長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

行李柳をいける

2011-10-30 08:16:54 | Weblog
昨日は、行李柳を生けた。
寸胴に水をはり、柳の木で「くばり」をつくる。
もっとも集中する時間。なにごとも「土台つくり」が肝心肝心。
そこに、真(しん)になる柳をきめる。床の間の掛軸を中心としたら、
左に置くのを本勝手、右を逆勝手という。日本人の美意識の黄金則みたいな
ものだ。無駄な枝を切り落とし、「副」(そえ)をつくる。真が男で副が女。
あまりべたべたとすっついていても気持ちが悪いし、適当な距離感・間が肝要。
真の前に「あしらい」をおき、りんどうの花を、前にいける。枯れている柳
とのコントラストが絶妙だ。胡蝶蘭みたいなでしゃばりな女を前におくと、
品格が地に落ちる。ほどほど、ひかえめ、中庸、みたいなものを学ぶ。


今日は「JAZZ十間橋」
うらぶれたシャッター通りにジャズマンたちが遊ぶ日。
予想に反して天気もよさそうだし、最高の気分。
残念ながらチケットはすでに完売。


31日(月)は朝は「卵かけごはん」夜は「ねっと31」国貞雅子とゲルシーで、JAZZがある。
若手のジャズピアニストとして頭角をあらわし、内外のトップ
ジャズマンたちとセッションしているゲルシーの二度目の
天真庵ジャズ。前回は、案内する前に満席だった。
今回は、その筋にまだ発表していないので、なるべく新しい
お客さんにきていただき、天才・国貞とのコラボを楽しんで
もらいたい。4000円(蕎麦会つき)

11月1日(火)は赤松林太郎くんと、東桂子の連弾。
クラシック寺子屋など、クラシック音楽の啓蒙や、
音楽活動に油がのってきた彼らの愉しみなコンサートだ。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


ちょっと間があいて、11月5日(土)は平木かよさんがンミューヨークから
やってきて、ベースの関口宗之さんと、ライブ。
彼女は、ニューヨークシティーマラソンの時、特設会場で3万人の
ランナーズたちに、ピアノでエールをおくった、という伝説のジャズ
ピアニスト。もちろん、NYのブルーノートでのライブの経験もある。
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)

9日(水) ピアノとチェロの調べ
演奏:野代 奈緒(ピアノ)・竹本 聖子(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)
女子大生みたいなふたりが、定期的に天真庵でやってくれている。
固定ファンが多く、ほぼ満席に近い。

12月3日は、グリンピース」のはつらつコンビの定期コンサート。
東京音大出身のふたりが、先輩が始めた「押上文庫」で三日続けて
コンサートを企画した。とても楽しみだ。

12月の28日には、ベルギーからあのピアニストが来日して、
やまねさんとコンサート。プラス、ドイツから帰ってきた
あの人も参加して、豪華な年末コンサートが決定した。
今年はいろいろなことがあったけど、これで締められる。