長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

秋の気配

2011-08-21 08:18:02 | Weblog
せっかく、新しいクーラーがきたのに、まだ使っていない。
今日も朝から雨だし、涼しい1日になりそうだ。

昨日の夕方、ひょこっとジャズピアニストの大石学さんが
蕎麦を手繰りにきた。横には、ジャズドラマーのセシル・モンローさん。
彼は、隣の隣の隣に住んでいる。2人ともジャズの世界では「名にしおう」
存在だ。

ちょうど「墨田ジャズフェスティバル」の最中で、錦糸公演での公演の
休憩時間にたちよってくれた。
モンローさんは「いつもの」と日本語でのたまったので、芋焼酎のロック
をだした。そして、いつものようにオープンエアーな場所までそれをもって
いき、マルボーロに火をつけて、「ここは、まるでブルックリン」と
ご満悦だ。「確かに、君がそこにいると、ブルックリン」というと、
大石さんも爆笑していた。ここは「文花一丁目のカフェ」。

ふたりのCDを聴きながら、談論風発していると時間が過ぎ、お迎えの
車が到着。「このまま、二階で隠れて飲んでいたい」とモンローさん。
愉快なジャズマンたち。

今日は「竹細工」の日。大橋先生は最後になる。

明日は「易の勉強会」朝は「卵かけごはん」
明後日は、「英語で蕎麦会」
金曜日が「ねんど」
土曜日が「墨田花火大会ライブ」

女子大生と旅にでる・・

2011-08-20 07:51:50 | Weblog
昨日は、朝から雨だった。一階の天井からクーラーを
つるす作業をやってもらった。室外機の新旧交替を
雨の中でやってもらった。感謝。
今年は猛暑でクーラーがなかなか手にはいらず、修理や取り付け
も大忙しみたい。先週、壊れて、修理を二日かけてやってもらったけど、
なおらなくて、新しいのを買うことにしたけど、一番はやいので、
「月曜日」ということだった。
金曜日(きのう)は、ピアノと薩摩琵琶の「グリンピース」の
ライブもあるし、困っていたら、朗報が届いた。

引退した?おじいちゃんと、見習い中のお孫さんが、「やってみましょう」
ということになり、雨の中をやってもらった。「下町の力」「本来の日本人の
力」を感じた。
薩摩琵琶で「♪祇園精舎の鐘の声・・・」が始まったときは、みんな
「日本人にかえった」そんな気持ちだった。

こないだまで女子大生だったような「グリンピース」の2人と
晩秋の伊賀の里山で、「出張蕎麦会&音楽会」をやることになった。
昨日ちょうど遊びにきていた渡辺愛子さんの伊賀の窯場で、
やろう、と昨日きまった。愛子さんも出会ったころは、「こないだまで女子大生」
みたいだったけど、最近は、その道でも名前が知れ渡ってきた。
お店を始めて初めての出張蕎麦会。修行中は、よくやったもんだ。


今日は「スケッチの会」
和香菜さんが、おもしろい本を貸してくれたので、あと10pくらいを
読まなくては・・

明日は「竹細工の会」

明後日は月曜日。はやいもんで「卵かけごはん」が食べられる。

暑い夏もそろそろ終わり ?

2011-08-19 08:46:33 | Weblog
昨日はお休みだったけど、テレビの撮影が
あったので、朝から焙煎したり、蕎麦を打ったり
していた。やはりクーラーは壊れたままで、
猛暑の中、スタッフの人も、ぼくも汗びっしょりに
なって、仕事をした。
しかも、撮影に集中するあまり、食事をする時間も
忘れ、酒々井のそばやにいく時間も過ぎ、それでも
汗びっしょりになって、収録をした。

酒々井についたら、お店の前の蕎麦畑から吹く風が
気持ちよく、たんぷらをつまみながらビールでそば
を待つ。来週は蕎麦の種まきがある。
手塩にかけて育てた蕎麦たちが、生育する姿を見ながら
そばやをやってる店主がうらやましい。

その後は、温泉にいって、汗を流す。3日間、クーラー
のない中で仕事をしたためか、汗の出がいい。
「生きている」を満喫した。
やはり自然がいい。自然体で生きていきたいものだ。

