長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

千利休もやっていないようなお茶会?

2015-11-02 05:43:28 | Weblog

昨日は日曜日なので、16時で閉店し、それから「日曜そば打ち大学」。

前々回あたりに、アメリカから夏休みに遊びにきた時に、高校生と中学生の

兄弟が蕎麦を打ったことがあったけど、昨日はアトランタの有名なレストランのシェフ

がきた。最初から気合いが入っている。目つきが真剣だ。山陰の酒蔵で買った「回春」

と書いた前掛けをしたら、似合っていた。ちょうど字が、「まと」あたりにくる。回春の意味を

お弟子様のひとりが英語でしゃべったら、「ちょうどこの位置にくるのが、グッド」みたいなことを

いって笑った。ポール?(アメリカ人はみなポールになるけど)は14歳で学校を中退して料理の

世界にはいり20年、つまりまだ35歳なので、ポールのポールは回春といより、春爛漫であろうけど。

3人が蕎麦を元気に打ったころ、ポールの奥方や友人たちがきて、二階で「座敷で蕎麦遊び」をした。

最近は日本人でも「座敷では足がいたいので座れない」という人が多いが、昨日の人たちは、

「一階のイスより、二階の座敷のほうがいい」といった。

ぼくのお弟子様の英語は、普通のアメリカ人よりもすごい。それは、ニューヨークで生まれ、

日本に帰ってきて日本の文化を学び、国際会議やいろんなシンポジウムなので通訳をして

きたから、微妙なニュアンスのことが同時通訳のように流暢だ。

昨日は遠山満の掛け軸や、そこに飾った久保さんの花器、投げ入れたススキの話、

ソバガギの作り方、日本酒とそれを入れた久保さんの黄瀬戸の片口の話、彼らが

参加した国際フォーラムの話などなど、異文化コミュニケーションに花が咲いた。

今日はこれから、卵かけごはん。若いファッション関係のお弟子さまが7時に蕎麦を打ちに

くるので、これから出陣。

夜は「長屋で女史会」

明日は「英語で蕎麦会」昨日のような素敵な外人さんたちと蕎麦会ができますように。。。

水曜日から来週13日(木)まで「松休み」90歳になる父に、松の手入れを教わりに帰省します。

60から植木屋に転身したら天真も最終章?