長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

鯵のひらき

2014-04-13 08:48:09 | Weblog

朝ごはんには、だいたい島源のアジの開きを食べる。

駿河湾でとれる鯵は美味く、しかもそれを天日干しにしているし、

化学調味料的なものを使っていないので、とても安心。

先日知りあいの魚屋に生きのいい長崎の鯵があったので、

さっそくそれを開いて、海水の濃さの塩水に一時間つけ、半日天日干しにして、

今朝食べた。もちろん焼いて・・。自分で手を加えただけのことがあり、また格別な鯵の味。

ぼくの故郷は福岡の宗像。玄界灘の近くで、そこでとれた鯵を「玄ちゃんアジ」という。らしい。

ユルキャラやイマダサなネーミングが流行っているけど、ゴロは悪いし、全国区

にはなれないけど、美味さは筆舌が及ばない。九州で一番大きな漁港は鐘崎漁港。

そこの人たちが何百年か前に時化(しけ)で能登までたどりついて、漁法やいろいろな文化を

残した、という話は有名だ。方言やお祭りにも共通のものがあまたあるらしい。

明日は「卵かけごはん」 オプションで「自家製鯵の開き」を登場させたいところだが・・・まだまだ先。

明日の夜は「易の勉強会」

火曜日が「書をしよう会」

水曜日が「かっぽれ」

先週、古本屋で加藤唐九郎さんの茶会の記事があった。

「世の中にまったく新しいものなんてありえない、古いこと、伝統のうえに初めて

新しいものが生まれるんじゃ」という言葉があった。翁87歳の時の金言。

古いこと伝統に胡坐を書いていてもだめだし、基礎ができていないのに独走的

なことをやっても意味がない。「修・破・離」(しゅはり)というのは、これからの時代

も大事なことやね、ほんま。