今日は「琵琶とピアノのコンサート」
があるので、4時で閉店。

明日はスケッチ。

明後日が「竹細工」


やりたい仕事

2011-08-18 07:58:11 | Weblog
今日は休みだけど、これからエアコンの修理第二段、
つまり、昨日は室外機の部品を全部かえたけど、うんとも
すんともならなかったので、再挑戦。(別の業者)

パソコンは、あいかわらず見難いけど、心頭を滅却して
なんとか仕事をしている。
昨日は、あなろぐな仕事の打ち合わせをした。
やりたい仕事、まだ到達してことは、やまほどあるが、
「今、やらねばならない仕事」がひとつあるので、今年、
大震災のおきた今年に、やってみたいと思う。

今日は昼から撮影があり、その後は、千葉のそばやに
蕎麦粉をとりがてら、一杯やろうと思っている。
休みにそばやで一杯・・・こんな幸せなことはない。

昨日の夜は、「自きょう術体操」の勉強会にいった。
50肩もだいぶよくなったけど、この体操を続けると、
「しゃん」としそうだ。


8月19日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色
演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
9月から「うた小屋」という新しい教室を百香ちゃんがやってくれることに
なった。


8月27日(土) もにじん花火大会 らいぶ(墨田花火大会。浴衣か甚平がドレスコード)
演奏:長澤紀仁(ギター)・マツモニカ(ハーモニカ)
17時開場 17時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)

8月31日は「ねっと31」の二回目。
国貞雅子の弾き語りを聴きながら、酒を飲む。19時から会費4000円。


今日は書の会

2011-08-16 08:04:55 | Weblog
最近、二階には、南條先生の寒山拾得を飾っている。
絵もいいけど、先生の書もすばらしい。誰にも師事せず、
自由奔放にひょうひょうと書いてあるのがいい。

バンダヂの上に、「白日青山に遊ぶ」というのがある。
まだ昭和だったころ、新宿の三越ギャラリーで、初めて
南條先生に出合った日に、買いもとめたものだ。
そのころ、ある会社とジョイントで仕事をしていた。
お互いの会社の「哲」が、あわなくて、契約を解除して、
野にくだろうかと考えていた時、突然雨が降ってきて、
そこにあった「三越ギャラリー」に雨宿りした。せっかくなので
エレベータにのって、上の会にいくと、けったいな絵(寒山拾得)が
並んでいた。「本来無一物」とか「相語相笑」などの言葉にもなんとなく
ひかれ、たたずんでいたら、作務衣をきた老僧みたいな人が、声をかけて
きた。お客さんがたくさんいて、対応に追われているように見えたけど、
こちらにつかつかと歩いてきて、「どこかでお会いしましたか?」
という。ので「いや、たぶん、はじめてです」
と答えた。ら、「京都あたりで、お会いしませんでしたかの~?」
というので、「いや、京都時代は毎日珈琲を入れるのに必死で、美術館や
ギャラリーなどはほとんど無縁な生活でした・・」と答えると、
「ほんじゃ、前世であっとるわい」ときた。ふたりで顔をあわせて笑った。
そして「ままよ、きんたま、男の子」よろしく、その絵を買って、家の壁に
かけ、酒を飲みながら、「新しい道をいこう」と思い、野にくだり、代々木に
あった事務所を池袋に移し、ゼロから再スタートした。
「白日青山に遊ぶ」。とらわれのない心でいると、いつでも、どこでも
そこには青山(楽園)がある。心ひとつの置き所で、人生どうにかなるもんだ、
ということをその絵には、何度も教えてもらった。

