長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お盆休み

2012-08-16 08:42:17 | Weblog
昨日今日と定休日だけど、終戦記念日と重なったりしているので、
車で遠出する気にならず、まして近くのツリーまわりに行く気にも
なれず、難民みたいな状態。

昨日は終戦記念日だった。あまり関係ないけど、前日にシューとやって
虫たちと終戦をしたので、朝一番にお店にいって掃除。
どこの国の政治家たちも、内政がうまくいっていないので、終戦ではなく
開戦みたいな勢いで、不穏なことがまわりでかしましくなってきた。
永田町の政治家さんたちも、いよいよ解散になり、それぞれの戦いの終戦を
みそうなそんな気配。小学校からの友達の民主党の末松義規くんもまた戦闘モード
になる。もし負けたら、田舎に帰って「塾」でもやらないかな。そしてら手伝う
こともあるかも。政経塾とかではなく、「論語と卓球」とか「老子の蕎麦会」とか「朝の座禅会」
なんかだったら、彼らしくておもしろい。
(きっと近々、このブログを読んで、電話がかかってくる。ときどき書くと、秘書
が読んでいるのか、すぐに反応がある)


その後は、「ひとり茶」を二階でやる。星野村の玉露を宝瓶で入れて、
京焼きのこぶりの茶碗に入れる。ひとつは床の間に手向け、ひとつを
自分で飲む。矛盾がない、というより、五感、休みで少しゆるんでいるけど、
体の全細胞がお茶を入れるのに集中して、「無」の状態になれるのがいい。
月に一度、ここで「無茶しぃの会」をやっている時も、きっとみんなも
そんな気分になれ、ひごろの体内時計とか神経がリセットされているに違いない。
お手前というか、作法というのは、基本的におさえておきたい(先人たちが、おいしいお茶
を入れるのにいい方法を生み出してきた)だけど、無作法であっても、おいしく飲む、
という気持ちをもっていれば、それでいいと思ったりする。
修・破・離、という道の中に発見する大事なものもあるけど、ささやかな小道で見つける路傍の花
みたいなものもまたよし。

オリンピックが終わり、盆休みが終わったら、また暑い夏の陣が始まりそうだ。
世界中がこんとんとしてきたけど、もともとこの世は、こんとん。
明日が今日と同じ日になるはずはなく、一寸先は誰もわからない。無常。
でも、いろいろなことがあっても、「一寸先は光」である、と信じたい。感謝。