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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

芸術の秋

2011-10-25 08:32:54 | Weblog
晩秋とは思えないくらいに、なま暖かい朝だ。
庭には、四十雀がきて、自慢の声で歌っている。
いつもなら冬支度で池のメダカたちが、冬眠の準備で
すこし動きがにぶくなるのだが、活発にエサを食べている。
3月に大震災があったり、猛暑や台風・・・きっとこのまま
うかうかと、長い眠りにつくのは、心配なんだろう。
人も鳥もメダカやカエルも、この星に同居する仲間たち。
この浮雲急を告げるようなごじせいに、同じように不安な気持ちで
いるのだろう。あまり神経質になってもよくないが、
「人生二度なし、今日も二度なし」の気概で生きていくしかない。

「おんぷ」の兄弟で、「きゅうふ」と名づけたネコが3日ぶりに、
天真庵のオープンエアーなスペースに顔を出した。のらねこ
たちも、放射能の高染度のところで生活しているので、きがきではなさそうだ。
出汁をとったアゴを一匹あげたら、よろこんでいた。みんな食べるのにやっとこさ
の時代だ。

今日の夜から出発して、金曜日の夜まで、旅の空。
金曜日は勝手ながら、臨時休業。あしからず。


29日(土)は「お花のお稽古」
先月生けた「葉蘭」が、緑緑していて、すがすがしい。
PCを置いてある部屋の床の間には、池玉蘭(池大雅の奥さん)
の、野生の蘭の絵が飾ってある。庭に設楽の「やぶれ壺」が描いて
ある。貧しいけれど、楽しい日常が表現されていて、いい。
この家にきて3年毎日眺めているけど、飽きない絵だ。池大雅も
玉蘭も、煎茶を楽しみながら生き暮らした人たちだ。

30日(日)は「JAZZ十間橋」
きゅうふが休憩している天真庵のオープンエアーな場所、もなか屋が
あったところが本部。時代にあわせて「省エネ」な音楽祭。でも150人の
チケットがすぐに完売した。
「ともに楽しむ」という意味では、最高の音楽祭。
十間橋通りが、ニューオリンズやブルックリンみたいに感じられる日。

31日(月)は「ねっと31」国貞雅子とゲルシーで、JAZZがある。
若手のジャズピアニストとして頭角をあらわし、内外のトップ
ジャズマンたちとセッションしているゲルシーの二度目の
天真庵ジャズ。前回は、案内する前に満席だった。
今回は、その筋にまだ発表していないので、なるべく新しい
お客さんにきていただき、天才・国貞とのコラボを楽しんで
もらいたい。4000円(蕎麦会つき)

11月1日(火)は赤松林太郎くんと、東桂子の連弾。
クラシック寺子屋など、クラシック音楽の啓蒙や、
音楽活動に油がのってきた彼らの愉しみなコンサートだ。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


ちょっと間があいて、11月5日(土)は平木かよさんがンミューヨークから
やってきて、ベースの関口宗之さんと、ライブ。
彼女は、ニューヨークシティーマラソンの時、特設会場で3万人の
ランナーズたちに、ピアノでエールをおくった、という伝説のジャズ
ピアニスト。もちろん、NYのブルーノートでのライブの経験もある。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)

9日(水) ピアノとチェロの調べ
演奏:野代 奈緒(ピアノ)・竹本 聖子(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
女子大生みたいなふたりが、定期的に天真庵でやってくれている。
固定ファンが多く、ほぼ満席に近い。

12月3日は、グリンピース」のはつらつコンビの定期コンサート。
東京音大出身のふたりが、先輩が始めた「押上文庫」で三日続けて
コンサートを企画した。とても楽しみだ。

12月の28日には、ベルギーからあのピアニストが来日して、
やまねさんとコンサート。プラス、ドイツから帰ってきた
あの人も参加して、豪華な年末コンサートが決定した。
今年はいろいろなことがあったけど、これで締められる。