長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

備前の徳利に斑唐津

2007-10-21 06:26:20 | Weblog
昨日の夕方はおもろい人たちが酒を飲みにきた。
正確にいうと「蕎麦を食べにきた」のだが、3時には「うりきれ」
になっていたので、「花膳」(ガレットの膳)にされながら、酒を
飲まれた。
先週届いた、久保さんの「備前の徳利」で、ぬる燗にすると、
「まずい」くらい美味い。・・・と某日経の編集をされている女性が
のたまった。同感・笑

昔から、「備前の徳利で、斑唐津のぐいのみ」で飲む、というのが左党の
あこがれ。昨日あけた「飛翔藏」(秋田)の酒は、五臓六腑にしみるほど
美味かった。

今横浜でアートイベントを企画しているOさんも、ガレットを楽しんで
いかれた。友達でテレビの脚本を書いている君の「女にもてるうんちく」
(深夜番組で彼が作成している)もおもしろかった。

いわく・・・「ガレット」を知らないようでは、もてない。
けだし名言?
といって、今日うちにきて、「ガレットください」というのも、
やぼったい話だが・・・

やはり昔から言われているように、「まめ」でなくては女にもてない。
といって、今日うちにきて「まめ下さい」といわないように。
珈琲豆は、売るほど焙煎していない・笑


地パン

2007-10-20 06:48:20 | Weblog
先週あたりから、一年ぶりくらいに「地パン」
を食べている。
「長屋の夜話膳」で、ワインがどうしても飲みたい、という
わがままなお客さんがいる。
自分的には、白ワインは、絶対に日本酒のほうがいい、ので、
赤ワインはおくようにした。
赤ワインといえば、「地パン」が食べたくなる。

青山のナチュラルハウスにも売っているけど、「野さし草」
にチーズをのせて食べると、ワインが2本くらい、すぐ胃の中
に入ってしまう。

「地パン」と「野さし草」・・・説明するボキャが朝はでてこない。
でも南條さんの「寒山拾得」のように、日本人ではきらいな人
はいないのではなかろうか?

秋は熱燗がいい

2007-10-19 06:33:01 | Weblog
昨日は会計士のたむさんと打ち合わせ。
いつも日本酒、しかも熱燗を飲むので、
昨日は錦糸町の「井の中」。

ここは、若い店主だけど、熱燗でおいしい日本酒を
だしてくれる。
昨日は奈良の「睡龍」を飲んだ。

秋は日本酒が美味い。
こんどいく時は、まいぐいのみ、を持参しよう。

亀田兄弟

2007-10-18 09:43:39 | Weblog
先週の世界戦。たぶん内藤の一方的な試合だと思って、
ビデオにも撮らず、薩摩琵琶のライブにいき、神谷バーで飲んでいた。

ぼくは平成10年から「ヨネクラジム」に通っている。
今世界をねらっている、島田やクレージーキムたちも、20代の前半で
若かった。
こんな裕福な時代に、「こぶしひとつ」で、勝負しようというボクサー
たちは、すごくいい。
いっしょに練習していると、彼らの「やさしさ」なんかが伝わってくる。
リングにあがる前のボクサーたちは、みんなまじめで、やさしく礼儀ただしい
青年ばかり。試合が決まり、減量しながらリングを待つときは、孤独できつくて、
ストイックな世界にはいる。あの四角いジャングルの中にあがると、自分ひとりで
死をかけて戦わなくてはいけない。どことなく、人生ににている世界。
だから「明日のジョー」はいつまでたっても「明日のわたし」の夢を支えて
くれているのだと思う。

亀田のオヤジだけでないけど、政治家、不祥事をおこした会社の社長なんかも、
「礼節」が足りない。だれかに助けられたら、「ありがとう」。迷惑かけたら
「ごめんなさい」。そんな当たり前なことがいえない「今」の時代って
なんだろう?









墨田区商店コンクール?

2007-10-17 06:40:07 | Weblog
毎年、墨田区では行われているようだ。
先週区議会議員さんとか、12人くらいが来店して、いろいろ
な質問とかをされた。「どんなコンセプトでやっていますか?」
とか・・・

昨日結果がきた。「優良賞」らしい。
12月に「うんこビル」のとなりの墨田区役所内で、表彰されることに
なった、らしい。

バブルの最中に、「日経のソフトウェア優秀賞?」・・・
弊社が開発した「兜町」という株価分析ソフトが、認められ、
帝国ホテルで表彰されて依頼、ひさびさの「ひょう・しょう・じょう」だ。
その当時の日経新聞の社長だったM社長から賞状をいただき握手をした、
けど、すぐに彼は、表舞台から去られた。審査委員長だった「●●証券」
のT社長もまもなく退任された。
バブルがはじけたり、世の中が動く時、は「あっと」いう間。
今もそんな「時」のような気がする。

