼んで
供養をしたら、夜に美人が訪ねてきて「私は小町です。成仏させていただきありがとうございます。
今日はお礼に一晩。。。」ということになった。その話を聞いた男がスケベ心をだして、他日見つけた
シャリコウベを坊さんに頼んで供養をしたら夜に背の高い男がやってきて「私は弁慶です。
成仏させていただきかたじけない。今夜はお礼に・・」とかいう話。
小町も弁慶もソクラテスもプラトンもみんな悩んで、死んで骨になる。
お中元も中国からきた風習。「三元」といって、道教の信仰からきた風習らしい。人にものを
自然に贈る、というのはほんとうに難しいものがある。「こころのおきどころ」が伝わるほうがよろし。
今日は「お仕覆」。夜は「タイムドメイン」
明日は「おんなかっぽれ」
幇間・・・・・・・「ほうかん」という。人と人を取り持つ、という意味らしい。
座敷を盛り上げてきた伝統文化だ。吉原だけでも全盛期には40人くらいいたらしい。
もちろん向島や浅草にはあまたの幇間が生きていた。古きよき時代の話。今の時代
が古くなったら、よき時代として語られるのだろうか?あかんやろね。