それからバブルがはじけ、三越ギャラリーも閉館になり、南條観山展を
天真庵でやることになった。まったく不思議な奇縁だ。

最近、またその絵たちが、話かけてきたり、夢にでてきたりする。
いままでも、そんなことがちょくちょくあった。

今日は「書をしよう会」の日。IT企業の社長でありながら、書家という
顔ももつ貞本さんがやってくる。
文人墨客たちがきて、好きな書をかき、酒を酌み交わす。

金曜日は、こないだまで女子大生だったようなふたりの素晴らしい
コンサート。薩摩琵琶とピアノで、いろいろな青山を遊ぶような
世界をみんなで楽しみたい。

月曜の朝は卵かけごはん

2011-08-15 05:31:30 | Weblog
お盆休みの最中(さいちゅう)だけど、最中(もなか)では
なく、今日は「卵かけごはん」(8-10)の日。
平飼いの卵、無農薬のごはんを土鍋で炊き、そばのかえしと、そばの出汁をとった
かつおぶしやさばぶしでつくったふりかけ、自家製の香のもの、を
食べ、手前味噌でつくる味噌汁を飲むだけだけど、週の始まりの朝に、日本人らしい「食」を見つめるというのは、いいもんだ。

ぼくがいった宗像高校というのは、家から田んぼの中を歩いて、徒歩10分
のところにあった。田んぼの中の学校だったけど、出光興産の創始者、出光佐三
さんが、いろいろ影でささえてくれていたので、すばらしい環境の学校だった。
修学旅行で東京にいくと、代表が有楽町の本社の「店主室」(社長ではなく、店主
にこだわった人だ)に挨拶にいき、栄太郎飴をお土産にいただく、というのが
ならわしだった。
店主室には、彼の好きな仙崖和尚の絵や、唐津の焼き物などがきれいに展示されていた。仙崖の寒山拾得の絵もその時に知った。その後、寒山拾得を描く南條先生とであったのも、そんなことが縁になったのだと思う。「自噴の水」という彼の哲学を著した本もいだだき、座右の書として、何度も
読ませてもらっている。
「陰徳を積む」ことを、教えていただいた故郷の大先輩である。


8月19日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色
演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
9月から「うた小屋」という新しい教室を百香ちゃんがやってくれることに
なった。


8月27日(土) もにじん花火大会 らいぶ(墨田花火大会。浴衣か甚平がドレスコード)
演奏:長澤紀仁(ギター)・マツモニカ(ハーモニカ)
17時開場 17時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)

8月31日は「ねっと31」の二回目。
国貞雅子の弾き語りを聴きながら、酒を飲む。19時から会費4000円。







ワニ調理に舌鼓

2011-08-14 08:29:30 | Weblog
郡上踊りの最中だと早朝のラジオが伝えていた。

郡上といえば、鵜飼であり、鮎だ。

中国自動車道に「三次」というインターがある。「みよし」という。
広島だけど、瀬戸内海よりも、山陰に近い。蕎麦の修行にいった「達磨」
も近くにある。東京にきてから、毎年のように車で九州に帰る。帰る
というよりも、旅の途中に立ち寄る、みたいな感覚。最初は、薬局で「モカ」
などを調達して飲んで、なるべくはやく帰る、みたいな旅だった。ある時、「
そうだ、出雲に行こう」と、思い立ち、
「三次」で降りて、山陰を旅しながら帰った。そこから、「旅の仕方」が
変わった。風のふくまま、縁を感じたり、ピンときたら、その道をいく、
みたいな旅になった。そんな意味では、人生という旅の途上で、三次
というのは、とても大事な分水嶺みたいな場所だ。

今年も宿を予約して1泊した。郡上ほど有名ではないが、ここも鵜飼があり、
この季節はどこの料理屋でも「あゆ」がでる。そして、料理屋にいくと、
「ワニが入荷」などと書いてある。三次は「ワニ料理」が郷土料理だ。
ワニといっても、ターザンにでてくるワニではなく、この地方では、
サメのことを、ワニという。
さっと湯びきされたワニを生姜醤油につけて食べる。因幡の白兎の敵討ち
みたいな爽快な味がする。ぬるめの賀茂鶴を飲むと、のどがグビグビとなる。

今日は「占いの日」。13時から易の先生・福田さんがきて、二階で
易占神社。30分3000円。ひとりでやっているので、できたら電話で
予約してきてほしい。03-3611-1821

8月19日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色
演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
9月から「うた小屋」という新しい教室を百香ちゃんがやってくれることに
なった。


