昨日は、赤松林太郎さんと、東桂子さんによる連弾「一台四手の世界」
だった。一台のピアノを、2人で演奏する。体がぶつかりそうになったり、
手が交差したりしながら、ドビュッシーのカンタータから、6つの古代エピグラフ
(墓碑銘・・・・・夏の風の神、パンを祈るために、エジプト女のために・・
とか題名もおもしろい)やら、楽しいリズムの小組曲まで、息のあった粋なタッチの
連弾だった。4つの手だけど、その時の動きは、千手観音を彷彿させるようなものだ。
いろいろな音楽家たちがやってくるけど、天真庵では「連弾」は初めてで、意義深く、
味わい深い秋の夜だった。空気が澄み切っていると、ピアノの音も調子がいいし、
銚子で飲むぬる燗がまたいい。夜おそくまで、四方山話をしながら、林太郎と久保さんの焼締めのぐいのみで、ぐいぐいと飲んだ。
11月23日に、神戸でまたこの2人の連弾がある。赤松林太郎くんのHPで
確認して、ぜひいってみてほしい。神戸で聴くと、いっそう素敵な夜に
なるに違いない。
白玉の葉にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
秋になると、牧水のこの詩がしみる。
3日続けて、素敵なコンサートが終わり、今日はお休み。
今日は別府から清水先生がきて、「1日竹教室」がある。
明日も、「1日竹教室」で、とうじ蕎麦のざる?(蕎麦をすくう道具)
をつくり、それで「とうじそばを食べる」というイベント。
いつもの水木は、マチを脱走して、ムラに行き、蕎麦を食べるのが
ならわしになっているけど、今週はマチでムラ遊びを愉しむ。
4日(金)から9日(水)までは、木曾の塗師(ぬし)たちが主に
なって、「うるしの展覧会」をやる。うちの「ほっととり蕎麦」
を食べる時に使っている漆の椀は、巣山定一さんがつくって
くれたものだ。使えば使うほど、美人になる不思議な椀だ。
大量生産や使い捨てや、ヒャッキンや外国産におされ、身のまわり
が、「そんなものだらけ」になった生活に、たがを締める、という意味
では、食卓にひとつ「好きな漆の器」を置いてみるのはいいことだ。
「日本人に生まれてよかった」と、細胞の中の小さなDNAが、喜ぶ
に違いない。そんな楽しみを失ったら、われわれは日本人ではなくなる。
5日はオープニングみたいな元気なJAZZ。9日がエンディング
のようなクラシック。
平木かよさんがニューヨークから
やってきて、ベースの関口宗之さんとやってくれる。
彼女は、ニューヨークシティーマラソンの時、特設会場で3万人の
ランナーズたちに、ピアノでエールをおくった、という伝説のジャズ
ピアニスト。もちろん、NYのブルーノートでのライブの経験もある。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)
9日(水) ピアノとチェロの調べ
演奏:野代 奈緒(ピアノ)・竹本 聖子(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
女子大生みたいなふたりが、定期的に天真庵でやってくれている。
固定ファンが多く、ほぼ満席に近い。
だった。一台のピアノを、2人で演奏する。体がぶつかりそうになったり、
手が交差したりしながら、ドビュッシーのカンタータから、6つの古代エピグラフ
(墓碑銘・・・・・夏の風の神、パンを祈るために、エジプト女のために・・
とか題名もおもしろい)やら、楽しいリズムの小組曲まで、息のあった粋なタッチの
連弾だった。4つの手だけど、その時の動きは、千手観音を彷彿させるようなものだ。
いろいろな音楽家たちがやってくるけど、天真庵では「連弾」は初めてで、意義深く、
味わい深い秋の夜だった。空気が澄み切っていると、ピアノの音も調子がいいし、
銚子で飲むぬる燗がまたいい。夜おそくまで、四方山話をしながら、林太郎と久保さんの焼締めのぐいのみで、ぐいぐいと飲んだ。
11月23日に、神戸でまたこの2人の連弾がある。赤松林太郎くんのHPで
確認して、ぜひいってみてほしい。神戸で聴くと、いっそう素敵な夜に
なるに違いない。
白玉の葉にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
秋になると、牧水のこの詩がしみる。
3日続けて、素敵なコンサートが終わり、今日はお休み。
今日は別府から清水先生がきて、「1日竹教室」がある。
明日も、「1日竹教室」で、とうじ蕎麦のざる?(蕎麦をすくう道具)
をつくり、それで「とうじそばを食べる」というイベント。
いつもの水木は、マチを脱走して、ムラに行き、蕎麦を食べるのが
ならわしになっているけど、今週はマチでムラ遊びを愉しむ。
4日(金)から9日(水)までは、木曾の塗師(ぬし)たちが主に
なって、「うるしの展覧会」をやる。うちの「ほっととり蕎麦」
を食べる時に使っている漆の椀は、巣山定一さんがつくって
くれたものだ。使えば使うほど、美人になる不思議な椀だ。
大量生産や使い捨てや、ヒャッキンや外国産におされ、身のまわり
が、「そんなものだらけ」になった生活に、たがを締める、という意味
では、食卓にひとつ「好きな漆の器」を置いてみるのはいいことだ。
「日本人に生まれてよかった」と、細胞の中の小さなDNAが、喜ぶ
に違いない。そんな楽しみを失ったら、われわれは日本人ではなくなる。
5日はオープニングみたいな元気なJAZZ。9日がエンディング
のようなクラシック。
平木かよさんがニューヨークから
やってきて、ベースの関口宗之さんとやってくれる。
彼女は、ニューヨークシティーマラソンの時、特設会場で3万人の
ランナーズたちに、ピアノでエールをおくった、という伝説のジャズ
ピアニスト。もちろん、NYのブルーノートでのライブの経験もある。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)
9日(水) ピアノとチェロの調べ
演奏:野代 奈緒(ピアノ)・竹本 聖子(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
女子大生みたいなふたりが、定期的に天真庵でやってくれている。
固定ファンが多く、ほぼ満席に近い。