今日は「タイムドメイン」。
せめて、音楽くらいは、好きなものを聴きたいものだ。

書をしよう会

2007-10-16 06:37:22 | Weblog
先週、頼山陽の書がきて、それを二階に飾ったら、「文人の書斎」
みたいになった。実際に彼の書斎は、「山紫水明所」として、京都に
残っている。立命館の広小路校舎のすぐ近くにあったので、一度訪ねた
ことがある。そのころは、書もお茶もやっていなかったけど、不思議な
縁みたいなものを感じた。

秋になると、毎年京都をたずねた。南禅寺の野村美術館で毎年南條先生が
個展をやっていたから。毎年何人かをお連れして「大人の修学旅行」
と称して、不思議な旅行を12年続けたけど、今年から南條さんが引退したので、
いく理由がなくなった。この庭は、野村美術館の隣にある非公開の「碧雲荘」の
庭。名工、小川治兵衛がつくったもの。

今日は「書をしよう会」。

新そばのガレット

2007-10-15 06:32:54 | Weblog
先週から北海道産の新そば。
そばが売り切れた場合の予備軍として、「ガレット」(そば粉のクレープ)
を用意していたけど、最近は日中でもそれを所望するひとが多くなった。
うちのは、新そばを水でといて、フライパンにいれ、チーズとのりをのせて焼く。
それをそばの「かえし」と柚子胡椒で食べる、といった「簡素」なものだ。

ガレットの本場、フランスでは、ベーコンとかはハムとか卵をいれたり、シードル
を飲みながら食すらしいが、なんともそんな食べ方は、股間がムズムズするような
違和感がある。

「和」の文化は「ごちゃまぜ」みたいなものだが、芯がなくてはいけないし、
調和は大切だと思う。

赤福もそうだけど、最近のいろいろな「食」の問題は、
モラルの欠如、もうけ至上主義の極めだし、「地産地消」の精神の欠如
のあらわれだと思う。
自分の「口」に入るものくらい、口だけでなく、少し頭を使いたいものだ。

東京シティーマラソン

2007-10-14 06:31:49 | Weblog
マラソン仲間の「わか」が新そばを持って遊びにきた。
彼は神楽坂の蕎麦屋で、蕎麦打ちをやっている。
秋田の新そばらしい。なかなかつやがあって、香りもよかった。
なんといっても、そばきりが上手くなって、彼も上機嫌だった。

だから、というわけではないけど、金沢の「常きげん」のひやおろしを
気持ちよさそうに飲んでいった。仕上げはいつものように「死神」。

そして極めつけは、「東京シティーマラソン」の参加が決まったことだ。
彼とは、ホノルルマラソンにもいったことがある。
体験しないと、わからない「よさ」がある。そういう意味では、
ぼくも来年は、「東京・・」に参加したい、と思う。鬼に笑われそうだが・・


腱鞘炎

2007-10-13 06:43:05 | Weblog
いい天気が続く。
今日は少し肌寒いけど、やはりいい日になりそうな予感。

昨日は開店前に焙煎の準備をしていると、見慣れない人たち
10人くらいが来店された。議員さんもこられた。
「墨田区商店街コンテスト?」みたいなイベントがあるらしい。
それにノミネートされた、ということ?

ま、どうでもいいけど、昨日はいそがしかったので、
これからお店にいって、焙煎。

今晩は般若君が上京。
彼もぼくも腱鞘炎ぎみ、の秋。

古典の新作

2007-10-12 06:27:26 | Weblog
昨日は浅草のギャラリーエフで友吉鶴心のライブがあった。
このギャラリーは、130年前に立てられた藏があり、その藏を
アーティストたちが改装して、ギャラリーにした。

友吉さんは、「薩摩琵琶」の奏者。薩摩琵琶は、かごんまの上級武士たちの
間で、精神修練のためにつくられてきたもの。もとは、お経を読むときの
BGMとして渡来した「盲僧琵琶」をもとにしている。
祇園精舎の鐘の音・・・ビンビン、とやるのが「平家琵琶」で、
明治以降は三味線音楽とのコラボで博多界隈では「筑前琵琶」が
発達してきた。

ライブの後に、煎茶仲間のあさちゃんと久しぶりに「神谷バー」で電気ブランを飲んだ。

この店に通うようになって20年以上が過ぎた。
いいものは、「古い」も「新しい」もない。
そんなものを、自分で伝えたいものを、静かに伝えていく。
「古典の新作」という友吉さんのイズムに、ロマンを感じた。