8月27日(土) もにじん花火大会 らいぶ(墨田花火大会。浴衣か甚平がドレスコード)
演奏:長澤紀仁(ギター)・マツモニカ(ハーモニカ)
17時開場 17時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)

8月31日は「ねっと31」の二回目。
国貞雅子の弾き語りを聴きながら、酒を飲む。19時から会費4000円。






今日から営業

2011-08-13 08:34:59 | Weblog
今日は5時から蕎麦を元気に打った。ラジオを聞いていると、
早朝から道路がすごいみたい。40kくらいの渋滞もあるとか・・

人のいく裏に道あり 花の山

ではないけど、いいときに東京にもどってきた。

九州では、お茶の聖地「星野村」にいき、ほたるやひぐらしの鳴く声を
聞きながら、玉露を楽しみ、佐賀の廃村になった元・公民館で蕎麦屋を
始めた狐狸庵で、田舎の蕎麦を楽しみ、実家のある宗像に辿りついた。

宗像(むなかた)。宗像神社の神域で、空海が中国から帰国した時に、
神さまに感謝して、高野山より前に鎮国寺を建立した。東郷平八郎も
日本海海戦の勝利の時に、宗像大社に戦艦三笠の羅針盤を寄贈した。
「海のシルクロード」とも呼ばれ、大陸から文化の花道みたいな役割
をはたしてきた場所でもある。出光興産の創始者・出光佐三翁も宗像出身で
生前は、宗像大社の復興に人知れず尽力した。人知れず尽力するようなことを
昔から日本人は「陰徳を積む」といってきた。近頃の経営者みたいに、
何億寄付したとか、マスコミをつかってでしゃべってる経営者にも、お参り
させたいものだ。

宗像の隣に津屋崎がある。そこに「津屋崎千軒」といって、昔栄えた商家が
すこし残っている地域がある。そこにいったら、街お越しをやっていて、
コンシェルジュみたいな店で、木工の展覧会がやっていた。
石田剛さん、大柴壱生さん。
そこから紹介された版画家の個展にいったら、ぼくの高校・宗像高校の
先輩だったり、全国に名前を知られたギャラリーの女将が、同じ北九州八幡の
生まれだったり、無駄のない縁が、どんどん広がっていった。あと何日か
いたら、天真庵の移転先まで見つかりそうなそんな勢いだった。





江戸前

2011-08-12 08:43:17 | Weblog
外国にいって、日本に帰ってきたら、「すし、てんぷら、そば」
あたりがむしょうに食べたくなる。

夏休みに九州に帰ったときは、あじが食べたくなる。
玄界灘の夏のアジは美味い。「玄ちゃんあじ」という。ちょっとマニアックだけど、
港にいって「かなとふぐ」があれば、それを食べるのも
楽しみだ。これを味噌汁にすると、ごはんを食べるのは
もったいなくて、朝から「酒!」と叫びたくなる。
汁物で酒が飲めれば、酒徒としては、一人前か?

九州から、東京に帰ってくると、「すし」が食べたくなる。
いや、なった(過去形)。最近は九州でも江戸前のすし屋を
何件が知った。ねたは東京よりも新鮮だし、安い。
教えたくないけど、北九州にも福岡にもいいすし屋が、ある。

「そば」は、なんていったって、江戸、だった(これも過去形)。
ぼくのHPに、バナーがはれれていて、そこに「蕎麦WEB博覧会?」
そんな部屋がある。そこの表紙に「狐狸庵」という蕎麦屋が紹介されて
いる。そこにいってきた。
これは、ちょっと車の運転も大変だけど、すごい蕎麦屋だった。
どうすごいって、こんなのは、文章で表現できない、くらいすごい。
最近は、我師匠、高橋さんのい影響も大きいけど、西日本にいいそばや
が増えてきた。

昨日は、そんなわけで、すし、てんぷら(これはもともとあまり好きではない)、そば
を食べる気にならず、うなぎを食べにいった。
いたわさを酒肴にしながら、ぬる燗を飲みながら、うなぎを待つ。
こんな幸せな「まち時間」はない。

今日は朝から仕込みにおわれている。明日からまた「あきない中」の
モード。