長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

春慶寺にて

2011-10-09 08:14:35 | Weblog
昨日は、福田はつさんの通夜が春慶寺にて、おこなわれた。
お店を早仕舞いして、礼服に着替えて、でかけた。ひさしぶり
にネクタイを締めたけど、まだボケてなくすんなりいって、時間
に余裕があったので、駅前のマックに入り、3年ぶりくらいにフィレオフィッシュ
を食べた。

10分くらい前にいくと、人がたくさんいた。
当たり前だけど、お寺の住職さんたちも、福田さんの家族たちも、
お手伝いの町会の人たちも、弔問の人ちちも、顔なじみばかりで、
なんとなく安心して通夜を迎えられた気持ちがした。おばあちゃんの遺影
は、ふっくらしていて、素敵な着物姿。ぼくが出会った時には、もう80歳の
齢を重ねていたので、なじみのない顔だったけど、おばあちゃんに違いない。
音楽家や俳優さんたちが「自分の一番美しい顔」をパンフなどにのせるのよりも
真実味のある顔だった。

司会の女性が、「最近は隣のおそばやさんで、蕎麦を手繰りながら
日本酒を飲むのを楽しんだ」と紹介された。お気に入りの酒器は、巣山さんの
漆器の片口と、久保さんの絵師野の盃を好んだ。そば豆腐やそばがきで日本酒を
飲みながら、最後に蕎麦で締める、というのが、ならわしだった。この1年は食
が細くなって、そばがきかそばのどちらかでしめたけど。
隣のお店にくるのに、化粧をし、お洒落をしてこれれた。なにせすっぴんで病院に
いったりするときは、しか、として店の前を通った。「私の信条」とか美意識
とかが、最後までぶれてなかったように思う。

今日は、「開運 易占鑑定」の日。13時から19時まで。
明日は「エリカ庵」
おばあちゃんも元気なころは、楽しみにしていた。あまり自分の人生を
語らなかったけど、体がほぐれてきたら、いろいろ若かりしころの話を
したらしい。
明日の夜は、「易の勉強会」
今朝の朝日新聞にのってるけど、明日は「南千住 下町音楽祭」
かよちゃんの写真入りで大きくでていた。

かよちゃんが21日(金)に、天真庵でコンサートをやってくれる。
故・野村富造さんの遺作展の前夜祭みたいな感じ。
いい人たちが、あちらの世界へ急いで旅立っていくようだ。