長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

申年がはじまりはじまり

2016-01-03 17:58:48 | Weblog

久しぶりの東京でのお正月。

昨年は、「松休み」と称して、6月と11月に実家に帰り、

90歳の親父に松の手入れを習う。やまね組の「宇部のコンサート」

もあったので、去年は3回帰省した。

60の手習いも、少し遅しという感もあるけど、90歳で梯子にのって鳶よろしく植木をいじる親父もすごい。

先日その親父も91歳になった。大正14年生まれなので、年と昭和の数が同じ。

つまり今年は「昭和でいうと、昭和91年。戦争が終わって71年目。」ということにあいなる。

今年は申年。厄年であり、還暦を迎える年だ。

大みそかまで「蕎麦打ち」をばんばんやり、新人の蕎麦打ちさんらのケツをバンバンたたき、

なんとか、大みそかのボクシングをテレビで観戦した後、除夜の鐘を聴いた。

朝寝坊して、お店にいき、三番叟の猿と、神棚にお神酒を供え、姪っ子たちと約束

した「新年の鮨会」の準備。幸い、近くのお店が新年から空いているので(全国どこもそう)、

魚はそこで調達し、柳包丁だけを研いで、珈琲の器具の入った茶箱とかを車に積んで

蒲田までいく。人が少なくなった東京は車が少なく、いつもの半分くらいで着くつもりだったが、

渋滞個所もあり、3分遅刻。昼は5歳になる姪っ子の「かのん」に手伝ってもらいながら、

ガレットを人数分の10枚焼く。かのんが軽いやけどをしたけど、「元気シール」に指をつけると

すぐに痛みがとれた。天真爛漫な子どもには、この「TQ技術」のすごさが正直に伝わって気持ちがいい。

夜は「鮨会」だ。10人で一升ごはんを炊いた。飯台で酢飯を作る。もちろん子供たちも参加。

飯を炊く人、うちわであおぐ人、酢飯をしゃもじで作る人・・・みんなでやると鮨も楽しいもんだ。

ネタは、マグロ、ぶり、赤貝、ひらめ、いくら、卵焼きをもっていった。親戚にあたる平井の

「やなか草」の親父がふぐのさしみをくれたので、豪華な鮨会になった。有名なラーメン屋さん

だが、もとは板前で、ふぐの調理免許ももっている。

子供たちは、イクラと卵に人気が集中。大人たちは、「なんといってもマグロですよ」よろしく、赤い鮨

が、どんどん胃袋の中に消えていく。今回は、燕の金物やさんが特許申請中の「鮨のにぎり製造機?」

のようなものをもっていったので、子どもたちにも、おもちゃ感覚で「にぎり鮨」ができて、おおいに盛り上がった。

その日は暮れの疲れもあって爆睡し、9時にみんなで、東京湾アクアライン経由で千葉の市原にいく。

アットホームな動物園が目的地。「さゆりワールド」と「ぞうの国」という、あまり知られていないが、

小さなサファリーパークみたいで、キリンやぞうさんたちに直接えさを与えることができる楽園だ。

犬もいるし、「この星で一番危険な動物」と書いた、人間が入るオリまである。まさにいいえて妙だ。

木更津?にアウトレットができたせいか、森田健作効果?か知らないけど、正月2日のアクアラインは

行きも帰りも大渋滞だった。

今日はやっと年賀状を書き、仕込みをし、これからお屠蘇。酔香さんからもらった「さる酒」を飲む予定。

明日の朝の「卵かけごはん」が事始め。8時スタート。