長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

大石学ワールドに学ぶ

2014-07-22 08:37:00 | Weblog

昨日は「海の日」

毎年この日は、大石学さんがピアノを弾いてくれる。

2011年の3月はじめに隣のトトロみたいに近くに住んでいたセシルが

「これ」といって出来上がったばかりの大石学さんの「ウォーターミラー」を持ってきてくれた。

お礼の電話を大石さんにかけた。まだ合ったことがなかったけど、7月に天真庵でライブ

をやることになった。毎日聴いていたら11日の大震災がきた。

そして7月のライブが無事終わり、8月の墨田区のジャズフェスの時に、セシルと大石さんが

「クロキリロック」を飲みにきてくれた。お店を出るときに、セシルが笑いながら「これからも大石学さんをよろしく」

といったのが最後だった。次の週末に千葉の海で事故で天に召された。3年になる。

昨日は最新のアルバム「アース ソング」から何曲かを演奏してくれた。もちろん蚊取り線香のCMソングではない。

この星の歌。このアルバムの最後に「気仙沼」という曲がある。大石さんが毎年ライブをやるジャズ喫茶「ヴァンガード」。

昭和42年創業の老舗のジャズ喫茶だが、震災でお店もお店にあった3000枚のCDやレコードも流された。でもそこの主人は自宅で聴いていたので流

されなかった「ウォーターミラー」を朝から晩まで聴きながら、お店を再興させた。そんな主人への気持ちが込められていて、こころゆさぶられる曲だ。

どんな状況下に置かれても、「自分の信じた道を歩く」人の生きざまほど、かっこいいものはない。

寝食を忘れるくらい好きなことができる、というのも素敵な人生だとつくづく思う。お金とか名誉とか余分なことを考えず、

人と比べたりせず、ただその好きな道を歩く。そんな人をやさしくしてくれる人たちが、静かに横にひろがっていく時代

がきているような気もする。「音楽」とか「芸術」の真善美がアースの上に優美に広がっていけばいいとつくづく思う。

明日から金曜日までは「お休み」。最近定休日があってないような生活なので、少し田舎の空気を吸いながら、土を

いじったりしてこようと思う。

26日(土)は17時から「墨田川花火大会・浴衣ライブ」。

11月1日(土)に「大石学&国貞雅子ライブ」をやることになった。昨日きまった。19時から5000円(ジャズそばつき)